新社会人に合ったクレジットカードは?選び方と人気カード3枚

クレジットカードは、急な出費や公共料金、家賃やショッピングなどさまざまな支払いに対応できます。新社会人となったタイミングで初めてクレジットカードを発行する時は、クレジットカードの機能や特典を理解した上で選ぶのが大切です。

そこでこの記事では、新社会人に合ったクレジットカードの選び方について詳しくご紹介します。内定をもらい新社会人としての準備を始めている方やまだクレジットカードを発行していない新社会人の方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2021年6月9日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 新社会人に合ったクレジットカードの選び方
    1-1.年会費が無料もしくは予算の範囲内かどうか
    1-2.コンビニやスーパー等での優待特典に注目
    1-3.ポイント還元率の高さや交換先の充実度から比較
    1-4.旅行や出張では旅行と空港特典を確認
    1-5.クレジットカード付帯保険の種類や補償額にも注目
    1-6.公共交通機関の利用には交通系ICカード付きカード
    1-7.国際ブランドは重視しなくても大きな問題はない
  2. 新社会人に合ったクレジットカード3枚
    2-1.ナンバーレスのSAISON CARD Digital
    2-2.Suica機能を搭載したイオンSuicaカード
    2-3.旅行保険付帯の三井住友カード(NL)
  3. まとめ

1.新社会人に合ったクレジットカードの選び方

新社会人向けのクレジットカードを選ぶ時は、年会費とポイントサービス、そして自身のライフスタイルとマッチした優待サービスや機能を持っているか確認するのが大切です。

それでは、新社会人に合ったクレジットカードの選び方を確認していきましょう。

1-1.年会費が無料もしくは予算の範囲内かどうか

クレジットカードを選ぶ時は、まず年会費がいくらなのか確認しておきます。

1人暮らしを始めるために引っ越しを行う新社会人や通勤のために自家用車を購入した新社会人など、さまざまな事情からクレジットカードの費用負担を抑えなければいけない場合があります。

クレジットカードの年会費は、優待サービスや機能によって大きく異なっており、無料から数十万円と幅広いのが特徴です。クレジットカードの年会費を可能な限り抑えたい時は、以下のようなタイプのカードから比較検討してみるのも大切です。

年会費永年無料 年会費無料の条件なし、無料で2年目以降も利用し続けることができる
初年度無料 1年目の年会費は無料、2年目以降は年会費を負担する必要がある
条件付き年会費無料 カードの利用額や回数など、指定の条件を満たすと翌年度や当年度の年会費無料

特に年会費無料で利用し続けやすいのは、永年無料のクレジットカードです。

一方で年会費有料カードの方が、優待サービスや付帯保険などといった点で充実している傾向にあります。年会費有料のクレジットカードに興味を持っている時は、生活費や毎月の貯蓄を差し引いた余剰資金の範囲内で負担できるか判断してみてはいかがでしょうか。

1-2.コンビニやスーパー等での優待特典に注目

普段の買い物(生活用品や食品など)やショッピング(娯楽品などの購入)を主な利用目的としている時は、スーパーやコンビニなどといった店舗に関する特典やサービス付きカードから選んでみるのも基本です。

たとえばイオンカードは、イオングループの店舗でカードを利用した際にポイント還元率がアップしたり、イオンシネマの映画料金を割引できたりといった特典を受けられます。

他にもnanacoやWAONなどといった電子マネー対応クレジットカードや、指定スーパーでのカード利用で購入代金の割引を受けられるカードなど、さまざまな特典や機能の付いたカードがあります。

まずは、自身のよく利用している店舗やサービスを整理して、クレジットカードの中に対応しているサービスがあるか確認してみましょう。

1-3.ポイント還元率の高さや交換先の充実度から比較

クレジットカードのポイントに関心を持っている方は、ポイントサービスのポイント還元率に注目です。ポイント還元率とは、何円で何ポイント獲得できるか%で表示したものです。たとえばカード利用額100円につき1ポイント貯まる場合、100×(1ポイント÷100円)=ポイント還元率1%となります。

ポイント還元率が高ければ高いほど、同じ利用額でも1回に多くのポイントを貯めることができます。ポイントを効率よく貯められるカードを選ぶには、ポイント還元率の高さから比較するのが基本です。

貯めたポイントの活用方法として、ポイント払いにも利用可能なので節約につながります。また、商品やギフト券、マイル、他社ポイントサービスへ移行および交換できるようになっています。

ポイント払い以外の用途を考えている場合は、ポイント交換先のジャンルや交換に必要なポイント数も比較しながら選びましょう。

商品やジャンルは、クレジットカード会社によって異なります。たとえばセゾンカードのSTOREE SASONでは、こしひかりやみずほの輝きといったお米をはじめ、トースター、圧力鍋などさまざまな商品を取り扱っています。また、商品交換に必要なポイント数は、1,000ポイントや10,000ポイント台など商品の価格に応じて変わっています。

商品やギフト券の獲得を重視している場合は、少ないポイント数で交換できるか確認してみるのも重要です。

1-4.旅行や出張では旅行と空港特典を確認

国内や海外旅行の好きな方や出張の機会が増える方は、旅行特典や空港特典を中心に選びましょう。クレジットカードの旅行特典とは、旅行先で役立つサポートサービスや交通機関、店舗などで利用可能な優待サービスのことです。

たとえばアメリカン・エキスプレス・カードには、国内レンタカー会社の割引特典や海外用レンタル携帯電話の割引、海外旅行の際に利用可能なサポートサービスなどがあります。サポートサービスは、現地のレストランやホテル、観光施設、医療機関などをコレクトコールにて案内してもらえるのが特徴です。

そして、空港特典に関しては、カード会社提携もしくはラウンジサービス提供の空港ラウンジ無料利用特典をはじめ、手荷物の無料宅配や大型荷物宅配割引などといった、実用性のある特典があります。特に空港ラウンジでドリンクや軽食を楽しみながら待ち時間を過ごしてみたい方には、メリットの多い特典といえます。

クレジットカードの中には、旅行や空港特典が付いていないカードもあるので、申込手続き前に旅行と空港特典の有無を確認しておきましょう。

1-5.クレジットカード付帯保険の種類や補償額にも注目

クレジットカードを選ぶ時は、付帯保険の種類や内容も確認しておくのが大切です。クレジットカードによっては、旅行傷害保険やショッピング保険などといった保険が付帯されています。

旅行傷害保険は、旅行中に発生した事故によるケガや死亡、その他疾病や携行品の盗難、第三者への損害賠償などといった場合に補償される保険です。

一方ショッピング保険は、クレジットカードで購入した商品に関する損害を補償対象とした保険です。たとえば、商品の盗難や破損などいった場合に、損害額を補償でカバーできます。

旅行傷害保険を比較する時は、特に補償額の高さや、国内と海外どちらの旅行を補償対象にしているか確認するのが基本です。また、旅行保険の適用条件が、利用付帯と自動付帯どちらなのか把握しておきましょう。

自動付帯は、無条件で旅行保険を利用できるのが特徴です。対して、利用付帯は、出発前にカードで旅行代金などを決済しておくと旅行保険を利用できるものです。

他にもクレジットカードには、カードの不正利用で発生した損害額を補償してもらえる制度があります。旅行好きや出張に備えたい方は旅行傷害保険、ショッピングが好きな方はショッピング保険や不正利用時の補償制度を軸にカードを比較してみてはいかがでしょうか。

1-6.公共交通機関の利用には交通系ICカード付きカード

公共交通機関による通勤を予定している新社会人は、交通系ICカード一体型のクレジットカードにも注目です。

クレジットカードの中には、Suica機能などを利用できるカードがあります。たとえばイオンSuicaカードは、モバイルSuicaに対応しているので、スマートフォンの専用アプリへカード情報を登録するとタッチ&ゴーサービスやアプリ定期券の購入が可能になります。

他にもJALカードSuicaは、フライトでJALマイルを貯められるほか、Suicaチャージや定期券の購入などでJRE POINTも貯まるのが特徴です。

Suicaなど交通系ICカードで通勤している方の中で、よりスマートに利用してみたい、もしくはJREポイントを効率よく貯めたい方には、特にメリットのあるサービスといえます。

提携サービスの有無は、クレジットカードサイト内に明記されています。

1-7.国際ブランドは重視しなくても大きな問題はない

クレジットカードのブランドは、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドが代表的です。国内店舗やネットサービスは、一般的に複数の国際ブランドに加盟しており、基本的にどの国際ブランドを選んでも決済に利用できる機会は多いといえます。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express(アメックス)
  • Diners Club(ダイナースクラブ) など

クレジットカードを選ぶ時は、国際ブランドを気にせず、前段で紹介した年会費や各種優待サービス、提携サービスを検討しても大きな問題はありません。ただし、普段利用しているサービスで対応可能な国際ブランドが1種類であれば、クレジットカードの国際ブランドも含めて確認しておきましょう。

2.新社会人に合ったクレジットカード3枚

新社会人がクレジットカードを選ぶ際に確認すべきポイントを把握できたら、実際にクレジットカードを調べてみるのも大切です。

ここからは新社会人にも利用しやすいクレジットカードを3種類紹介します。

2-1.ナンバーレスのSAISON CARD Digital

セゾンカードのSAISON CARD Digitalは、クレジットカードにクレジット番号や氏名などを表記していないナンバーレスカードです。さらに申込手続きから最短5分で公式アプリにカード情報が登録されるので、スピーディに利用できるようになっています。

項目 内容
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
年会費 永年無料
電子マネーおよび関連機能 Apple Pay、Google Pay、QUICPay、iD、Suica、PASMO
付帯保険 オンライン・プロテクション
ポイントサービス(通常のカード利用) 永久不滅ポイント(有効期限無期限)、ポイント還元率0.1%
主な優待サービス Abemaプレミアム3ヶ月無料、オリックスレンタカー割引、パッケージツアー8%割引、西友など提携店舗でのカード利用額5%割引

専用アプリにカード情報を登録しておくとアプリからSuicaやPASMOにチャージできるので、通勤で公共交通機関を利用している方にもメリットがあります。

優待サービスは、レンタカーやパッケージツアー割引、海外アシスタントサービスなど旅行特典をはじめ、ショッピング関連の優待や割引特典を利用できるのが特徴です。また、西友、LIVIN、サニーといったスーパーで日常的に買い物している方は、セゾンカード感謝デー開催日に5%割引特典を受けられます。

申込手続きから発行まですぐに利用したいと考えている方、セキュリティを重視したい方は、SAISON CARD Digitalが選択肢になりえます。

2-2.Suica機能を搭載したイオンSuicaカード

イオンカードのイオンSuicaカードは、Suica機能も含まれているクレジットカードです。イオンカードの利用で貯まるときめきポイントは、ポイント払いや商品交換の他にSuicaへ1,000ポイントからチャージできるのが特徴です。

チャージの際は、1ポイントにつき1円相当の交換レートとなります。また、Suicaへのチャージは、VIEW ALTTEにて行うことができます。

項目 内容
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
年会費 永年無料
電子マネーおよび関連機能 Apple Pay、Suica、iD、
付帯保険 ショッピングセーフティ保険、クレジットカード盗難保障
ポイントサービス(通常のカード利用) ときめきポイント(有効期限2年間)、ポイント還元率0.5%
WAON POINT(有効期限2年間)、ポイント還元率0.5~1%
主な優待サービス イオングループ対象店舗利用時にときめきポイント2倍、G.G感謝デーの際は5%割引、イオンシネマの映画料金割引

ショッピングセーフティ保険は、カード決済で購入した1品5,000円以上の商品に生じた破損や盗難などといった損害を補償対象とした保険です。対して、クレジットカード盗難保障は、クレジットカードの不正利用時に被った損害を補償してもらえます。

優待サービスに関しては、主にイオングループの店舗利用時に受けられる割引特典を中心とした内容です。他には、JRE POINTのWebサイトでSuica登録を行うと、JR東日本の鉄道やエキナカ店舗などでのカード利用でJREポイントが貯まります。さらにあらかじめオートチャージの設定を行っておくと、改札機をSuicaで通過した際に不足分を入金してもらえます。

日用品や食料品などの買い物をイオンで済ませている方、通勤でSuicaを利用している方などには、使いやすくメリットの多いカードです。

2-3.旅行保険付帯の三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、年会費永年無料で海外旅行傷害保険付帯のナンバーレスカードです。クレジットカードの氏名やカード番号などといった各種情報は、専用アプリのVpassで管理することができます。

項目 内容
国際ブランド Visa、Mastercard
年会費 永年無料
電子マネーおよび関連機能 Apple Pay、Google Pay、PiTaPa、iD、WAON
付帯保険 海外旅行傷害保険
ポイントサービス(通常のカード利用) Vポイント(有効期限2年間)、ポイント還元率0.5%
主な優待サービス 指定のコンビニなどでカードを利用するとポイント最大5%還元、対象の店舗を3つ登録するとポイント0.5%還元、マイ・ペイすリボの登録でVポイント1,000ポイント付与

優待サービスについては、ポイント還元を中心とした内容で前段の2種類と比較して少ないといえます。

海外旅行傷害保険の補償内容や金額は、以下の通りです。

項目 補償額
傷害死亡、後遺障害 限度額2,000万円
傷害治療費用、疾病治療費用 1階の事故や疾病における限度額50万円
賠償責任 1階の事故における限度額2,000万円
携行品損害 1回の旅行中かつ年間の限度額15万円(自己負担額3,000円)
救援者費用 1年間の限度額100万円

傷害死亡や障害治療費用などは、旅行中に発生した事故でケガを負い、死亡や後遺障害、もしくは生存していて治療を行っている場合に補償対象となります。一方疾病治療費用は、旅行中に病気を発症および治療した際に、治療費を補償対象としています。

賠償責任は第三者の物品を破損した場合の損害賠償、携行品損害は自身の持ち物を盗難されたり損壊したりした場合の損害を補償対象としたものです。また、救援者費用は、被保険者(カード会員)の遭難や行方不明などといった事態において、家族が渡航費やその他救援にかかる費用負担を補償してもらえます。

このように三井住友カード(NL)は、年会費無料かつケガや病気だけでなく携行品損害などに対する補償サービスも含めているのが強みです。

なお、海外旅行保険を利用するには、旅行前に三井住友カード(NL)で旅行代金や公共交通の代金を支払っておく必要があります。

ナンバーレスカードに興味があり、なおかつ新社会人となるタイミングで海外旅行にも行ってみたい方などは、利用メリットの多いカードといえます。

まとめ

新社会人に合ったクレジットカードを選ぶ時は、年会費無料もしくは予算の範囲内で収まるか確認すると良いでしょう。また、ライフスタイルに合った優待サービスの有無を確認したり、ポイント還元率の高さや交換先を調べたりするのも大切です。

新生活に合わせてクレジットカードを選んでいる新社会人や来年新社会人となる予定の方は、今回紹介したクレジットカードの選び方も参考に比較検討を進めてみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。