株式投資型CF「FUNDINNO」の日本クラウドキャピタルと菊池製作所が資本業務提携。福島のものづくりに貢献

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株式投資型クラウドファンディング(CF)「FUNDINNO(ファンディーノ)」を運営する株式会社日本クラウドキャピタルは2月15日、株式会社菊池製作所を引受先とした第三者割当増資の実施と菊池製作所との資本業務提携の合意を発表した。菊池製作所の工場がある福島県を中心に、日本のものづくり産業への貢献を目指す。

菊池製作所は1970年創業、精密板金加工、金型製作などを祖業に、ものづくりの「一括一貫体制」体制を整えた「ものづくり総合支援企業」をうたい、近年はサービス・サポートロボット分野を中心としたスタートアップへの「事業化包括支援」を掲げ、新たな価値創造を目指している。

また、2014年に福島県が「イノベーション・コースト構想」として、同社の南相馬工場が立地する南相馬市がロボット産業の集積をめざすプロジェクトの中心地となった。これを受けて「日本のものづくりに貢献する」ため、新産業の育成、発展に注力している。その一環として、現在はファンディーノにおけるサポーターとして、調達企業の成長支援、販売支援を通して、ものづくり企業の成長支援を課題に取り組む。

今回の資本業務提携により、弊社が支援するスタートアップ企業に対し、ファンディーノや「ファンドア」などのサービスの情報提供を行い、企業成長促進を支援するとともに、ものづくり産業の育成、発展と、誰もが起業できる世界の実現を目指し、両社で取り組んでいく方針。ファンドアは事業計画や資本政策など、資金調達に必要な流れや書類作成を支援する、また、株主総会に必要となる招集通知から委任状、議事録までを自動で作成する機能も備えた未上場企業向けのサービス。業務の効率化と省力化を実現し、未上場企業で働く社員の貴重なリソースを本来注力すべき業務にアサインすることを後押しする。

日本クラウドキャピタルは昨年12月、ファンディーノ事業で、南相馬市とは市内のベンチャー企業などの資金調達を支援する金融機関として連携協定を結んでいる。

福島イノベーション・コースト構想は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域などの産業を回復するため、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト。ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙の各分野におけるプロジェクトの具体化を進めるとともに、その実現に向けた産業集積や人材育成、交流人口の拡大などを図っていく。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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