SBI証券、米国株信用取引の手数料、銘柄数、キャンペーンは?【2022年7月】

※ このページには広告・PRが含まれています

2022年7月から、米国株の信用取引が解禁され、SBI証券もサービス提供を開始しました。信用取引とは株や現金を証券会社から借りて行う、ハイリスク・ハイリターンの投資です。

この記事ではSBI証券における米国株の信用取引について、手数料や取り扱い銘柄数などの情報を解説します。SBI証券は米国株に関連するキャンペーンも定期的に開催しているため、検討するのも良いでしょう。

※2022年7月18日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. SBI証券の米国株式・信用取引の概要
    1-1.取り扱い銘柄数
    1-2.取引手数料
    1-3.金利・貸株料
    1-4.委託保証金
  2. SBI証券で米国株信用取引をするメリット・デメリット
    2-1.米国リアルタイム株価の利用が実質無料になる
    2-2.売りから入ることはできない
  3. SBI証券では米国株関連のキャンペーンも実施中
    3-1.米国株式信用口座開設で200円相当の米ドルプレゼント
    3-2.最大10万円が当たる!SBI・iシェアーズ“まるっと米国”積立キャンペーン
    3-3.米国ETFの指定10銘柄の買付手数料が無料
  4. まとめ

1.SBI証券の米国株式・信用取引の概要

SBI証券で提供している米国株・信用取引のサービス内容は以下のとおりです。

取り扱い銘柄数 806
取引手数料(税込) 約定代金の0.33%
取引区分 一般信用
注文種別 新規買、返済売
金利(年率) 4.5%
貸株料(年率)
最低委託保証金 2,500米ドル
(30万円相当、変動の可能性あり)
委託保証金率 51%
取引時間 ・標準時間 :23:30~6:00
・サマータイム :22:30~5:00
注文受付時間 米国営業日における、以下を除く時間帯
・日本時間19:00~19:30(予定)
・日本時間での取引終了後から9:00頃まで(状況によって前後する可能性あり)
呼び値 1セント単位
取引単位 1株以上、1株単位
決済方法 米ドルによる外貨決済
取引ツール ・外貨建商品取引サイト(PC)
・スマートフォンアプリ「米国株アプリ」(iOS/Andoroid)

※2022年7月18日時点のデータ

1-1.取り扱い銘柄数

SBI証券の米国株信用取引で取引できる銘柄数は、現時点で806銘柄です。SBI証券が定める「銘柄の選定基準及び新規建て注文の受託禁止基準」により、同社が選定した銘柄が対象となっています。なお今後1ヵ月に1度の頻度で、対象銘柄は更新される予定です。

具体的にどの銘柄が対象になっているのかは、SBI証券のホームページで確認できます。興味のある方は事前にチェックしておくと良いでしょう。

1-2.取引手数料

取引手数料は約定代金の0.33%で、上限は16.5米ドルです。現物取引は0.495%(税込)・上限22米ドルであり、信用取引のほうが安く設定されています。

1-3.金利・貸株料

信用取引の金利とは、買い注文の約定代金に対して発生する金利のことです。売り注文によって決済されるまでの期間に応じて年率で発生し、決済のときに支払うことになります。金利は現在のところ4.5%に設定されています。

貸株料は売り注文の約定代金に対して発生する手数料です。SBI証券は今のところ信用売注文に対応していないため、貸株料は存在しません。

1-4.委託保証金

委託保証金とは信用取引を行う際に、証券会社に差し入れる担保のことです。SBI証券では、最低でも30万円相当の委託保証金を入金する必要があります。

なお委託保証金は現金のほかに、株式を利用することもできます。米国株式を委託保証として差し出して信用取引を行うことも可能です。売るに売れず塩漬けの状態になった株式も、信用取引に活用することができます。

2.SBI証券で米国株信用取引をするメリット・デメリット

米国株信用取引でSBI証券を使うことには、下記のメリット・デメリットがあります。

2-1.米国リアルタイム株価の利用が実質無料になる

SBI証券で米国株の信用口座を開設すると、米国リアルタイム株価を実質無料・無期限で利用できます。リアルタイムで表示されれば、遅延がない分、相場状況を把握しやすくなります。

主要な経済指標の発表などのイベントがある際は、相場に大きな変動が起こることもあります。リアルタイムで確認することで、急変動に対しても迅速に対応できます。

2-2.売りから入ることはできない

SBI証券の米国株信用取引で、新規注文ができるのは買いのみです。新規で売り注文を出すことができないため、売りから入る取引は不可能です。

売りから入る信用取引ができると、下落相場でも利益を出すチャンスがあります。

3.SBI証券では米国株関連のキャンペーンも実施中

SBI証券で開催されているキャンペーンを紹介します(2022年7月18日時点)。

3-1.米国株式信用口座開設で200円相当の米ドルプレゼント

まずは今回解説した、信用取引に関するキャンペーンです。2022年8月31日までに、新規で米国株信用口座を開設した方に対し、200円相当の米ドルが現金でプレゼントされます。

抽選ではなく口座開設した方全員がもらえて、取引をする必要もないので、手軽に申し込めるキャンペーンです。これから口座開設をする方は、SBI証券のサイトでエントリーをしておきましょう。

プレゼントの入金日は9月下旬となっています。なお8月31日までに口座開設を完了することが必要で、ギリギリだと間に合わない可能性があるので、希望する方は早めに申し込んでおくと良いでしょう。

3-2.最大10万円が当たる!SBI・iシェアーズ“まるっと米国”積立キャンペーン

こちらは米国ETFの積立のキャンペーンです。iシェアーズは定番人気のETFで、2022年4月に「SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型):愛称:まるっと米国」の運用がスタートしました。

この銘柄の積立買付をした方を対象に、抽選で10万円を5名に、5,000円を100名にプレゼントするキャンペーンです。なお約定金額が高いと当選確率が上がり、2万円以上3万円未満なら2倍、3万円以上なら3倍となります。

この銘柄の大きな特徴は、米国株式と米国債券に50%ずつ均等に投資をするバランス・ファンドであることです。ある程度リスクをおさえながら米国に投資をしたいと考える方に向いています。

3-3.米国ETFの指定10銘柄の買付手数料が無料

こちらは現時点で期間限定ではなく、通常特典として提供されているキャンペーンです。「SBI ETFセレクション」として、人気の米国ETFの買付手数料が無料となっており、具体的には以下の10銘柄です。

  • バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
  • バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
  • バンガード S&P 500 ETF(VOO)
  • インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)
  • SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
  • バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)
  • SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM)
  • iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)

まとめ

2022年7月から米国株の信用取引が解禁され、SBI証券もサービス提供をスタートしました。取り扱い銘柄数は806銘柄あり、銘柄リストはサイト上で公開されています。取引したい銘柄がある方は、事前にチェックしておくと良いでしょう。

米国株信用口座を開設することにより、SBI証券の米国リアルタイム株価を実質無料・無期限で利用できる特典があります。ただし現在のところ、新規注文は買いのみなので、信用売の取引はできないことに注意が必要です。

SBI証券では米国株に関するキャンペーンも定期的に開催しています。条件に当てはまりそうなら、利用を検討してみるのも良いでしょう。

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チームは、株式投資に関する知識が豊富なメンバーが株式投資の基礎知識から投資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」