松井証券、米国株取引の評判は？手数料や特徴の他社比較も

松井証券は歴史の古い証券会社で、サポート体制が手厚いことから、初心者にも人気のある証券会社の1つです。2022年2月より米国株取引のサービスを開始し、3月には専用の取引アプリもリリースしました。

まだ始まったばかりのサービスですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。この記事では松井証券の米国株取引の概要、他社との比較、利用するメリットや注意点について解説します。

※2022年6月21日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

1. 松井証券の米国株取引の概要
2. 松井証券で米国株取引をするメリット
   2-1．取引手数料が安い
   2-2．リアルタイム株価を閲覧できる
   2-3．米国株取引専用ダイヤルを利用できる
   2-4．返済予約注文（IFD注文)を出せる
3. 松井証券 米国株アプリとは
   3-1．一目で資産の状況が分かる
   3-2．株価ボードは4種類の表示形式から選べる
   3-3．銘柄検索はテーマ検索にも対応
4. 松井証券の米国株取引に関する注意点
   4-1．米国株以外の取り扱いはない
   4-2．取り扱い銘柄数は多くない
5. 松井証券の米国株取引についての口コミ・評判
6. まとめ

1．松井証券の米国株取引の概要

松井証券は2022年2月より、米国株サービスを開始しました。その概要について見ていきましょう。

※2022年6月21日時点

サービスをリリースしたばかりということもあり、米国株の取り扱い銘柄数は500程度にとどまっています。取引をしたい銘柄の取り扱いがあるか、事前に松井証券のホームページで確認しておきましょう。

2．松井証券で米国株取引をするメリット

松井証券で米国株の取引をすることで、下記のようなメリットを享受できます。

2-1．取引手数料が安い

※2022年6月21日時点

松井証券の米国株手数料は、手数料の安いネット証券の中でも、トップクラスで安く設定されていることが特徴です。約定代金の0.495%（税込）であり、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などと同じです。

2-2．リアルタイム株価を閲覧できる

松井証券の米国株では、株価をリアルタイムで閲覧できます。15分遅れの価格を表示している証券会社もある中、リアルタイムで見られることのメリットは大きいでしょう。特にデイトレードなど短期のトレードをする場合、リアルタイム価格のほうが有利です。

2-3．米国株取引専用ダイヤルを利用できる

米国株を初めて買付する場合、ツールの操作方法や画面の見方など分からないことが出てくる可能性もあるでしょう。松井証券では米国株取引専用ダイヤルを用意しており、パソコン操作から取引の仕組みまで聞くことができます。

受付時間は平日の7:00～24:00となっており、仕事を終えて帰宅した後でも利用しやすくなっています。松井証券は初心者サポートに定評のある証券会社でもありますが、米国株取引でもサポート体制の手厚さが表れていると言えます。

2-4．返済予約注文（IFD注文)を出せる

返済予約注文とは、現物の買い注文などの発注時に、元注文の約定後に行う反対売買を予約する注文方法のことです。たとえば株価が100ドルの時に買ったとき、＋10ドルの110ドルに達したら売却して利益を確定するという注文を出すことができます。

返済予約注文はIFD注文とも呼ばれます。IFDとは「IF Done」のことで、新規注文を出すと同時に、もし条件を達成したら実行する決済注文も出しておく方法です。IFD注文を出しておけば、画面を見ていなくても条件に合致すれば自動的に売買してくれるので便利です。

米国市場の取引時間は日本時間の真夜中のため、IFD注文を活用すると、タイミングを逃さず利益を確定させることができます。

3．松井証券 米国株アプリとは

2022年の米国株サービスの開始の後、3月には米国株専用アプリもリリースしました。情報収集・取引・資産管理などをひととおり行えるスマホアプリです。

3-1．一目で資産の状況が分かる

アプリのマイページを開くと、保有銘柄や資産に関する時価総額、評価損益がすぐに分かります。銘柄別に資産状況を素早く確認することが可能です。「銘柄ヘッドライン」では、保有銘柄に関するニュースをチェックできます。

3-2．株価ボードは4種類の表示形式から選べる

株価ボードは、登録した銘柄の価格情報を一覧でチェックできる画面です。1グループ最大40銘柄まで登録でき、普段から注目している銘柄の取引チャンスを掴むのに役立ちます。

株価ボードはリスト・詳細・パネル・チャートの4種類の表示形式が用意されており、自由に切り替えることができます。リストは単純な表形式で、パネルは各銘柄の高値・安値・始値・終値の4つの価格が表示されます。チャートを選ぶと各銘柄の価格がチャート表示され、時系列の動きが分かります。

3-3　銘柄検索はテーマ検索にも対応

銘柄名やコードで検索できるのはもちろんのこと、テーマ検索にも対応しています。たとえば医療機器、半導体製造装置、ビッグデータなどのテーマをタップすれば、その業種に属する銘柄が何かを簡単に知ることが可能です。

米国株の業種・セクターに関する知識がない方も、テーマ検索を通じて注目銘柄が何かを把握できて便利です。

4．松井証券の米国株取引に関する注意点

松井証券で米国株取引をしようと検討している方は、下記の点も頭に入れておきましょう。

4-1．米国株以外の取り扱いはない

松井証券では現在のところ、米国以外の国の外国株は取り扱っていません。これに対してSBI証券や楽天証券では中国株をはじめ、タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアといった東アジア諸国の銘柄も取り扱っています。

米国株自体まだ開始したばかりなので、他の国の株式まで対応するのは難しいかもしれませんが、将来的にはさらなるラインナップの充実に期待したいところです。

4-2．取り扱い銘柄数は多くない

松井証券の取り扱い銘柄数はまだ500程度です。主要な大企業は含まれている印象ですが、中小銘柄は取引したいものが含まれていない可能性があります。事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

4-3．NISA口座には対応していない

松井証券もNISAのサービスは提供していますが、米国株を取引することはできません。特定口座または一般口座で取引する必要があります。

NISAは運用益や売却益が非課税となり、メリットの大きい金融制度のため、今後対応すればますますユーザーにとって便利になるでしょう。

5．松井証券についての口コミ・評判

松井証券の米国株取引などに関して、ネット上に寄せられている口コミ・評判の一部をご紹介します。

• サポートメニューが充実していて相談がしやすい。
• 松井証券は手数料が安い。使いやすさ、見やすさも申し分ない。
• 他の証券会社の米国株の株価は15分遅れだが、松井証券の米国株はリアルタイムで表示してくれる。
• 米国株のウェブ画面がわかりやすい。確認したい情報にすぐに遷移できる。
• 他社と比較しても操作画面はよく設計されている。
• 米ドル決済に対応しておらず、日本円の決済しかできない。

まとめ

松井証券の米国株取引について解説しました。2022年2月に始まったばかりのサービスであり、今後の取り扱い銘柄数の増加に期待したいところです。

取引手数料はSBI証券やマネックス証券と同じ設定であり、主要なネット証券では最安水準です。その他にも米国株の株価をリアルタイムで表示できるといった特徴を備えています。

従来からサポート体制の手厚さが特徴の証券会社であり、米国株も専用のサポートダイヤルを用意しています。オペレーターに電話で相談したい初心者の方には心強いでしょう。

• 外国株（米国株など）が買えるネット証券会社
• IPO投資に強い証券会社、少額からIPOに参加できるサービス
• 25歳以下の現物株式の取引手数料が実質0円の証券会社
• 大手証券会社が提供している株式投資サービス
• 少額で株式投資ができるサービス

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