酸素吸入療法に特化した医療機器開発ベンチャーがFUNDINNOで2回目の資金調達へ

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【第2回】呼吸同調器や流量調整器の小型軽量化に成功!国内約18万人の在宅酸素療法患者向けに製品を開発する企業が次に挑む病院向け酸素ボンベ管理ソリューション

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「【第2回】呼吸同調器や流量調整器の小型軽量化に成功!国内約18万人の在宅酸素療法患者向けに製品を開発する企業が次に挑む病院向け酸素ボンベ管理ソリューション」(募集期間3月5日~9日)が公開された。株式発行者の武蔵医研株式会社は酸素吸入療法に特化した医療機器を開発する医療系ベンチャー。ファンディーノでの初回の資金調達は21年1月、2750万円を集め成約した。今回は目標募集額754万6千円、上限応募額3008万6千円、投資申し込みは1口9万8千円コース (7株)、1人5口まで。同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプB)。

同社は主に在宅で酸素吸引療法を行う患者向けの医療機器の開発を行っている。現在、在宅酸素療法で使用するポケットサイズ呼吸同調器「アイビー」、在宅用の酸素ボンベに取り付ける流量調整器「カルミア」の2つの製品の開発を完了させている。

在宅酸素療法で使用するポケットサイズ呼吸同調器「アイビー」、在宅用の酸素ボンベに取り付ける流量調整器「カルミア」

アイビーは小型・軽量化を実現し、電池の持続性も向上させることで、従来の酸素より効率的に酸素吸引ができるようになる。カルミアは、在宅用酸素ボンベの先端に取り付けるレギュレータ(制御装置)で、従来のレギュレータに比べ、機器全体を小型化・効率化したことで、一般の方でも取り外しがしやすく、酸素残量も一目でわかる仕組みになっており、外出時に持ち歩きし易いよう工夫されている。

昨年の資金調達後、アイビーはコロナ禍でも順調に出荷量を増やし、今年度の出荷台数は昨年度の出荷量を約50%上回って推移する。カルミアは昨年3月から販売を開始し、累計約1000台を出荷。また、院内用圧力調整器の開発において公益財団法人川口産業振興公社が行う「令和3年度 川口新製品等開発振興奨励制度」に採択され、新技術開発に関する奨励金を獲得した。

アイビーの出荷量

今後は病室などで使用される酸素ボンベに取り付ける小型の流量調整器や、「アイビー」と「カルミア」を一体化した「一体型呼吸同調器」の販売も行う予定。これらの医療機器を、在宅領域および医療施設の双方に同時に卸していく「両利きの経営」を実践していくことで、事業をスケールさせていく計画を立てている。マイルストーンは2026年のバイアウトを予定し、売上高は約4.4億円を想定する。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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