SNSで影響力を持つ「インフルエンサー」に製品やサービスを紹介してもらい、口コミを通して購買に繋げるインフルエンサーマーケティングは、メーカーや小売業をはじめ様々な業種で注目されている。株式投資型クラウドファンディング(CF)サイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で公開された新規案件「これからの消費を牽引するZ世代を攻略!AIとインフルエンサーを活用して共通の興味・関心を持った集団のマーケティングを最適化する『INFRECT』」は、インフルエンサーマーケティング向けのプラットフォームを運営するゼロスタ株式会社が株式発行者。目標募集額2千万円、上限応募額3千万円で、投資は1口10万円 (20株)、上限は1人5口。申し込み期間は2月14日~18日。エンジェル税制適用確認企業(タイプA)。
Z世代は1990年後半から2000年代生まれの年齢層。デジタル機器に慣れ親しんで育ち、新たなビジネスモデルの創出、そして消費を担う世代と目されている。同社はこの世代を顧客として獲得するためのマーケティングサポートツール「INFRECT(インフレクト)」を開発した。主な機能は、AIによるインフルエンサー探索、AIによるレポート作成、インフルエンサーリストアップの3つ。中でもAIによるインフルエンサー探索は「旧来型のインフルエンサーのキャスティング手法とは一線を画す」と自負している。

これまでのインフルエンサーのキャスティングは「登録者数・フォロワー数やエンゲージメント数から効果を推定するだけで非効率的」(同社)なのに対し、インフレクトは「インフルエンサーのサイコグラフィック(心理学的属性。ライフスタイル、行動、信念、価値観、個性、購買動機、あるいは商品使用程度によって顧客を分類)、投稿情報、オーディエンスのサイコグラフィック情報をAIで高度に分析し、失敗のないようにマーケティングを支援する」という。

インフルエンサーの探索や分析の内製化ができないと、外注先に高額な料金を支払うケースが生じることも多い。同社のインフレクトは、AI技術を強みに中小、老舗を含むあらゆる企業がZ世代の顧客理解を目的としたインフルエンサーマーケティングを簡単にできるナレッジプラットフォームの提供を目標とする。
今後はAIエンジニアを増員し、インフルエンサーを活用した際の効果予測や、Z世代に効果的なクリエイティブの自動作成など機能拡充を図り、さらにZ世代の共感を得られるD2Cプラットフォームの構築を進める方針だ。
KPIでは、年内に月額無料で何回でもインフルエンサーへ仕事発注可能なマッチングプラットフォームを実現、23年以降は、インフルエンサーによるオンラインセレクトショップ機能、消費者の属性やデモグラフィック情報・趣味嗜好・情報取得の⽅法によって、⾼度に細分化されたセグメント集団「トライブ」の分析機能などを追加。27年にインフレクト事業の有料利用部署数600部署以上を目指し、IPOと売上高27億円を目指す。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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