株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、「日本中の壁をアートで圧倒的に彩る!100名超の気鋭アーティストと共に創る新たな広告モデルでアートが身近に溢れる日本を目指す『WALL SHARE』」(募集期間2月23日~25日)の情報が公開された。株式発行者のWALLSHARE株式会社は、全国に多数存在する空き壁を、企業や行政のプロモーションにつながるアート作品を描く場として活用するというビジネスモデルで資金調達に挑む。目標募集金額800万円、上限応募額2千万円で1口10万円、1人5口まで。
同社のビジネスモデルは、空き壁を有効活用したい壁主から提供された壁に、アーティストが広告主の意図を汲んだ作品を手掛けていく「ウォールアート」の提供。空き壁に広告を掲載することで、壁のオーナー(壁主)にとっては新たな収益源になるだけでなく、所有物件エリアの景観向上に繋がり、アーティストにとっても活動の機会が増えるなどのメリットがある。
壁を媒体にしたアート広告の収益性は未知数だが、空き壁だけに壁の賃料は安く、粗利率は60~65%と高い。また、楽しまれる広告として契約期間の可能性も高く、企業からの一括払いが可能で、アーティストへの制作フィーの一括払いも可能という。今後は不動産会社との連携による空き壁の獲得、行政とのタイアップによって社会的な信頼獲得を目指していく。
3⽉には渋⾕エリアで合同会社Endianが運営するリラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」と連携し、シャッターを活⽤した地域⽀援アートプロジェクト「CHILL ART」を実施する予定だ。
新型コロナウイルスの影響で、飲⾷店をはじめ甚⼤な影響を受けている店舗経営者や不動産オーナーを対象に、新たな収益源にもつながるスキームの導⼊や、シャッターアートによる認知度拡⼤のための施策の提案をしていく。IPOは2026年を予定、想定売上高約20億円、累計提携壁数714壁を計画する。
同社が資金調達に活用するファンディーノは、日本初の株式投資型CFサービスのプラットフォーム。普通株式や新株予約権への投資として、1口10万円前後の少額からIPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる。株式投資で資金を募りたい企業は多彩だが、日本クラウドキャピタルの厳しい審査を通過した企業のみが募集案件化される。
投資家は投資先企業からのIR情報を定期的に確認できるほか、企業によってはエンジェル税制による控除や株主優待といった特典もある。投資を行う場合は、投資家にも登録時に投資適格性などの審査が必要となる。累計成約額は46億7270万円、累計成約件数140件、ユーザー数5万6896人(2月18日時点)。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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