株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で6月17日、「小ロットでも黒字化可能なビジネスモデルを構築。女性のQOL向上を目指す連続起業家が挑戦するフェムケアD2C『KOKYU』」が公開された。株式発行者の株式会社KOKYU(コキュウ)は、女性のQOL向上に繋がるさまざまな商品・サービスを開発するベンチャー。拡大するフェムケア市場で、コストを抑えながら高い利益率を生み出せるビジネスモデルの成長を図る。目標募集額850万円、上限応募額3400万円、募集は今月26日から30日まで受け付ける。投資は1口10万円(1000株)、5口まで。
フェムケアは「Feminine(女性の)」と「ケア(Care)」をあわせた用語で、SDGs(持続可能な開発目標)の目標の一つに掲げられている「ジェンダー平等」も追い風に、さまざまな化粧品や雑貨、サービスが開発されている。同社は多品種×小ロットで商品展開するフェムケアD2C企業。D2C(Direct to Consumer)は自社ECサイトなどで顧客に直接販売することで、販売店数が少なくても利益を出せる仕組み。商品やサービスは丁寧なカウンセリングをもとに開発、一人ひとりの悩みに合った解決方法を提案する。社名には、生きていくうえで欠かせない「呼吸」のように「かけがえのないモノを提供したい」という想いを込めたという。
手掛けている事業は、女性の様々な悩みに応える商品を数多く扱う「フェムケアD2C」、健康で美しい体づくりを目指すための「パーソナルトレーニング」、フェイシャルエステなどを行う「パーソナルスキンケア」の3つ。メインターゲットは「ミレニアル世代」で、将来は展開する一連のサービスの中で女性のQOL(Quality of Life:生活の質)向上のため、様々な分野で未だに根強く残っているジェンダー・ギャップを解消できるような仕組みづくりを目指すとしている。
理念に共感したインフルエンサーを社員として採用しているのも特徴だ。自分の開発した商品などを、広告宣伝に頼らず、それぞれのインフルエンス力で販路を広げていく。
今後は商品数の拡大に注力。今年中に10商品をそろえ、数年後には1000種類以上のフェムケア商品の販売を目標とする。1商品あたり約1200万円の売上が可能と試算しており、商品数が増えるごとに事業規模も拡大する計算だ。2027年には販売数量110万個以上の生産を計画する。
「商品を購入したら終わりではなく、様々な悩みを解決できる商品・サービスを個人ごとにコーディネートして提供し、個性が重視される現代だからこそ必要なパーソナライズの仕組みを、まずは美容やフェムケアの分野で展開していきたい」としている。
同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプA)。株主優待としてECサイトで利用できる割引クーポン(5000円、1万円)の提供を予定している。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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