株式会社日本クラウドキャピタル(東京都品川区)が運営する株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。投資型クラウドファンディングという、日本ではまだ新しい資金調達の手法を「一般ユーザーにもわかりやすく、ポップな形で広めている」点が評価された。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加する。これまでの受賞件数は4万5000件超、製品だけでなくサービスやビジネスモデルも受賞対象となる。受賞のシンボルである「Gマーク」は、消費者へ信頼性を訴求するマークとして親しまれている。
株式投資型クラウドファンディングは、非上場株式を発行、インターネットを通じて少額づつ資金を集める仕組み。 1社あたりの年間募集金額の上限は1億円未満、投資家の1社に対する年間投資上限金額を50万円として、株式の発行による資金調達を可能にしている。
米国では中小企業の資金調達環境は日本よりも進んでおり、創業期であっても何億という資金調達ができる企業が多数存在する。一方で、日本では創業時の資本金が平均するとおよそ300万円程度と、同じビジネスを同時に始めても、スタート時に資金面だけで大きな差がついてしまう。
ファンディーノは優れた技術とアイディア持ちながら隠れた存在となっている非上場企業を支援することで日本経済を盛り上げていくことを目的に掲げる。これまで閉ざされていた非上場株式の取得を可能にし、一般の投資家でも非上場企業への出資に門戸を広げた。
受賞に際し、同社は「まずは国内で中小・ベンチャー企業を支援するサービスとして挑戦をしていきたい。今後は、国内のみならず海外に展開していくことをイメージし、力強さ・革新性をデザインに込めた」とコメントを発表した。受賞作品は10月31日から東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2018」で一般に紹介される。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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