赤外線心臓手術システムで不整脈の新たな治療法実現に挑む、医療ベンチャーがFUNDINNOで資金調達へ

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産学官連携により身体への負荷が少ない赤外線心臓手術システムが完成!心房細動を患う推定100万人の患者さんへの活用が期待できる「Kyo-Co」

株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「産学官連携により身体への負荷が少ない赤外線心臓手術システムが完成!心房細動を患う推定100万人の患者さんへの活用が期待できる『Kyo-Co』」が公開された。株式を発行する株式会社フォーメックは手術用医療機器を中心に各分野の医療機器を開発・製造しているベンチャー企業で、エンジェル出資実績もある。投資申し込みは3月27日〜3月29日、目標募集額4005万円、上限応募額6003万円。1口9万円、1人5口まで。

フォーメック社はレーザー装置や光技術を使った手術用医療機器の取り扱いを強みとしており、現在は、近年有病者が増加している「心房細動(不整脈)」の低侵襲治療(なるべく体に傷をつけずに行う治療)の実現のため、産学官連携で研究・開発を行い、赤外線凝固手術器「Kyo-Co(キョーコ)」を開発した。

赤外線凝固手術器「Kyo-Co(キョーコ)」

キョーコは、心房細動の低侵襲な治療と脳梗塞予防が一度に実行できる術式として現在臨床試験中、2022年の販売開始を目指している。将来は、他臓器の腫瘍も切開せず赤外線の照射で治療できたり、止血、感染創処置、肺気腫など様々な疾患にも応用できる可能性も見込む。

赤外線凝固手術器「Kyo-Co(キョーコ)」による治療のポイント

キョーコをあらゆる分野の治療で活用できるプラットフォームにするため、心臓外科以外の外科系他科へ、治療に関する疾患ごとの可能性を精査して、新しい治療の開発テーマを持ち込む。ほか、販売業者との特約代理店契約や専門学会や展示会などでの紹介を通して機器の知名度を上げていく計画だ。また、国内販売4年目までには、米国での特許および医療機器認定を取得して米国の心臓外科市場でも販売をスタート、日・米両国で販売網の構築を計画している。

ファンディーノでの調達資金は最終商品化変更改良費、製造契約金、GVP(製造販売後における安全管理の基準)安全管理責任者雇用などに充てる。IPOは2027年を目標とし、売上高約34億円を想定。同年内にキョーコの累計販売台数約640台を計画する。

ファンディーノは日本初の株式投資型CFサービスのプラットフォーム。1口10万円前後からIPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資ができる。ベンチャー企業は各地から集まり、その中から厳しい審査を通過した企業のみが投資家の募集を行える。普通株式や新株予約権への投資となるため、投資家は投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができ、企業によってはエンジェル税制を活用できる、株主優待といった特典を受けられることもある、新しい投資体験が可能。なお、ファンディーノでの投資は、投資家にも投資適格性などの審査が必要となる。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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