株式会社FUNDINNO(ファンディーノ)は3月24日、未上場株式を売買できるオンラインサービス「FUNDINNO MARKET」の会員ページで「ファン投資家」向けIR機能をリリースした。資本業務提携している株式会社Macbee Planetのサービス「I-Robee」を活用している。
IR(インベスター・リレーションズ)は、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信すること。I-RobeeはIRのDX化を支援するコミュニケーションボットで、チャットボットによる質問に自動返答、ポップアップをクリックすることで会社理解を深めるコンテンツに誘導する、更新情報を投資家のブラウザに通知する、アクセス情報や施策の成果、投資家からの問い合わせ内容などのデータをグラフィカルにレポートするといった機能が特徴。
FUNDINNO MARKETは2021年12月にリリース。日本証券業協会が提供する「株主コミュニティ」という制度を活用し、オンラインによる株主コミュニティを活用した未上場株の取引を実現した。投資家は未上場株式の売買ができ、利用企業には将来、私募での大型調達も可能となるメリットがある。
未上場株式企業の情報は上場企業と比較すると頻度、内容とも少なく、ファンディーノ社の株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」を利用する投資家からは、投資先企業のホームページやFUNDINNOでの開示情報の他にも情報収集することが多いという声が寄せられていた。
Macbee Planet社はデータを活用したマーケティング分析サービスを手掛け、販売促進、集客、知名度向上といった企業のニーズに、LTV(Life Time Value 顧客生涯価値)を予測し、ROI(投資利益率)の最適化を実現する。
ファンディーノ社は「資金調達を計画している企業の夢の実現を応援するMacbee Planetとともに、当社の理念『フェアに挑戦する未来を創る』を実現していく」とコメントを発表した。
同社は今月、岡三証券グループとの資本業務提携や株式会社博報堂の「ミライの事業室」との業務提携を相次いで発表。異業種との積極的な協業によってサービス拡充に動いている。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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