製薬工場用除染装置のトラステック愛知が株式投資型CF「ファンディーノ」で資金調達へ

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電源装置、除菌システムの製造・開発を手掛ける株式会社トラステック愛知が、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で募集による投資申し込みの受付を9月30日から10月2日の3日間実施する。ファンディーノで公開された情報によると、第164号案件「製薬工場で使われている除染装置からヒントを得た“プロ向け除菌装置”を開発!一部屋約20分で除菌する『Weraser(ウイレイサー)』」は目標調達額1500万円、上限応募額6千万円。応募金額は10万円(2株)、30万円(6株)、50万円(10株)の3コース。

同社の電源装置は、高電圧送電を受ける工場や大型商業施設などに導入され、送電やショートなどの異常を感知するのが特徴。除菌システムは2015年から展開しており、二酸化塩素ガス発生装置「ESCO Willmaster(エスコ ウィルマスター)」の名称で製造・販売している。気中拡散性に優れ、空中からドアノブや壁の表面など隅々まで除菌可能なうえ、除菌後に残存ガスの回収を行うため、拭き取り作業が不要で、ガス濃度が規定値以下になればすぐ作業に入れるという。

二酸化塩素ガスを使用した除菌システム「ESCO Willmaster(エスコ・ウィルマスター)」

現在は病院の病室や待合室などの小規模空間で利用できる持ち運びが可能な小型除菌システム「Weraser奏(ウイレイサーかなで)」を、年内販売に向けて開発中だ。

小型除菌装置「Weraser奏(ウイレイサーかなで)」

「当社の製品は、健康への危険性や環境悪化、時間がかかるといった従来の除菌システムの課題を解消しており、得意とする繊細な計測技術と効果的な薬剤が融合すれば、より効率的なシステムが開発できる」と同社。ファンディーノで調達が成約した場合、資金を開発、販売拡大に充てていく。「少しでも世の中の空気が綺麗になり、ウイルスによる望まれない不幸を減らしていく」ことをミッションに掲げる。

マイルストーンではIPOは2026年のIPO、売上高約12億円を計画。20年に小型除菌装置(アクティブ型噴霧式・ガス式)を発売、病院、ホテル、学校、スーパーマーケット、コンビニに販売あるいはレンタルを促進。21年に小型除菌装置の販売網の整備、22年に二酸化塩素水生成器の供給、23年に外注先の整備と歩を進め、26年までに日本全国200箇所以上に小型除菌装置の導入を目指す。

トラステック愛知が資金調達を行う「ファンディーノ」は、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型CFサービス。累計成約額は9月22日時点で36億 6079万円、累計成約件数は113件、投資家数3万8905人。

資金調達の応募企業に対しては、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、審査方針は、将来的にスケールする可能性、革新性、独自性といった明確な基準に基づく。審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議では多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

なお、ファンディーノでは9月30日まで「サラリーマン金太郎 × FUNDINNO Go! Investor キャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年10月31日午後11時59分まで。ギフト券は11月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。

サラリーマン金太郎 × FUNDINNO Go! Investor キャンペーン

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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