人工コラーゲン開発のユニクス、FUNDINNOで2回目の資金調達へ。再生医療分野への応用目指す

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【第2回】次世代“生体材料”をヘルスケアから医療分野まで展開!新技術でアレルギー疾患の課題に挑むバイオベンチャー「ユニクス」

人工コラーゲン開発のユニクス株式会社は、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、募集による投資申込みの受付を11月4日から6日まで実施する。昨年11月に続く2回目の募集で、今回の目標募集額は1998万円、上限応募額3906万円。案件名は「【第2回】次世代“生体材料”をヘルスケアから医療分野まで展開!新技術でアレルギー疾患の課題に挑むバイオベンチャー『ユニクス』」。新株予約権型で、申し込みは1口9万円、1人5口まで。

ユニクス社は人工コラーゲンの研究開発・製造を手掛けるバイオベンチャー。前回の調達額は6003万円で、オリジナルの化粧品開発を進捗させた。事業化のためにブランド「UNIQ(ユニク)」(商標申請済み)を立ち上げ、最初のプロダクトとしてオリジナル化粧水「PURECOLLA(ピュアコラ)」「PURELURO(ピュアルロ)」の上市を目指す。人工コラーゲンを用いることで、サラサラした肌触りと高い保湿性を発揮するという。抗原性がないため、動物性アレルギーがある人、肌の弱い人でも使えるとしている。朝と夜などに使い分けることができるよう、2種類を1セットとして販売する計画。将来は保存料ゼロの化粧水とし、機能性やSDGsの面でも訴求していく考えだ。

オリジナル化粧水「PURECOLLA(ピュアコラ)」「PURELURO(ピュアルロ)」

コロナ禍で化粧品市場が縮小したことなどから、化粧品の開発はファンディーノでの1回目の募集時に策定した売上計画より約1年遅れとなっている。しかし、今春から市況が回復傾向となり、また、今後の市場の見通しとして、女性向けマーケットが減った分、男性向け、スポーツ向けの化粧品需要も見込む。

さらに、新素材「人工ゼラチン」の開発にも着手。人工ゼラチン動物由来ではないアミノ酸を使って形成し、熱をかけると液体になり、冷やすと固体になるという性質を人工的に作り出そうとしている。ゼラチンは人工血管の内側のコーティングや食品分野で使われており、同素材を活用し、幅広い分野の課題解決や新規活用方法を探る。

人工ゼラチンの3つの特徴

今後は製品や開発品から得られたデータを用い、大学、医療関連企業などとの研究を通して、将来的には再生医療分野に応用していくことを計画する。前回の募集時は2025年のIPO、想定売上高約24億円だったが、今回は2026年のIPO、売上高約27億円とした。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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