PayPay証券(ペイペイ証券)の取扱銘柄は?商品ごとの本数や主な銘柄紹介

スマートフォン専業の証券会社が相次いで誕生しており、各社は取り扱う商品やサービス内容に独自性を持たせることで差別化を図っています。中でも、日本初のスマートフォンに特化した証券会社「One Tap BUY」を引き継いだPayPay証券は、日本および米国の企業に1,000円から投資可能で、最短3タップで手軽に注文作業を完了できるため、注目している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、PayPay証券の取扱銘柄について、商品ごとの本数や具体的な銘柄について紹介しています。PayPay証券の取扱銘柄について詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. PayPay証券(ペイペイ証券)とは
    1-1.最短3タップで株式の売買が可能
    1-2.投資対象は日本株と米国株
    1-3.1,000円からの金額指定で取引可能
  2. PayPay証券(ペイペイ証券)の取扱銘柄
    2-1.日本株
    2-2.米国株
    2-3.ETF(上場投資信託)
    2-4.REIT(不動産投資信託)
  3. PayPay証券(ペイペイ証券)を利用する際の注意点
    3-1.取引手数料が割高な場合がある
    3-2.入出金時に手数料がかかる
    3-3.取扱銘柄の種類が限られる
  4. まとめ

1 PayPay証券(ペイペイ証券)とは

PayPay証券とは、スマートフォンに特化したネット証券です。2016年6月に「One Tap BUY」としてサービスが始まりましたが、ソフトバンクから出資を受けることで称号が変更され、現在に至ります。PayPay証券の具体的な特徴は、以下の通りです。

1-1 最短3タップで株式の売買が可能

PayPay証券では、投資初心者の方でも簡単に売買できるような仕組みが整っています。特定の銘柄を買うときには、スマートフォンから銘柄を選択し、金額を指定した後、「買う」をタップすることで取引が完了します。最短3タップで売買が完了することから、複雑な操作は必要ありません。投資未経験者でも直感的に操作をするだけで、簡単に株取引を始められるのが特徴です。

1-2 投資対象は日本株と米国株

PayPay証券では、主に日本株と米国株を取り扱っています。取扱銘柄数は、2021年7月19現在、ETFやREITを含め、全327銘柄となっています。投資対象となる個別株は、有名企業を中心に構成されており、投資未経験者でも時間をかけることなく投資対象を選択できます。

1-3 1,000円からの金額指定で取引可能

PayPay証券の利用者は、最低1,000円からの金額指定で株式を購入することができます。通常の株式投資は最低単元100株からの株数指定での取引となり、最低でも数万円から数十万円というある程度まとまった資金が必要となるため、投資を始めるハードルは高くなります。

一方、PayPay証券では、投資家に向けて小口で株式を販売する「相対取引」の形を採用しているため、株式を1,000円から購入可能です。まとまった資金を用意する必要がなく、金額に応じて少額から株式投資を行えるため、初心者の方でも始めやすいのが特徴です。

2 PayPay証券の取扱銘柄

PayPay証券では、日本とアメリカの有名企業を中心に銘柄を取り扱っています。投資対象となるのは、日本とアメリカの個別株、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)です。

2-1 日本株

PayPay証券における日本株の取扱銘柄数は、全部で155銘柄です(2021年7月19日現在)。取扱銘柄は、PayPay証券があらかじめ厳選した企業となっており、知名度も高いため初心者でも選びやすいのが特徴です。

日本株の取扱銘柄は、主に時価総額の大きい大企業の株式や先進的な事業を行う新興企業の株式で構成されています。具体的な銘柄名としては、以下のようなものがあります。

日本個別株の例(30銘柄)

ソフトバンクグループ 東京エレクトロン
ファーストリテイリング トヨタ自動車
伊藤忠商事 ニトリ
花王 日本たばこ産業
オリエンタルランド 日本マクドナルドホールディングス
ソニー 第一三共
良品計画 サイバーエージェント
みずほフィナンシャルグループ イオン
エイチ・アイ・エス エムスリー
カルビー キャノン
キリン 資生堂
スクウェア・エニックス・ホールディングス 楽天グループ
ミンカブ・ジ・インフォノイド ブリジストン
メルカリ ワークマン
レノバ ENECHANGE

2-2 米国株

2021年7月19日現在、PayPay証券における米国株の取扱銘柄数は全部で137銘柄となっています。日本株同様に、取扱銘柄はPayPay証券によってあらかじめ厳選されており、世界的な有名企業が中心です。具体的な銘柄は以下の通りです。

米国個別株の例(30銘柄)

アップル アマゾン・ドットコム
アメリカンエキスプレス エアビーアンドピー
セールスフォース・ドットコム フェイスブック
ドミノ・ピザ ウォルト・ディズニー
アルファベット ゴールドマン・サックスグループ
IBM ゼネラル・モーターズ
ルルレモン マクドナルド
スリーエム ナイキ
ネットフリックス プロクター・アンド・ギャンブル
スターバックス ペイパル
ツイッター ウォルマート
テスラ ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ
ファイザー マクロソフト
ジョンソン・エンド・ジョンソン コカ・コーラ
コストコ・ホールセール キャタピラー

また、米国株ではBDCと呼ばれるアメリカの投資会社も投資対象として取り扱っています。BDCとは、「Business Development Companies」の頭文字をとったものであり、未上場企業や新興企業に資金を提供することを認められた法人となります。法人所得税を免除されていることから、高い配当収入を期待できるのが特徴です。なお、BDCは全部で2銘柄となっています。

BDC(2銘柄)

エイリスキャピタル メインストリート

2-3 ETF(上場投資信託)

PayPay証券では、投資対象として個別株以外にETFを取り扱っています。ETFとは、株式市場で取引可能な投資信託のことを指し、上場投資信託と呼ばれます。ETFの取扱銘柄数は、日本株ETF4銘柄と、米国株ETF25銘柄の全29銘柄です。

日本株のETFは、日経平均株価に連動するETFが中心となっており、指数の上昇・下落のどちらでも利益が狙えるラインナップとなっています。レバレッジとは、指数の値動きに合わせて値幅が一定の倍率以上になる銘柄を指し、インバースは値動きと逆の動きを目指す銘柄であり、相場の下落局面でも利益を狙えるのが特徴です。

日本株ETF(4銘柄)

日経225連動型上場投資信託 日経平均インバースETF
日経平均レバレッジETF 日経平均ダブルインバースETF

また、米国株のETFは取扱銘柄の種類も豊富です。アメリカの代表的な指数に連動するETFに加えて、中国やブラジルの株式に連動するETFやゴールドや石油などのコモディティに連動するETFまで揃っています。具体的な米国株ETFは以下の通りです。

米国株ETF(25銘柄)

Direxion S&P500ブル3倍 Direxion S&P500ベア3倍
Direxion20年超米国債ブル3倍 Direxion20年超米国債ベア3倍
Direxion新興国株ブル3倍 Direxion新興国株ベア3倍
Direxion米国リートブル3倍 Direxion米国リートベア3倍
バンガード・米国増配株式ETF バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
iシェアーズ米国短期国債ETF iシェアーズ米国国債20年超
iシェアーズ中国大型株 iシェアーズMSCIブラジル
iシェアーズドル建ハイイールド社債 iシェアーズ米ドル建投資適格社債
iシェアーズ優先株式&インカム証券 iシェアーズMSCI米国ESGセレクト・ソーシャル
iシェアーズMSCIエマージング iシェアーズ米ドル建新興国債券
ヴァンエックベクトル石油サービス SPDRゴールド・シェア
SPDR(スパイダー)S&P500ETF インベスコQQQ
バンガード・米国高配当株式ETF

2-4 REIT(不動産投資信託)

PayPay証券では、投資対象として個別株やETFのほかに、REITを取り扱っています。REITとは、株式市場で取引可能な不動産投資に特化した投資信託のことであり、不動産投資信託と呼ばれます。

PayPay証券におけるREITは、日本の不動産に限定されており、全部で4銘柄です。日本のREITの場合、収益の90%以上を投資家に分配すると、実質的に法人税がかからない仕組みであることから、投資家が受け取れる分配金は多くなる傾向にあります。具体的なREITの取扱銘柄としては、以下の通りです。

REIT(4銘柄)

日本ビルファンド投資法人投資証券 ジャパンリアルエステイト投資法人投資証券
日本都市ファンド投資法人投資証券 野村不動産マスターファンド投資法人投資証券

3 PayPay証券を利用する際の注意点

PayPay証券で取引する際は、以下のポイントに注意することが大切です。

3-1 取引手数料が割高な場合がある

PayPay証券では、株式を売買するときにスプレッドと呼ばれる実質的な取引手数料がかかります。直近の気配値や市場価格をもとに基準価額を計算した上でスプレッドが加減され、取引価格が算出されます。

スプレッドは、日本株と米国株それぞれで異なる数値が定められており、取引時間によっても変わります。例えば、日本株の取引時間である9時00分10秒〜14時59分00秒までのスプレッドは0.5%ですが、11時30分〜12時30分までのスプレッドは1.0%になります。

日本株の取引時間

取引時間 スプレッド
9:00:10~14:59 0.5%
11:30~12:30 1.0%

例えば、基準価額1,000円の日本株を11:30~12:30の時間帯に買う場合の取引価格は、基準価額1,000円+(1,000円×スプレッド1.0%)=1,010円です。

一方、米国株の場合、株式市場が開いている現地時間9時30分〜16時までのスプレッドは、0.5%ですが、それ以外の時間帯におけるスプレッドは0.7%になります。

米国株の取引時間

取引時間 スプレッド
現地時間9:30~16:00
日本時間23:30~6:00
(夏時間22:30~5:00)
0.5%
上記の時間以外 0.7%

例えば、基準価額1,000円の米国株を取引時間内に買う場合の取引価格は、基準価額1,000円+(1,000円×スプレッド0.5%)=1,005円です。

PayPay証券における米国株の取引時間は24時間365日ですが、時間帯によってはスプレッドが割高になるため、取引価格も高くなる点に留意しましょう。

3-2 入出金時に手数料がかかる

他のネット証券では、入出金時の手数料が無料の場合もありますが、PayPay証券では、入出金時に手数料がかかります。入金時の手数料は、利用者が指定口座に振り込むときに使用する各銀行によって異なります。

一方、出金時の手数料は、出金金額によって定められており、みずほ銀行を利用すると安くすることができます。

出金手数料

出金金額 みずほ銀行宛て 他行宛て
30,000円未満 110円/1回 275円/1回
30,000円以上 220円/1回 385円/1回

3-3 取扱銘柄の種類が限られる

PayPay証券の取扱銘柄は、有名企業を中心に厳選されているため、利用者が買いたい銘柄を取り扱っていない場合もあります。例えば、日本株の場合、時価総額の低い小型株や上場直後の新規公開株などは基本的に取り扱っていません。そのため、より多くの銘柄から投資対象を探したい投資家にとっては、選択肢が少ないと感じる可能性もあります。

PayPay証券は、どの銘柄に投資したら良いのかわからない初心者向けの銘柄ラインナップとなっているため、ある程度の投資経験を積んだ投資家の方の場合、投資対象が限定されることに注意が必要です。

まとめ

PayPay証券では、日本株155銘柄と米国株139銘柄(BDC含む)およびETF29銘柄にREIT4銘柄の合計327銘柄を取り扱っています。投資先はあらかじめ有名企業に厳選されているため、投資未経験者でも選びやすくなっています。

ただし、PayPay証券は取引手数料が割高になったり、取引銘柄の種類も限られたりするので、メリット・デメリットをしっかり把握した上で利用を検討することが大切です。

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