成長期待国への投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を展開するクラウドクレジット株式会社は9月25日、「メキシコ省エネ事業支援ファンドシリーズ」の募集を開始した。
当該ファンドシリーズは、ラテンアメリカおよびカリブ圏内で事業を行う投資ファンドグループのPP社の子会社でメキシコに本社を置くP社向けの融資資金として活用される。PP社は、地方自治体や商業施設向けの消費電力量の削減を通じたエネルギー効率化の推進および、太陽光発電や地熱発電などの再生可能エネルギープロジェクトへの投融資という2つの目的の達成に向け設立され、株主には米州開発銀行(IDB)、ドイツやスペインの政府系機関、JICA、コロンビアの開発銀行など大手金融機関などが名を連ねている。
メキシコはその自然条件から、太陽光発電や風力発電、再生可能エネルギーなどクリーンエネルギー発電に高いポテンシャルがあり、温室効果ガスの排出削減に積極的な国でもある。近年は、電力卸売市場を視野に入れた太陽光発電のプロジェクトが増加するなど、自然エネルギーの発電能力および総発電量の拡大は顕著であり、今後の成長が見込まれている。
こうした中、P社はメキシコ国内のリゾートであるカンクンにて、複数のホテルを展開するホテルチェーンに近代的な空調設備や太陽光温水器を導入するための運転資金として活用し、消費電力量の削減を通じて温室効果ガスの削減を図る計画だ。
今回の案件の募集金額は10,000,000円、期待利回りは6.7%、運用期間は約37か月、分配方法は元本満期一括返済(利払いは6か月ごと)、募集期間は2018年9月25日から2018年10月11日までとなっている。なお、当該案件においては、貸付金および購入債権の回収リスク、案件に関連する企業の信用リスク、為替リスク、法制度の変更リスク、カントリー・リスクに加え、元本損失のリスクが生じる可能性がある点、留意を要する。
ファンド名称 | メキシコ省エネ事業支援ファンドシリーズ1号 |
---|---|
募集金額 | 1,000万円 |
運用期間 | 2018年10月~2021年10月の約37か月 |
期待利回り | 年利6.7%(投資倍率1.196倍) |
最低投資金額 | 10,000円(追加単位:10,000円) |
販売手数料 | 0円 |
運用手数料 | 当初出資額の3.1% (年率換算約1.0%) |
通貨 | 米ドル |
分配方法 | 元本満期一括返済(利払いは6か月ごと) |
「日本の個人投資家と世界の信用市場をつなぐ」をコーポレートミッションとして掲げるクラウドクレジット社は、海外の資金需要者と日本の個人投資家を繋ぐ金融サービスを「貸付型クラウドファンディング」(ソーシャルレンディング)の形態で行ってきた。同社は今後、ファンドシリーズとしてP社へ資金を提供することで、個人投資家の資産拡大に寄与するだけでなく、メキシコの再生可能エネルギー事業の発展に貢献および温室効果ガスの削減にも貢献する見通しだ。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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