「資産管理をするうえで、目的別にお金を区分するなど『お金の色分け』を意識しているか」--。SMBC日興証券株式会社は6月23日、「お金の色分けに関する意識調査」の結果を発表した。投資情報サービス「日興フロッギー」を調査主体に、同証券の口座を持ち、日興フロッギーを利用している計1万2600名およびインターネットアンケート回答者計1146名の回答を分析している。調査期間は5月29日~6月5日。
日興フロッギーでの調査では、お金の色分けを意識しているかという問いに対し、61%が意識していると回答。「日々の生活に使うお金」「決めた目的のために貯めるお金」「将来のために増やすお金」の3つに分けるとすると、それぞれの割合の平均は37%、27%、36%となり、お金の色分け意識が高い人ほど貯蓄・運用資産の割合が大きい結果となった。
現在、節約を意識している人は80%(意識している/やや意識している) に上った。実践している節約術(複数回答)は、1位(80%)が「ポイ活(ポイントを積極的に貯める)」、2位「外食を控えている(自炊やお弁当を多くしている)」(42%)、3位「コンビニに寄らないようにしている」だった。
実践している節税策(複数回答)は、1位「NISA」(69%)、2位「ふるさと納税」(46%)、3位「iDeCo」(27%)。 家計簿アプリを使っている人は31%で、使っている/使っていた家計簿アプリ1位は「マネーフォワードME」(20%)、2位「スマー簿」(11%)、3位が「Moneytree」(7%)だった。
一般向けインターネットアンケートでのお金の色分け意識は、51%が「意識している」「やや意識している」と回答。日興フロッギーの利用者よりやや低い数値だった。性別・世代別で見ると、最も意識が高いのが「20代男性」。年齢が上がるにつれ、「日々の生活に使うお金」の割合が高くなり、若い人ほど貯蓄や資産運用の割合が高くなる傾向がある。
実践している節税策の質問で。1位は「特にしていない」(36%)で、日興フロッギーの利用者と差が目立った。2位は「NISA」(32%)、3位が「ふるさと納税」(28%)だった。
日興フロッギーは、投資を今から始めてみたいかというアンケートをもとに「投資始めたい度数」と、既に投資を始めている人を対象に「投資増やしたい度数」を算出しており、5月の投資始めたい度数は13.7、投資増やしたい度数は49.8で、(今年2月の12.7、46.7からいずれも上昇していた。
理由について、同社は「日経平均株価が33年ぶりの高値を更新し、株価に関する報道が増えたことなどが、投資に関する関心・意欲を喚起したかもしれない」と予想している。
【関連サイト】日興フロッギー
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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