医師の業務負担を大幅軽減。マスク越しでも高精度のAI音声認識サービス開発元がFUNDINNOで資金調達へ

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〈「すごいベンチャー100」選出企業登場〉これからの電子カルテ入力は“声”だけで行う時代。認識率約95%の超高性能AIエンジンが医師の「秘書」になる!

株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、スマート医療秘書サービス「kanata(カナタ)!」などを提供するカナタ株式会社のプロジェクトが公開された。募集期間は11月18日から20日、目標募集額750万円、上限応募額3千万円、申し込みは1口10万円10株から、1人5口まで。

カナタ社は、電子カルテ入力や医療文書作成の負担を大きく軽減するためのスマート医療秘書サービスのカナタ!と、診察室での会話をテキスト化・解析する独自の音声認識エンジン「kanaVo(カナボー)」を開発・提供している。カナタ!は診察室での医師と患者の会話を音声認識でテキスト化し、解析により必要な要素を抽出して電子カルテに自動入力できる。

電子カルテ入力や医療文書作成の負担を大きく軽減するためのスマート医療秘書サービス「kanata!(カナタ)」

音声認識による会話のテキスト化、自然言語処理によるテキストの要約(サマライズ、RPA(Robotic Process Automation(業務自動化ツール)による自動入力の3ステップで、カルテ入力作業の負担を大幅に軽減。医師は患者と向き合って診察することに集中できる。現在ベータ版をリリース済みで、2022年に製品版をリリースする予定。

スマート医療秘書サービスのカナタ!

カナボーは、診察室という空間の特性に合わせた細かなチューニングによって、マスクをした状態でも約95%の認識率を実現する音声認識エンジン。2つを組み合わせることで入力の精度をさらに高める。今月末を目途にベータ版を経て、22年1月に正式リリース予定。毎月5時間程度までは無料で提供して認識精度を実感してもらい、それ以上は時間単位で購入できる課金パックも計画する。

診察室での会話をテキスト化・解析する独自の音声認識エンジン「kanaVo(カナボー)」

次の段階として、診察中の移動にも柔軟に対応する、スマートグラス連携ARソリューションを22年4月にリリース予定。並行して、自然言語処理技術を活用し、災害時情報共有のための研究プロジェクトの推進、医療系全般への対応や弁護士業界への横展開、海外展開も視野に入れる。IPOは27年を予定、想定売上高は21億円。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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