不動産投資型クラウドファンディングは少額資金から不動産への投資が可能になる投資商品として、様々なサービスサイトが運営されています。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングはまだ新しい投資手法であることから、人気の案件は募集開始後すぐに満額終了してしまったり、サービスによっては募集頻度が元々少なかったりなどで、投資機会になかなか恵まれない投資家の方も少なくありません。
そこで今回は、投資先を選ぶ基準の一つとして募集案件が多いサイトをピックアップしてみました。募集案件数が多いサービスを探していた方はご参考下さい。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定会社・特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- 募集案件数が多い不動産投資型クラウドファンディングの特徴
1-1.投資できる機会が増える
1-2.運用金額を増やしやすい
1-3.いろいろな運用対象を選べる - 募集案件数の多い不動産投資型クラウドファンディング4選
2-1.COZUCHI
2-2.CREAL
2-3.Rimple
2-4.ジョイントアルファ(Joint α) - まとめ
1.募集案件数が多い不動産投資型クラウドファンディングの特徴
募集案件数の多い不動産投資型クラウドファンディングには下記3つの特徴があります。
- 投資できる機会が増える
- 運用金額を増やしやすい
- いろいろな運用対象を選べる
1-1.投資できる機会が増える
募集案件数が多い不動産投資型クラウドファンディングサービスは、自分が投資したい時に投資できる可能性が高くなります。
募集案件数が少ないサイトの場合競争率が高く、投資したくても投資機会を得られないこともあります。そのような状態が続いてしまうと、資産運用の効率が悪化してしまうことにもつながります。
投資用資金をできるだけ遊ばせないようにするには、投資していた案件の運用が終了した直後に、すぐに他の案件に投資できるような状況が望ましいと言えます。そんなときに募集案件数が豊富なサイトを利用すれば、すぐに再投資の検討が可能となります。
1-2.運用金額を増やしやすい
募集案件数が多い不動産投資型クラウドファンディングであれば、運用金額を増額する際にも検討しやすいメリットがあります。
不動産投資型クラウドファンディングの中には案件数は多くないものの、一案件の募集金額が多いサイト、一案件ごとの金額はそれほど大きくはないものの募集案件が多いサイトなど募集傾向が分かれています。
募集案件数が少ないが募集金額が多いサイトに投資しても、タイミングが合えば運用金額を増やすことは可能です。ただし、案件募集のタイミングが合わないと、自分が資金運用を入れられるときに募集しておらず、投資できないこともあります。
こまめに募集を行っており、かつ一案件あたりの募集金額も一定以上の規模を持つサービスであれば、投資できる機会が多く運用資金を増やしやすくなります。
1-3.いろいろな運用対象を選べる
募集案件数が多いほど運用対象の不動産が増え、分散投資を検討することができます。募集案件数が多いサービスを選ぶことで、色々な不動産物件に分散投資することができるため、配当がなくなったり元本が損失したりするリスクなどを分散できます。
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産物件を運営して生まれた家賃収入や売却益を投資家に配当します。そのため、一つの案件にだけ資金を集中させてしてしまうと、対象不動産の運用が想定通りに進まない場合に配当が減ってしまったり、売却後の元本返済が満額にならない可能性が高まります。
また、不動産投資型クラウドファンディングにおいては、運用物件の種類も重要です。マンションやアパート、戸建、商業施設など様々な不動産から投資先を選べることで、さらに分散しやすくなります。
2.募集案件数の多い不動産投資型クラウドファンディング4選
それでは実際に、募集案件数が多い不動産投資型クラウドファンディングのサービスを確認していきましょう。
2-1.COZUCHI
COZUCHIはLAETOLI株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
2021年に入ってからは12件(9月時点)の募集を行っています。想定利回り20%・募集金額10億円という大規模な案件も提供するなど、投資機会も豊富です。
2021年1月時点で13の不動産投資型クラウドファンディング案件を募集しており、その中には複数運営案件も含まれています。複数運営案件では都内で異なるエリアの複数マンションを同時に運用して、リスクを分散しています。
2-2.CREAL
CREAL(クリアル)は累計報酬実績80億円と国内の不動産投資型クラウドファンディングでも第1位の募集実績を持っています。
2021年の累計募集件数は7件となっており、区分マンションから一棟マンション、宿泊施設に保育所など多様な物件を取り扱っています。
さらに大型案件の場合は募集告知が事前に行われることが多く、投資する資金を前もって準備できる点もメリットとなってきます。
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2-3.Rimple
Rimple(リンプル)は東証プライム上場グループ企業であるプロパティエージェント株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
Rimpleは2020年4月からサイト運営を開始しており、その運用歴はまだ1年ほどです。しかし、会員数はすでに10万人以上突破するなど、非常に人気の高い不動産投資型クラウドファンディングの一つです。
Rimpleの案件をみると、基本的にはマンション物件中心ですがその募集金額が一案件で1億円を超えるものもあり、大型案件が比較的目立っています。
Rimpleでは2021年4月から毎月第2・第4金曜日を「Rimple’s Friday」と定めて、毎月2本の新規案件の募集を行うことを発表しています。月2回の募集が行われ、ペースも一定なので投資家も資金運用計画が立てやすくなっています。
2-4.ジョイントアルファ(Joint α)
ジョイントアルファ(Joint α)は東証プライム上場企業である、あなぶき興産が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
ジョイントアルファは2019年から不動産投資型クラウドファンディングのサービスを開始しており、国内の不動産投資型クラウドファンディングサの中では比較的歴史の長いサービスとなっています。
東証プライム上場企業が運営するだけに、幅広いネットワークを活かした日本全国にある不動産物件を運用しています。また運用対象もマンションだけではなくテナントビルなどを扱っています。2021年の募集実績は6件であり、一定数の案件供給を行っています。
まとめ
今回は、不動産投資型クラウドファンディングの中でも募集案件が多く、募集金額が比較的に高いものをご紹介しました。
頻繁に募集が行われる不動産投資型クラウドファンディングを利用すれば、資金を遊ばせることなく投資することが可能となります。また1つのサービスだけではなく複数サービスに登録しておくことで、投資機会を増やせるうえ、案件を比較できたり、運用物件の分散・立地の分散にもつながります。
不動産投資型クラウドファンディングでの投資を考えている方は、このような目線で利用するサービスの比較を検討されてみると良いでしょう。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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