バイオ研究や医療などで活用が期待される人工素材のコラーゲンを開発・製造するバイオベンチャー企業のユニクス株式会社が、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で投資申し込みを募る。プロジェクト「次世代“生体材料”をヘルスケアから医療分野まで展開!新技術でアレルギー疾患の課題に挑むバイオベンチャー『ユニクス』」は、申込期間11月28日から30日、目標募集額1503万円、上限応募額6012万円。投資金額と株数は9万円 (9個)、18万円 (18個)、27万円 (27個)、36万円 (36個)、45万円 (45個)の5コース。
同社は独自素材「Poly(L-prolyl-L-hydroxyprolyl-glycine:人工コラーゲン)」の研究開発・製造と、医療分野への応用を手掛けている。この人工コラーゲンは非動物由来のアミノ酸を原料として作られており、従来の動物組織などから抽出される従来のコラーゲンのような「アレルギーの危険性」や「ウイルス混入の不安」といった課題を解消している。
また、人工コラーゲンはスポンジ、フィルム、パウダー、ゲル、シート、ファイバーなど多様な形状に変えることも可能。「様々な形状や技術と組み合わせることにより、その応用範囲は無限大」と同社は訴求している。
最初は皮膚炎患者向けのヘルスケア化粧品として、自社で製造・販売を予定。その後は製品や開発品から得られたデータを用い、大学、医療関連企業などとの研究を通して、将来的に再生医療分野に応用することを目指す。ペット向けの止血ジェルと止血シールも開発中。皮膚組織再生シートの開発も進めており、特に大学と行っている皮膚組織再生シートについては従来の課題だった培養の難しさ、高コストなどの解決にも意欲を見せる。
すでに国内の大手化粧品メーカーなど数十社を販路として保有。物質特許、製法特許、応用特許なども競合優位性としている。製造は韓国KOSDAQ上場企業に依頼し、ファブレス化で生産を行っている。この企業は化粧品や医薬品の原料製造を幅広く手掛けており、受注に合わせた設備の増強、またアウトソーシングによる生産コストの圧縮が可能になるという。
ほか、特定非営利活動法人などへの製品提供、会員制の購買システム、豚やアルコールが使えないハラール市場への展開も構想している。IPOは2025年、売上高約24億円を想定。同年までに、アトピー性皮膚炎用製品25万個の販売を計画している。
ファンディーノは株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービスで、投資家と企業のマッチングを行う。1口10万円前後の小口から、IPOやバイアウトを目指す企業に投資可能。投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認できる。応募企業は個人投資家保護の観点から、詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づく。
審査過程は公認会計士・弁護士・税理士など有識者を中心としたチームで行い、審査会議は多数決ではなく審査員全員一致でなければ通過できない。サービス開始からの累計成約額は40億1649万円、累計成約件数123件、投資家数4万8034人(11月22日現在)。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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