巣ごもり消費で「ネットフリックス」など動画配信サービスの需要が高まる中、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」にも動画配信ベンチャーによる募集案件が登場した。プロジェクト名「2018年比約26%UPで急成長する動画配信サービス市場に、“インディペンデント映画”の映像クリエイティブを資産化するSaaS型ベンチャー!」(目標募集額999万円、上限応募額1998万円)は、エンターテインメント系ベンチャー企業のシネマディスカバリーズ株式会社が2月14日から16日まで投資申し込みを募る。1口9万円、1人5口まで。
同社は国内のインディペンデント映画(小規模映画作品)に特化した映画配信サービス「CINEMA DISCOVERIES(シネマディスカバリーズ)」を手掛ける。インディペンデント映画とは自主制作映画を指し、日本ではコアな映画ファンにしか認知されていない。

同社は「インディペンデント映画には世の中に出回らないだけで面白い作品が多く存在している」という視点から、面白いのに見る機会がなく制作者が儲からないというこの状況を変えるべく、インディペンデント映画のサブスクリプションにより視聴機会を提供する場としてサービスを立ち上げた。

サービスはキュレーション型で月額見放題800円(税込)、単品視聴300円〜500円(税込)で、映画祭で話題になった作品、ミニシアターで上映された旧作などを中心にプロのライターが厳選した作品を観ることができる。映画自体だけなく、映画ライターによる作品解説、監督による撮影秘話、監督紹介Q&A、テーマ性のある特集なども楽しめるのが特徴。

今回の資金調達にあたり、オンラインイベントによるファン同士の交流の場をつくることでファンのすそ野を拡げ、さらには、映画製作者への製作費の提供など、ヒット映画が生まれるような継続的な映画製作機会を生み出すことを目指す。

調達した資金はシステム、マーケティングなどの人件費に充てる。2022年度にアプリローンチとサブスクリプション展開、洋画の配信、邦画の海外配信などでスケールし、25年度に会員数30万人突破、作品数1000本超、エコシステムを完成させ、26年度内に登録会員数約70万人、累計配信数約1500本を計画。同年にIPOを予定、売上高約11億円を想定する。
同社が資金調達に活用するファンディーノは、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービス。1口10万円前後の少額からIPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる。資金を募りたい企業は全国各地、多様な業種から集まるが、同社の厳しい審査を通過した企業のみが募集を行うことができる。
普通株式や新株予約権への投資となるため、ベンチャー企業であっても投資家は投資先からのIR情報を定期的に確認できる。ファンディーノで投資を行う場合は、投資家にも登録時に投資適格性などの審査が必要となる。累計成約額45億7827万円、累計成約件数138件、ユーザー数5万5967人(2月10日現在)。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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