ソーシャルレンディング、募集案件数の多いサービスは?4社比較して紹介

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日本には多くのソーシャルレンディングサービスがあり、それぞれ特徴がありますが、募集案件数についても、多い・少ないなど特徴が分かれています。

募集案件数が少なすぎるソーシャルレンディングサービスは投資機会を損失してしまうこともあります。定期的に募集を行っていたり、すぐに募集が終了してしまわない募集金額の大きなサービスも並行して検討することが大切です。

そこで本記事では、比較的に募集件数の多いソーシャルレンディングにはどのようなサービスがあるのか、募集頻度などを見ていきます。ソーシャルレンディングでの投資を検討していた方はご参考下さい。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定会社・特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 募集案件数が多いソーシャルレンディングサービスの特徴
    1-1.投資金を遊ばせる時間をなくせる
    1-2.色々な案件に投資してリスク分散できる
    1-3.早期償還が起きても対応しやすい
  2. 募集案件数の多いソーシャルレンディング4社
    2-1.クラウドバンク
    2-2.クラウドクレジット
    2-3.LENDEX
    2-4.Funds
  3. まとめ

1.募集案件数が多いソーシャルレンディングサービスの特徴

募集案件数が多いソーシャルレンディングサービスには、投資家とってどのようなメリットがあるのかその具体的なポイントをご紹介します。

1-1.投資金を遊ばせる時間をなくせる

募集案件数が多いソーシャルレンディングを利用すれば、投資家は自分の資金を遊ばせる時間が短くなります。

ソーシャルレンディングは運用期間が定められており、運用の状況次第で早期償還も起こりえます。運用している案件が終了したら、すぐに次の投資案件を見つけられないと資金を遊ばせることになってしまい運用益が生まれません。

そんなときでも、募集頻度が多いソーシャルレンディングを利用すれば、運用終了後にもまたすぐ次の投資案件を見つけることができ、効率的に資金を運用することにつながります。

1-2.色々な案件に投資してリスク分散できる

募集案件数が多いと、様々な案件に投資してリスク分散できるメリットがあります。

多数の案件が提供されるであれば、いろいろな案件に資産を分けて運用できます。投資先の分野や期間、リターンやリスク、そして融資先の会社を分散することで、1つの事業・分野で問題が起きた時の損失を小さく抑えることに繋がります。

投資対象の分散は、資産運用を行う上では是非とも心がけておきたいものです。募集案件数が多いソーシャルレンディングサービスであれば手軽に分散投資を検討できるメリットがあります。

1-3.早期償還が起きても対応しやすい

ソーシャルレンディング案件は運用期間が定められていますが、運用期間終了前に早期償還が行われる可能性もあります。

ソーシャルレンディングは貸金による金利収入を得る投資方法であり、お金を借りた会社は、早期償還を行えば支払い金利が少なくなるのでできるだけ早期償還を行おうとする傾向があります。

しかし、投資家は早期償還が頻繁に起こると、想定していた期間より早く配当が終了し、配当益が減るデメリットが生まれます。このような時に、募集案件数が多ければすぐに次の投資案件を見つけることができるので運用効率を上げやすくなります。

2.募集案件数の多いソーシャルレンディング4社

募集案件数が多いソーシャルレンディングはどのようなものがあるのか、代表的なソーシャルレンディングを4つピックアップしています。

2-1.クラウドバンク

クラウドバンククラウドバンクは2021年4月時点で累計報酬金額1,400億円を超えているソーシャルレンディングです。
この金額は国内のソーシャルレンディングでは第2位となっています。

2021年1月から3月までのクラウドバンクの募集案件数は以下のようになっています。

2021年1月から3月までの募集案件数

  • 1月:66
  • 2月:55
  • 3月:95

合計で200件を超えており、頻繁に募集が行われていることがわかります。また募集金額も毎月数十億円規模となっており、募集案件数、募集金額ともに投資家に対して豊富な投資機会を提供しています。

2-2.クラウドクレジット

クラウドクレジットクラウドクレジットは日本国内の案件ではない、海外のソーシャルレンディング案件を専門に取り扱うソーシャルレンディングです。クラウドクレジットは2021年4月時点で累計募集実績約350億円となっています。

クラウドクレジットも、複数のソーシャルレンディング案件を毎月組成しており、2021年1月から3月の募集状況を見てみましょう。

2021年1月から3月までの募集案件数

  • 1月:33
  • 2月:34
  • 3月:24

毎月平均で約30件、月間6億円ほどを募集しており、海外数十カ国の投資案件を扱っています。また複数の案件を一案件にまとめた「ファンドパッケージ」という案件も提供しているので、手軽に分散投資できるのも特徴です。

2-3.LENDEX

LENDEXは不動産担保案件、不動産事業者向けの無担保融資案件を取り扱うソーシャルレンディングです。LENDEXの案件は想定利回り8%ほどのものが多く、国内のソーシャルレンディングと比較しても高い利回りとなっています。

2021年1月から3月までの募集案件数

  • 1月:14
  • 2月:15
  • 3月:29

平均で20件前後の募集を行っており、募集金額も3月は9億円超とクラウドクレジットを超える数字となっています。定期的な募集を行っており、一度は投資できなくても数日後に募集が行われることも多く、投資しやすいソーシャルレンディングサービスの一つでしょう。

2-4.Funds

Funds上場企業を中心とした融資案件を取り扱っているソーシャルレンディングです。有名企業との業務提携やベンチャーキャピタルからの出資を受けています。

ひとつの口座で「国内不動産」「事業者貸付」「マイクロファイナンス」「リース」など様々なテーマの貸付ファンドに分散投資が可能です。

また、ファンド組成企業には財務状況や事業の計画性、適格性などの観点から厳密な審査を行っており、ファンド募集時にも個別ファンドごとの審査を徹底しているという特徴があります。

Fundsの2021年の募集実績を見ると、毎月募集案件数は6~12件ほどであり、募集金額は10億円を超える月もあります。

2021年1月から3月までの募集案件数

  • 1月:6
  • 2月:6
  • 3月:12

2020年後半からFundsの募集案件数、金額ともに大きく増加しており、投資家にとって投資しやすいソーシャルレンディングの一つになっています。

まとめ

募集案件数の多いソーシャルレンディングは、投資家にとっては無駄なく効率的に資産運用を行えるメリットがあります。また分散投資も行いやすいので効率重視、リスク対策重視の方ともに利用するメリットがあります。

また、このような募集案件数の多いサービスと普段利用しているソーシャルレンディングサービスとの両方に登録することで、投資機会を整えておくことにもつながります。ソーシャルレンディングの効率的な運用を考えていた方が検討されてみると良いでしょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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