「大切なペットをがんの苦しみから救いたい」次世代診断システムの開発ベンチャーがFUNDINNOで資金調達へ

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株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「犬猫の腫瘍と長年闘ってきた外科医とエクソソーム研究の権威が挑む、伴侶動物向けがん早期診断システム」の情報が公開された。資金調達を行うのは株式会社メディカル・アークで、目標募集額1602万円、上限応募額5985万円、申し込み期間は12月22日〜24日、新株予約権型で1口9万円、1人5口まで。

メディカル・アーク社は、がん細胞のマイクロRNAを解析し、早期発見を可能にする次世代診断システム「リキッドバイオプシー」を開発しており、同システムを伴侶動物向けに提供することを計画している。イヌの死亡理由の約54%、ネコの場合は約38%が、がんによるものだと言われる。

イヌの死亡理由の約54%、ネコの場合は約38%が、がんによるもの

死亡率が高い背景には、動物は人間に比べ進行が早い上に、飼い主が前兆に気付けないことが多く、病院を訪れたときには既にステージが進んでいるというケースが少なくない。早期発見のため、同社はリキッド・バイオプシーを伴侶動物向けに提供し、伴侶動物に対するがん診断システムの確立を目指す。

この技術は一滴の血液からがん種を判別できる可能性を持ったもので、同社の説明では既に7がん種の識別に成功しており、今後12がん種にまで拡げていこうとしている。2022年4月から、イヌ向けのがん診断のサービス提供を開始する予定で、ネコ向けのサービス提供も、約2年の研究期間を経て事業化する計画。将来は、イヌとネコの診断で蓄積した研究データを人間用の実用化に向けて還元していく考えだ。

世界的な獣医診断(アニマルヘルスケア)市場の成長を見据え、アメリカ、中国を中心に海外展開も視野に入れる。26年までにイヌの年間検体数約52万件を計画、売上高約129億円、IPOを想定している。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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