「溶けないアイス」を介護や地方創生にも。開発メーカーがFUNDINNOで二度目の資金調達へ

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食品の保形性向上原料を製造・販売するFULLLIFE株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で11月1日から6日まで募集による投資申込みの受付を実施する。目標募集額1700万円、上限応募額6500万円で、投資は1口10万円40株、50万円まで。特定投資家口座からの申込みは100万円400株~1千万円4000株を上限とする。同社はファンディーノでは2回目のCFで、2021年9月の初回募集は目標募集額2076万9千円に対し5429万6100円を調達、成約した。プロジェクト生名は「【第2回】常温でも約1時間溶けないアイスクリームの次は”溶けにくい氷”を開発!常温流通により冷凍コスト削減し販路を全国に拡大する『FULLLIFE』」。

同社が製造・販売する食品の保形性向上原料は「MIXREAM MIX(ミクスリーム ミックス)」。前回の募集時の名称「KANAZAWA MIX」から今春、変更した。この原料には、アイスクリームや生クリームなどクリーム類の離水を抑制して溶けにくくする機能と、気泡の弾力性を向上させて崩れにくくする機能があり、この特性により、アイスクリームや氷菓子の形状や食感に多様性を与え、商品により付加価値を加えることができるとしている。

溶けないアイスクリーム MIXREAM MIX(ミクスリーム ミックス)

21年度の売上高は計画比約106%となったが、計画値を上げた22年度は新型コロナウイルスの影響もあり、計画値の約32%と減少。

しかし、飲食店の営業再開で注文が増えつつあり、特に主力商品である飲食店向けのドリンク用ボールアイス「シーズニングシャーベット(22年4月から同社オリジナル商品として新発売)」は順調に出荷量を増やしているという。さらに、常温での流通も可能な溶けにくい氷製品「&(アンド)アイス」シリーズの開発に成功した。

溶けにくいアイスは、喉に付着しづらく飲み込みやすいことから、嚥下障害のある高齢者でも安心して食べることができるため、介護向け食品としての活用を想定。また、この原料を加えたアイスは、金型と食品用の塗料、それと専用のフードプリンターを活用することで、アイスを立体かつ様々なカラーにすることが可能になる。自由なデザインで成形できれば、日本各地でご当地アイスなどが創れ、地方創生にも貢献できるとアイディアを膨らませている。

今後は、テーマパークや大手コンビニチェーンなどでの販売、アイスだけでなく、ケーキやその他のスイーツにも活用を進め、事業の多角化を目指す。国内での販路を広げながら、アジア諸国に向けた海外展開も計画。28年にはオリジナルの「&アイス」の年間販売個数1265万個突破を目指す。

株主優待として、投資家に同社の製品を進呈する。

FULLLIFE株式会社の株主優待

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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