株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で287号案件「〈全国約1,400の宿泊施設とのネットワーク保有〉宿泊業に欠かせないホテルシステムを再定義。観光エリア共通データプラットフォームを構築して地方経済の発展に挑む」(申込期間10月31日~11月2日)が公開された。新株予約権型で、発行者は株式会社パラダイムシフト。目標募集額1629万円、上限応募額6498万円。金額は1口9万円、1人5口まで。
パラダイムシフト社はホテル・旅館などの宿泊施設向けに生産性・収益性向上を目的としたITサービスを展開するソフトウェア開発エンチャ―。主力製品「RepChecker(レップチェッカー)」は、マーケティング機能を有しており、現在注力している「AiFace(エーアイフェイス)」は、定期的に最新機能へとアップデートされるクラウド型のPMS(プロパティ・マネジメント・システム)で、施設の客室在庫、精算、会計ソフトとの連動、清掃、顧客情報などを一元管理することで、業務を効率化し、生産性向上をもたらす。さらに、コスト削減だけでなく、各システムから得られる顧客属性や季節、エリア、さらに予約に利用したチャネルやクチコミなど多岐にわたる宿泊関連データを統合し、有効な営業戦略や適性価格の分析に役立てるなど高収益体質への改善を促していく。

エーアイフェイスは千部屋規模の大型施設でも運用可能な構成ながら、利用料はリーズナブルに設定。小規模施設から宴会場や式場などを備えた大規模施設まで幅広く導入しやすい設計にしている。また、サービスとのシームレスな連携と同時契約による割引や、最新機能へのアップデートを定期的に行うクラウド型ならではの特徴を活かし、継続して使いやすいよう配慮している。

将来は、システム導入を通じて宿泊業界に有益なデータを蓄積し、観光エリア全体で活用できるデータ基盤を作り、施設同士の価格競争ではなく、地域全体が連携して発展するためのインフラシステム構築を目指す。世界的にワクチン接種が進むことで国内外の旅行者増加が見込めるため、アフターコロナの宿泊業定番システムとして日本全国約8.8万施設(厚生労働省調査)へのアプローチ、営業を加速し、シェア拡大を図る。今後は2024年での東証マザーズ上場を目標に監査法人・主幹事証券会社と契約するなど体制整備を進める。同年の想定売上高は約7億円。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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