カーボン素材「CFRP」製造コストの課題を解決するミズホクラフト、株式投資型CFで資金調達へ

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カーボン複合材(CFRP)メーカー向けに、製造や加工用の治具(装置)を供給するミズホクラフト株式会社が 株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2020年10月15日から17日まで募集による投資申込みの受付を実施する。CFRPは鉄やアルミなどの金属に代わる次世代の素材として注目されている素材で、同社の技術は製造における大幅な時間短縮とコスト削減を可能にしており、電気自動車やドローンといったパーツ製造企業への導入を目指す。目標募集額2500万円、上限応募額5400万円。投資金額と株数は10万円(10株)、30万円 (30株)、50万円 (50株)の3コース。

CFRPは次世代産業として注目されている電気自動車、ドローン、ロボットなどの素材として需要が見込まれ、今後、大きな市場に発展する可能性がある分野。しかし、量産化には製造設備・製造コストが高く、製造に時間がかかる。同社は約11年、航空機のCFRP部分の修理に必要な機材の製造・開発を行ってきた知見を生かし、CFRPをこれまでの約半分の時間で製造する装置の開発に成功した。

3次元ヒーター、ホットボンダ―(温度コントローラー)、オートクレーブ

具体的には、独自に開発した3次元ヒーター、ホットボンダ―(温度コントローラー)、オートクレーブの3製品を併用する工法で、同社の実験では加熱工程の時間を従来の3分の1に短縮、製造工程全体の時間を従来の約半分に短縮可能という。また、双日グループで航空機器を扱う双日エアロスペース株式会社とアライアンスを結び、 装置の納入先へのフォロー体制も含めた高品質かつスピーディな対応も強みとしている。

カーボン複合材(CFRP)の主な使用用途

今後は電気自動車やドローンといったパーツ製造企業への導入を提案する。 調達した資金は、世界中の企業が製造したい製品のデモ版をオンラインで注文するシステムの導入や映像広告による認知度の拡大を図り、 その後は導入先企業が製造を開始できるまでサポートする仕組みを構築していく計画だ。2027年のIPOを予定し、同年の売上高約12億円を想定する。

ミズホクラフト社が資金調達を行う「ファンディーノ」は、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型クラウドファンディングサービス。プラットフォームを通じ、一般投資家がIPOやバイアウトなどを目指す未上場企業の株式を10万円前後から購入できる。累計成約額36億9692万円、累計成約件数114件、投資家数4万475人(10月7日現在)。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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