成長期待国への投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を展開するクラウドクレジット株式会社は9月25日、社会インパクト投資宣言に基づき、世界の未電化率改善を目指す「Light Up The World Project」を開始し、プロジェクト第1弾として「海外リニューアブルエナジーセクター」に初参入し、同日より「パキスタン太陽光事業者支援ファンド1号」の募集を開始した。
パキスタン太陽光事業者支援ファンド1号は、パキスタンの子会社を通じて家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売とレンタルを行っているアメリカ合衆国の企業(以下、O社)に対して、クラウドクレジット・ファンディング合同会社のエストニアのグループ会社(Crowdcredit Estonia OÜ) が貸付を行うファンドだ。
人口約2億人のパキスタンでは、十分な電力を得られているのは人口のわずか30%にとどまっており、約7千万人が電力網へのアクセスをもっておらず、さらに同数が電力網にアクセスはできても十分な電力供給を受けることができていない現状がある。O社はこのような電力を必要としている人々のうち、太陽光発電ユニットを提供することで事業を拡大することができる零細企業と農家をターゲット顧客層としている。
今回の案件の募集金額は10,000,000円、期待利回りは10.3%、運用期間は約25か月、分配方法は元利5回払、募集期間は2018年9月25日から2018年10月11日までとなっている。なお、当該案件においては、貸付金および購入債権の回収リスク、案件に関連する企業の信用リスク、為替リスク、法制度の変更リスク、カントリー・リスクに加え、元本損失のリスクが生じる可能性がある点、留意を要する。
クラウドクレジット社は開業当初から、貧困層支援や教育問題など社会的課題の解決に取り組む企業や領域に投資し、経済的リターンと社会的リターンの両立を目指す投資手法である「社会インパクト投資」や融資を世界中で行っており、これまでにも、ペルーのマイクロファイナンス機関への融資支援ファンドや、メキシコの女性起業家支援ファンドの販売を行ってきた。さらに、今後も積極的に当該分野の拡大を目指す過程で、社会インパクト投資の推進に向け積極的に取り組んでいくことを目的とし、今年6月18日には社会インパクト投資宣言を発表している。
クラウドクレジット社は、世界の信用需給をつなぐことをビジョンに掲げており、発展途上国を中心に世界中の個人・中小企業等、資金需要者に資金を届け、生活向上や経済発展に貢献することに意欲をみせている。同社の「社会インパクト投資」の投資先の開拓により、バリエーションに富んだ投資機会が提供されることに引き続き注目だ。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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