株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「第2回世界中のQRコード決済をひとつに。独自デバイスで様々な設備を簡単にキャッシュレス化『次世代決済プラットフォーム』」(申し込み期間2020年10月17日~19日)の情報が公開された。株式発行者のリンクトラスト・ペイ株式会社は独自デバイス「smart QRLink」でキャッシュレス決済の普及を目指しており、2019年9月の投資申し込みは目標募集額1500万円、上限応募額5千万円に対し4740万円を集め成約した。今回は目標募集額1200万円、上限応募額4800万円。1口 10万、1人 5口まで。
同社のデバイスは自動販売機をはじめ、既存の機器(コインパーキング、コインロッカー、コインランドリー、ゲーム機器など)基板に後付けで取り付け可能で、既存の機器を「キャッシュレス決済」「IoT化」対応にできる。日本国内にある500万台弱の自動販売機などがターゲットだ。前回の資金調達後、既存設備の改造なしでQRコード決済、IoT化を可能にする専用機器の開発を完了。また、東京電力ホールディングスが主催する新規事業コンテストで198社の中から最優秀賞を受賞、共同事業へ向け準備を進めている。また、新たに投入した「AI顔認証ソリューション」が大手企業や大学などに導入され、今期上期の売上高は約3400万円となった。
今後は日本国内にとどまらず、「グローバルマルチ決済」サービスを、中国(香港など)、韓国での決済にも対応させる。同社は国内外のQRコード決済を一括で処理できる「マルチ決済サービス」を提供しており、既に、中国で普及している「AliPay」「WeChatPay」や、日本の「PayPay」「メルペイ」「au pay」、韓国の「LiiVペイ」なども利用することができる。
これに加え、キャッシュレス化端末「決済プラス」により、複数のQRコード決済を1つにまとめたマルチ決済サービスのプラットフォームと、決済プラスの活用で、コロナ禍で需要の高まる無人対応という課題に応えていく。2025年のIPO、売上高15億円以上を想定する。
リンクトラスト・ペイが資金調達に活用するファンディーノは、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービス。資金を調達する企業に対しては、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しなど、厳正な審査を行う。その審査方針は、将来的にスケールする可能性、革新性、独自性といった明確な基準に基づく。審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議では多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満。
投資家は、オンラインで10万円程度の少額から投資が可能。金融商品取引法にもとづいた厳正な審査を通過した将来性あるベンチャー企業に投資することで、企業がエグジット(新規株式公開) やバイアウトすれば大きなリターンも期待できる。投資先企業のビジネスの進捗情報をIRとして定期的に受け取ったり、投資先へ自身のプロフィールを公開する機能など、新しい投資体験ができることも特徴。投資には「ファンディーノ」サイトでの登録が必要となる。10月13日現在の累計成約額は37億3154万円、累計成約件数116件、投資家数4万951人。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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