安全ヘルメットをデジタルツールに。スマートヘルメット開発企業がFUNDINNOで資金調達

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株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新株予約権型の新規案件「デザイン×テクノロジーで建築・製造現場と管理者をクラウドで繋ぎ、DX化を加速するスマートヘルメットシステム『CrossWare』」が10月6日募集開始となる。ファンディーノで資金調達を行う株式会社Borderlessは、ヘッドアップディスプレイやカメラ、ネットワーク機能を掲載した「スマートヘルメット」のシステム開発・製造を行うベンチャー企業。目標募集額1503万円、上限応募額6012万円。投資は1口9万円で1人5口まで、特定投資家口座からは450万円まで申込み可能。

同社は2020年からデジタル技術で安全性を向上させた「スマートヘルメット」のシステム開発・製造を行っている。第1号プロダクトは二輪車用の「CrossHelmet(クロスヘルメット)」で、人間の視野の中に、周囲の光景に溶け込むよう重ね合わせて情報を投影させる表示装置「ヘッドアップディスプレイ」とリアビューカメラを用いた360°視界の確保によって、既に発売中。この技術とノウハウを活かし、建設現場や製造現場などで利用できる産業用スマートヘルメットシステム「クロスウェア」の開発に取り組んでいる。

クロスウェアは、ヘッドアップディスプレイやタッチパネル、カメラなどがセットになったアタッチメントデバイスで、既存の現場用ヘルメットに装着して使用できる。ディスプレイでの資料確認やカメラによる映像の記録、音声通話やデータの送受信をハンズフリーで行えるという。また、現場で記録したデータはクラウドを通して管理用ウェブアプリから閲覧でき、管理者が実際に現地に赴かずに現場の確認や立ち合いを行う「遠隔臨場」をより効率的に、より対面に近い形で実施することも可能にする。

今後は建設、製造のほか警備や物流といった業界、海外市場にユーザーを広げる。米国の宇宙活動プロジェクトでのスマートヘルメットを利用したテストも進行中といい、可能性を感じさせる。28年に産業用ヘルメット期末契約件数477件を目標とする。さらに、クロスヘルメットで培った音場制御技術を活かし、将来はヘルメット型のVRゲーミングデバイスクロスウェアの開発の構想もある。

同社はこれまでに事業会社とファンド、個人投資家への第三者割当増資、金融機関からの融資とCFにより、プレシリーズBの資金調達を完了。今年7月1日時点で累計調達額は約4.3億円となっている。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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