「自分たちが判断できないもの・リスクが高いものは提供しない」オーナーズブック【インタビュー】

ソーシャルレンディングとは、お金を貸したい個人投資家(レンダー)とお金を借りたい企業(ボロワー)をインターネット上でマッチングするサービスです。クラウドファンディングと呼ばれる資金調達の投資手法の一つで、「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれます。

国内で最初の不動産特化型クラウドファンディング「オーナーズブック(OwnersBook)」でロードスターインベストメンツ株式会社が運営しています。オーナーズブックでは、不動産のプロによる審査を通過したファンドを提供しています。

今回は、ソーシャルレンディング業界の信頼や、サービス提供についてロードスターインベストメンツの親会社であるロードスターキャピタル株式会社に、編集部がお話を伺ってきました。

目次

  1. ソーシャルレンディング業界の信頼について
  2. 貸付先の審査基準や審査体制は?
  3. オフィスの空室率上昇と不動産投資や融資の影響は?
  4. 不動産クラウドファンディングの先行サービスとしての強みや特徴
  5. ご利用されている投資家の方からの声は?
  6. 現在、課題として認識している点や改善していきたい点は?
  7. 今後、提供をしていきたいと考えている案件や今後の展望について
  8. 投資初心者の方やオーナーズブックを検討されている方へのアドバイス・メッセージ
  9. 編集後記

ソーシャルレンディング業界にて投資家の信頼を損ないかねないニュースが流れることがありますが、この件についてのオーナーズブックの考えをお聞かせ下さい。

100%子会社のロードスターインベストメンツ株式会社では不動産自己投資を通じて蓄積した専門性をクラウドファンディングに活用する形でOwnersBookを運営しています。つまり、OwnersBookでご提供している案件は自社の専門性が生かせる範囲に限定して展開しており、自分たちが判断できないもの・リスクが高いと考えるものは提供致しません。今後も、投資家の皆様には過度なリスクを負っていただくことがないように案件を厳選してご提供していきたいと考えております。

オーナーズブックの貸付先はどのように審査されているのでしょうか?可能であれば、具体的な審査基準や審査体制などについてもお聞かせ下さい。

貸付先の財務状況及び属性調査、並びに担保不動産の査定により総合的に審査しています。査定は、社内の不動産鑑定士と外部の専門家のダブルチェック体制です。また、担保不動産は当社社員が現地に足を運んで状況を確認しています。

コロナ禍でオフィスの空室率が上がってきていますが、今後の不動産投資や融資にはどのような影響があると見ていますでしょうか?

オフィスの空室率が上がってきてはいるものの、オフィスビルの売買に関しては底堅い状況が続く見込みであり、マーケットへの影響は限定的と考えていますが、引き続き金融市場の動向と合わせてマーケットを注視しています。

コロナ禍でDXが進み、不動産クラウドファンディングのサービスも増えてきています。先行サービスとしてのオーナーズブックの強みや特徴をお教え下さい。

当社は8期連続増収増益の上場企業であることや、2014年からの長い運営実績など、積み重ねてきた実績が強みになると考えています。また、不動産のエクイティ部分に個人も投資でき、かつインターネット上で契約行為を完結できるエクイティ型の案件を提供しているのもOwnersBookの大きな特徴です。

現在ご利用されている投資家の方からは、オーナーズブックのサービスについてどのような声があがっていますでしょうか?

先着案件だと間に合わない、抽選だと倍率が高い結果、なかなか投資できていないというお声を頂戴します。また、出金時の手数料無料化のご意見もいただいております。その他いただいております多数のご意見・ご要望につきまして、可能な範囲で検討・対応していきたいと存じます。

現在、課題として認識している点や改善していきたい点をお聞かせ下さい。

案件数が少なく、投資機会を十分にご提供できていない点が課題と認識しております。とはいえ、数を増やすために、リスクの高い案件をご提供することはございません。引き続きリスクコントロールを重視して案件をご提供する方針で運営していきたいと考えています。

今後は提供をしていきたいと考えている案件や今後の展望についてお教え下さい。

エクイティ型の案件がなかなかご提供できておりませんので、少しでもご提供できればと考えております。今後の展望はOwnersBookサイトで発表していきますので、随時ご覧いただけますと幸いです。

投資初心者の方やオーナーズブックを検討されている方へのアドバイス・メッセージをお聞かせ下さい。

OwnersBookは1万円から投資が可能ですので、まずは少額投資から始めてみて内容のご理解を深めていただければと存じます。
新しい取り組みとしては、2021年4月以降の募集開始案件より株主優待制度を開始しました。優待基準日において6か月以上継続して1000株以上の当社株主(初回は「6か月以上継続」条件は免除)になっていただけますと、優先的に投資いただける案件もございますので、興味のある方はご検討いただけますと幸いです。詳細は、株主優待制度のWEBサイトをご覧ください。

OwnersBookは、機関投資家に限定されてきた投資領域を、広く一般投資家の皆様にご提供すべく、ロードスターキャピタルグループの多くのリソースを使って運営しています。今後も注力する重要な事業ですので、投資家の皆様の信頼を勝ち得るよう、案件のご提供を続けてまいりたいと存じます。

編集後記

オーナーズブックでは、不動産自己投資を通じて蓄積した専門性をクラウドファンディングに活用するという形であり、自社の専門性が生かせない、または判断できないものやリスクが高いと考えるものは提供していないという点を印象に残りました。

投資家がお金を預けて投資するからこそ、専門性に自信を持ってサービスを提供している会社を利用して投資をしたいと筆者は思います。不動産クラウドファンディングの先行サービスとしてのオーナーズブックにこれからも注目です。

OwnersBookの報酬・手数料およびリスクの概要についてはオーナーズブックのサイトをご確認ください。

〔OwnersBook管理・運営会社〕
ロードスターインベストメンツ株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目10番6号 銀座ファーストビル2F
投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第3260号
宅地建物取引業 東京都知事(1)第104014号
総合不動産投資顧問業 国土交通大臣 総合 – 第164号

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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