依存症更正事業のヒューマンアルバ、株式投資型クラウドファンディングで資金調達へ

酒やギャンブルなどの依存症を抱える人の社会復帰支援事業を手掛ける株式会社ヒューマンアルバは株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で3月10日、事前開示を開始した。募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集額702万円、上限応募額 2808万円。1口9万円、1人5口まで。募集期間は2020年3月15日から2020年3月17日まで。

同社はアルコール、ギャンブル、薬物などの依存症を抱える人々が社会復帰するまでに必要な支援を総合的に提供する。事業は障害者総合支援法に基づく自立訓練の障害福祉サービス事業所として、回復支援施設「アルバ」を川崎市に開設している。特徴は、地域と連携し、病院、刑務所や福祉施設、生活保護課などの福祉窓口を通じて利用者紹介を募っている点、依存症の回復支援だけでなく、就労支援までをワンストップで提供している点。

収益は、施設の利用料と補助金のみで黒字になる安定基盤があり、今後はネットでの情報発信やセミナーなどの啓蒙活動を行い、依存症者の家族を含め直接同社の支援サービスを知る機会と相談の動線を設計、成長を目指す。

金井駿社長は現在26歳。自身の父親がギャンブル依存で家族に迷惑をかけ、逮捕されてしまったという体験が起業の礎となった。大学卒業後、刑務所・少年院出身者専門の就労支援会社に参画、2017年に同社を設立した。

依存症の回復支援事業は民間企業のビジネスとして成り立ちにくく、病院やNPO、社団法人など、非営利団体で行われることが一般的だったが、あえて株式会社として利益を生み出すビジネスモデルを構築し、社会的意義と実益を両立させていくことを目指す。

「依存症患者数に対し国内の治療施設は著しく少なく、病院やNPO、社団法人などがあるまでその数は圧倒的に少ない」と同社。さらに、こうした依存症は潜在数223万人とも言われ、需要は高まる分野でありながら、日本では病院の「治療」、リハビリ施設の「回復」、就労支援施設の「社会復帰」と、それぞれが独立して機能しており、同社のように依存症回復、住居、生活訓練、就労移行の支援機能を組み合わせ、依存症者の「回復」から「社会復帰」までを一気通貫で行える仕組みを構築している企業は希少だ。

今年度内にさらに、自立訓練施設を1拠点、また、新たにグループホーム施設2拠点、さらに、社会復帰のためのトレーニング施設、就労継続支援の開設を関東圏に予定しており、20年度に黒字化を目指す。施設を拠点に全国への進出も計画、既に大阪、福岡、北海道などからも要請があるという。

今回、ヒューマンアルバ社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の29億6478万円(2020年3月現在)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・口コミ

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 少額株式投資・ロボアドバイザーチーム

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