日本のソーシャルレンディング市場規模が1500億円突破、クラウドポート調査

ソーシャルレンディング比較サービス「クラウドポート」を運営する株式会社クラウドポートは4月26日、2017年度ソーシャルレンディング業界レポートを公開した。

同レポートによると、2017年4月1日から2018年3月31日までに募集が開始されたソーシャルレンディングの成立応募総額は158,148,922,000円だった。2015年度は339億円、2016年度は670億円と推移し、2017年度は昨対比2.4倍となった。ソーシャルレンディングサービスが普及し始めた当初は不動産案件を取り扱う事業者が目立ったが、再生可能エネルギーや海外案件など、市場規模と事業者数の拡大を背景に案件の種類が多様化しており、投資対象の選択肢が広がっている。

投資家に対して募集時に提示する平均期待利回りも上昇傾向にあり、業界全体の期待利回りの平均は税引き前で年率8.54%となった。2016年の8.1%、2017年末時の8.40%と比較し、上昇した。クラウドポートは平均利回り上昇の背景として、新規参入事業者が投資家獲得のために事業運営初期において自社の利益を少なくしてでも投資家が登録することを促す傾向があること、キャッシュバックキャンペーン実施企業が増えていることを挙げている。

クラウドポートは2018年度も引き続き複数の上場企業が業界参入を表明していることなどから、2018年もソーシャルレンディング市場規模は拡大推移すると予測している。

ソーシャルレンディングは、小口から投資に参加でき、また元本割れのリスクを考慮しても高い利回りを期待することができる点から、投資に苦手意識がある方や投資に時間や手間をかけられない方が老後に向けた自己防衛策の一つとして投資を始めるのに適した金融商品だ。

代表的なソーシャルレンディングサービスには「オーナーズブック」「maneo」「SBIソーシャルレンディング」「クラウドクレジット」「クラウドバンク」「トラストレンディング」などがある。

クラウドポートは「ソーシャルレンディング主要事業者の動向を、投資家目線に立って分析し、投資判断に資する情報を届けていくことで、国内ソーシャルレンディング市場の成長の一翼を担いたい」としている。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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