株式会社SBI証券は、1月14日から「貸株サービス」を拡充し、新たに「担保貸株サービス」の提供を開始した。保有している国内株式を、信用取引の担保としながら、同時に貸株金利を受け取ることができる。
担保貸株サービスは、顧客が差し入れた信用取引の委託保証金代用有価証券について、信用取引の余力維持に活用しながら、顧客の同意を得て機関投資家に貸付を行い、得られた貸株金利の一部を貸株金利として支払う。顧客の株式が機関投資家に実際に貸し出された場合、原則、従来の「貸株サービス」の金利よりも高い特別金利を付与する。貸出中の株式は、返却手続きなどは一切不要、顧客の都合の良いタイミングで売却・現渡も可能。
同社の担保貸株サービスは、代用有価証券の80%相当額を保証金とみなして信用取引の余力計算を行うため、顧客は、貸し出した日数に応じて貸株金利が受け取れる。さらに、担保貸株サービスだけでなく、従来の貸株サービスも対象に、株主優待や配当金の権利確定日に貸し出している株式が自動的に返却され、株主優待や配当金を受け取れる「株主権利自動取得サービス」の提供も開始。これまでは株主優待の取得に限定されていたが、配当金の権利確定日に株主優待の権利確定がない銘柄の場合でも、自動的に配当金の権利を取得する機能を追加し、株主優待・配当金両方の株主権利を得ることができるようになる。
貸出中の株式は、返却等の手続きは一切不要で、投資家側の都合の良いタイミングでいつでも売却・現渡を行うことが可能。売却した場合、貸し出していた株式は自動で返却され、約定日から起算して2営業日目までの貸株金利が得られる。
万一の時には相当額が返還される。貸出中の代用有価証券の評価額分の担保金は、同社の資産とは区別して管理しているため、万一、同社の経営が破綻した場合も、貸出中の株式の代用相当評価額を返還できる仕組みだ。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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