新旧様々なネット証券会社があり、どれを利用すればいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回はネット証券の中でも100年以上の歴史を持つ老舗であり、豊富な取引ツールが用意されている松井証券について、利便性やツールのメリットなどを解説します。
目次
- 松井証券の利便性やツール機能のメリット
1-1.100年以上の歴史と豊富な取引ツール
1-2.松井証券の注意点 - 松井証券の賢い利用方法
2-1.株価ボードを使う - 初心者は松井証券の株価ボードでトレードを学ぶのがおすすめ
1.松井証券の利便性やツール機能のメリット
最初に松井証券の利便性やツール機能のメリットについて紹介します。
1-1.長年の実績と豊富な取引ツール
松井証券は100年以上の歴史を持つネット証券です。老舗でありながら日本で初めて本格的なネット取引を導入するなど、新しいことを積極的に取り入れています。NISAの売買手数料を「永年無料」にし、新規顧客の獲得に力を入れています。
取引ツールが豊富で、「無期限信用取引」や「一日信用取引」、「ボックスレート」などを用意しています。
- ネットストック・ハイスピード
- 株価ボード
- 株アプリ
- 株touch
- 投信アプリ
特に「株価ボード」は最大200銘柄を登録でき、ドラック&ドロップで整理できるなど、初心者でも使いやすい仕様になっています。
これら多くの情報提供サービスを全て無料で使え、取引取引手数料も50万円まで無料です。
万が一操作が分からなくても、松井証券ではメールやチャットの他に電話でも問い合わせができ、カスタマーサポートが充実しています。松井証券の顧客サポートはHDI-Japan主催の2020年度「証券会社における問い合わせ窓口格付け」において最高評価の「三つ星」を10年連続で獲得しており、初心者にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
また、松井証券では松井証券のFXの提供も行っています。1通貨から取引可能であり、100円からトレードできるという特徴があり、少額から始めたいユーザーにとってメリットのあるサービスとなっています。
1-2.松井証券の注意点
松井証券の投資信託の本数は2021年11月現在で約1,600本となっており、他の大手ネット証券と比べると多いとは言えません。メジャーではない投資信託への投資を考えている場合は注意が必要です。
他の大手ネット証券では約2,500本の投資信託を用意している証券会社もあり、松井証券で取り扱いがない投資信託を購入する際は他の大手ネット証券の口座開設もする必要があるでしょう。
ただしロボアドバイザーによる投資プランの提案が無料で受けられるなど、取引ツール面は充実しているため、より利益を生みそうな投資信託やポートフォリオが見つかる可能性があります。
まずは投資信託を購入する前にロボアドバイザーによる投資プランの提案を受けることを検討してみてください。
また、松井証券では「受け取る信託報酬の一部還元」を実施しています。投資信託を保有した場合には運用会社や販売会社、受託会社に支払われる「信託報酬」が発生します。
松井証券では受け取る信託報酬が年率0.3%(税抜)を超える銘柄の信託報酬を還元しています。信託報酬の還元分、他社よりも信託報酬が割安になるということです。
信託報酬は投資信託を保有している限り発生し続けるため、購入できる投資信託の本数だけでなく、コスト面も考慮してみてください。
2.松井証券の賢い利用方法
次に松井証券の利用方法について解説します。
2-1.株価ボードを使う
出典:松井証券「株価ボード」
松井証券には様々な取引ツールが用意されています。中でも「株価ボード」は簡単に銘柄を管理できる非常に便利な取引ツールであり、特に株取引初心者におすすめです。
株価ボードは気になる銘柄を登録するだけで、各銘柄の株価などの情報を一目で確認できます。銘柄は最大で200銘柄登録できます。セクターごとに並び替えをしたり、ドラッグアンドドロップで順番を変えたりできるため、銘柄を簡単に整理できます。
銘柄名をクリックすると詳しい特徴が画面の右側に表示されるため、画面の切り替えをする必要がなくスピーディーに情報を得ることができます。
ボードの表示形式は以下の中から選び表示させることが可能です。
- 株価ボード
- チャートボード
- 気配ボード
- 指標ボード
- 銘柄100
「チャートボード」はチャートを一覧で表示する画面です。
時間足は5分足や日足、週足、月足から選択可能で、売買高もチャートの下にグラフで表示される(5分足以外)ため、トレンドの勢いやレンジ相場であるかなどを確認できます。
「気配ボード」は4本値(ある一定期間の始値、終値、高値、安値)と出来高に加え、上下3本ずつの板の気配情報を一覧で表示する画面です。
板の状況が一目で分かるため、売買タイミングが計りやすいと言えます。
「指標ボード」は現在の株価や気配に加え、銘柄ごとの指標情報を一覧で表示する画面です。
移動平均線の値(5日と25日)や移動平均乖離率などのテクニカル指標や連結PER、連結PBR、1株利益などのファンダメンタル指標を一度に確認できるため、割安・割高の判断材料として取引の際に役立ちます。
「銘柄100」は最大で100銘柄の株価を一覧で表示する画面です。
当日の騰落率などを色の濃淡で表わすヒートマップ機能が特徴であり、価格の上昇や下落、値動きの大きさが一目で分かります。ドラッグ&ドロップで銘柄の並び替えができるため、登録銘柄の整理がしやすく情報を素早く把握できます。
株価ボードでは簡単に注文でき、各銘柄の「注文」ボタンをクリックするだけで、注文入力画面が表示されます。
株価ボードを使えば、初心者でもタイミングを逃さず素早い取引ができます。
またファンダメンタルズ分析をおこなう場合には、各銘柄の「情報」ボタンから各メニューをクリックするだけで、「QUICKリサーチネット」や「QUICK情報」、「銘柄情報」といった松井証券の情報ツールが表示されます。すぐにファンダメンタルズ分析をはじめることが可能です。
さらに取引をする上で重要になる「指標情報」を、画面の上部に6種類表示できます。表示する指標については、「日経平均」や「マザーズ」、「ドル/円」、「ユーロ/円」など、全14種類の中から好きなものを選ぶことができます。
松井証券の取引ツールの中でも株価ボードは操作性が良く、簡単に銘柄を管理できる非常に便利な取引ツールです。特に株取引初心者はまず株価ボードを使用して取引を始めてみることをおすすめします。
3.初心者は松井証券の株価ボードでトレードを学ぶのがおすすめ
初心者が最初から複雑な取引ツールを使うことは誤操作の原因になり、大きな損失を出してしまう可能性があります。まずは操作性がシンプルな松井証券の株価ボードを使用した取引の検討を進めてみてください。
株価ボードは定期的にアップデートされているため、今後も見やすさや操作性が上がっていくことでしょう。
松井証券の口座開設の申込は数分で完了し、最短3日後から取引可能です。松井証券の口座開設の検討を進めてみてください。
中島 翔
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