株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新プロジェクト「上場企業への会社売却実績を有する“シリアルアントレプレナー”が主食改革に挑む!発酵した玄米で、減少する日本のコメ農家を支える玄米ベンチャー始動」(募集期間5月11日~23日)が公開された。株式発行者の株式会社Smart Deliは「酵素玄米」を主食としたヘルシー弁当「Smart deli(スマートデリ)」の運営を行うフードテックベンチャー企業。酵素玄米で市場開拓を目指す。目標募集額600万円、上限応募額2500万円。
酵素玄米は、玄米を大豆や塩と一緒に炊き、3〜4日ほど発酵させたもの。一般的な米や玄米よりも旨味成分や栄養価が多く、もちもちとした食感が特徴。同社は現在、都内で3店舗の直営店を運営し、酵素玄米を使った弁当や酵素玄米を販売している。
酵素玄米では独自の製法によって発酵時間を約24時間に短縮、おいしくスピーディに提供できる仕組みを確立したとしている。
今後は実店舗のFC(フランチャイズ)営業本部を立ち上げ、2026年までに全国で約100店舗のFC展開をしたい考え。店舗運営以外にも、法人向けに「スマデリオフィス」という手軽に酵素玄米サンドイッチやスムージーを手に取れる福利厚生サービスや、自社ECでの販売も展開していく計画。
さらに、店舗やオフィス、自社ECなどで取得したユーザーのリスト(LINE ID)を起点に、「酵素玄米ごはん定期便」というサブスクリプションで酵素玄米を販売するD2C事業を開始する構想もある。将来は、大量生産・大量販売のため自社工場を国内に建設するとともに、中国市場への開拓も視野に入れている。
代表取締役の中西勇治氏はこれまで、マーケティング会社でLTV(顧客生涯価値)の最大化を手掛け、実績とノウハウを持つ。しかし、訪日外国人向けホテル事業がコロナ禍で打撃を受け、この際に食と健康の重要性を痛感、スマートデリ社の起業に至ったという。「玄米の価値を再定義して、人々の健康への意識を目覚めさせ、心身ともに充実した健康社会を実現したい」と意欲を語る。
日本の米食は減少傾向と言われながらも2.3兆円の規模(矢野経済研究所調べ)を持つ市場であり、「酵素玄米という新ジャンルを確立し、健康社会のインフラとしての役割を担う」というビジョンを描く。
同社はエンジェル税制適用確認企業(プランB)。ファンディーノでの投資には、株主優待として酵素玄米を提供する。投資は1口10万円(1株)~50万円(5株)、特定投資家は60万円~500万円の9コースで投資可能。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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