FUELオンラインファンドの保育園ファンドの特徴は?メリット・デメリットも

FUEL株式会社が運営するソーシャルレンディングサービス「FUELオンラインファンド」では多様な企業への融資案件を取り扱っています。

FUELオンラインファンドの案件のひとつに、保育園ファンドがあります。どういった特徴があり、投資家にとってどのようなメリットやデメリットがあるファンドなのか、本記事ではその内容について詳しく解説していきます。

目次

  1. FUELオンラインファンドの「保育園ファンド」とは
    1-1.保育園の取得資金を融資するファンド
    1-2.貸付先企業は東証マザーズ上場企業関連会社
    1-3.運用期間は23ヶ月と長期
    1-4.取得不動産を担保に設定
  2. FUELオンラインファンドの保育園ファンドのメリット
    2-1.運用対象が認可保育園
    2-2.LTV87%の担保がついている
    2-3.保育園の立地などが公開されており情報を把握できる
    2-4.融資先が上場企業関連会社
  3. FUELオンラインファンドの保育園ファンドのデメリット
    3-1.運用期間が長く、市況変化のリスクが高い
    3-2.分配利回りは年利3%と他社と比較してやや低い水準
    3-3.保育園ならではのリスクがある
  4. まとめ

1.FUELオンラインファンドの「保育園ファンド」とは

FUELオンラインファンドFUELオンラインファンドは、FUEL株式会社が提供するクラウドファンディングサービスです。投資口座からの出金、ファンドの選定、投資の申込の各手続きをFUELオンラインファンドのサイト上で行え、スマートフォンがあれば、FUELオンラインファンドで手軽に資産運用を始めることが可能です。

FUELオンラインファンドの投資対象先は、不動産関連の上場企業のみとなっており、投資リスクを抑えた資産運用が可能です。以下、FUELオンラインファンドが過去に提供していた保育園ファンドの特徴について見て行きましょう。

1-1.保育園の取得資金を融資するファンド

FUELオンラインファンドの保育園ファンドは、投資家から少額ずつ資金を集め、保育園を取得するための資金を融資するファンドです。

クラウドファンデイングを通じて集めた資金で保育園の土地と建物を取得し、運営を行ったあとは保育園の売却、もしくは借り換えをして投資家に出資元本を返済します。

1-2.貸付先企業は東証マザーズ上場企業関連会社

保育園ファンドにおける融資先の企業は、東証マザーズ上場企業である株式会社さくらさくプラスの持分法適用関連会社、株式会社あかるいみらいアセットです。

ソーシャルレンディングでは必ずしも融資先の企業名が公開されるとは限りませんが、FUELオンラインファンドの保育園ファンドでは融資先の企業名が公開されています。

また親会社の株式会社さくらさくプラスは上場企業であるため、財務内容なども公開されており、投資前に確認できる情報は豊富であると言えるでしょう。

1-3.運用期間は23ヶ月と長期

FUELオンラインファンドの保育園ファンドの募集回数は、2021年12月時点で過去に一回のみです。その際の募集条件を見ると、運用期間は23ヶ月となっています。

また利回りは年利にして3%です。保育園の土地と建物を取得するファンドであるため、建物の建築期間が運用期間に含まれていることもあり、運用期間は長くなっています。

1-4.取得不動産を担保に設定

保育園ファンドの融資条件として、取得する土地と建物が不動産担保として設定されています。そのため仮に運用先の企業の債務不履行が発生した場合でも、担保の土地と建物を売却して投資家に出資元本の返済を行うことが可能です。

2.FUELオンラインファンドの保育園ファンドのメリット

FUELオンラインファンドの保育園ファンドのメリットとして、4つのポイントをピックアップしてみました。それぞれ詳しく見て行きましょう。

2-1.運用対象が認可保育園

過去にFUELオンラインファンドで募集が行われた保育園ファンドの運用対象の保育園は、神奈川県横浜市の認可保育園でした。

認可保育園は預かる児童の年齢や数によって一定の補助金を自治体から受け取ることが可能です。認可保育園の運営費用は、主にこの自治体からの補助金によって賄われます。

補助金が主な返済原資となるため、要件を満たして認可を得ているのであれば、一定の収益が見込みやすく投資家への分配も滞るリスクが小さいというメリットがあります。

2-2.LTV87%の担保がついている

保育園ファンドでは、取得する保育園の不動産を担保に設定しています。融資総額2億4,000万円に対し87%のLTVを設定しているため、不動産価格は約2億7,000万円以上の市場価値となっています。(※24,000万×100/87=27,586万円)

必ず不動産がこの価格で売却できる保証があるわけではないですが、融資金額を上回る価値を持つ不動産担保が設定されていることで、債務不履行発生時でも投資家に出資金額の大半の金額を返済できる可能性が高くなっています。

2-3.保育園の立地などが公開されており情報を把握できる

保育園ファンドでは、運用される保育園の所在する住所も公開されています。そのため投資家本人の目で保育園の建物の建築状況を確認したり、周辺の待機児童の数を調べたり、保育園需要をチェックすることができます。

保育園は預かる子供の数により補助金の金額が変わるため、子供の数が少ないと経営が悪化する可能性があります。保育園の立地を確認することは需要を見極めに役立つため、詳細な情報が確認できるという点は大きなメリットとなります。

2-4.融資先が上場企業関連会社

FUELオンラインファンドにおける融資先は、東証マザーズ上場企業の関連会社です。投資前に財務状況を確認できることによる倒産リスクの低さや、コンプライアンス遵守意識の高さにも期待できます。また複数の保育園の運営実績もあり、保育のオペレーション水準も一定のものがあります。

3.FUELオンラインファンドの保育園ファンドのデメリット

保育園ファンドに投資する前に、デメリットやリスクなどもしっかりと知っておきたいものです。メリットとあわせて確認しておきましょう。

3-1.運用期間が長く、市況変化のリスクが高い

過去にFUELオンラインファンドで募集された保育園ファンドの運用期間は、23ヶ月間と長めの案件となっています。

ソーシャルレンディングでは運用期間中のキャンセルはできないため、運用期間が長いほど市場変化が起きた時に対応できず、ハイリスクになるという特徴があります。その他、投資中の現金が必要となった時でも解約ができないという点も長期案件のデメリットです。

3-2.分配利回りは年利3%と他社と比較してやや低い水準

保育園ファンドの分配利回りは年利にして3%と、他のソーシャルレンディングのプロジェクトと比べるとやや低めの数値となっています。

保育園は補助金による経営を見込みやすく、低リスクである反面、分配金は大きなものではありません。FUELオンラインファンドで保育園ファンドが募集されたのは1回のみで、募集頻度は低いこともデメリットと言えるでしょう。

3-3.保育園ならではのリスクがある

保育園は0~6歳の未就学児を預かるため、オペレーション上でのリスクがあります。保育園側に大きな過失があった場合、その後の経営が立ち行かなくなる可能性もあります。

また、保育士の数が足りていないことは社会問題ともなっています。経営者と保育園の対立が発生すると、保育士が一斉に退職し、需要があっても子供を預かれなくなることもあるのです。

その他、認可保育園を運営するには、一定の建物面積や周辺環境、人員配置、設備などの基準を満たさないと自治体からの認可を受けることができません。園で問題が起き、認可を外されると補助金を支給されなくなり経営が一気に悪化する可能性があります。このような保育園ならではのリスクがあることにも注意しておきましょう。

まとめ

保育園ファンドは保育園自体が自治体の補助金で運営されるために経営が見込みやすく、一定の収入を期待しやすいファンドです。

ただし、保育園ファンドは低リスクの運用が期待できる反面、大きなリターンを得にくく、ファンド運用期間も長くなる傾向があります。また、FUELオンラインファンドに限らず、保育園ファンド自体の募集頻度は高くなく、投資機会をなかなか得られない点にも注意が必要です。

保育園ファンドのメリットとデメリットを比較したうえで、分散投資の対象としてポートフォリオに加えることを検討してみましょう。投資を行いたい場合は、保育園ファンドの募集を見逃さないように、FUELオンラインファンドへの事前登録を行うことも検討してみると良いでしょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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