乳がん罹患者のQOL(生活の質)の向上を目指し、オーダーメイド装着式人工乳房製作をはじめとしたブレストケアを手掛けるブレストケア京都株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2月10日から14日まで投資申込みの募集受付を実施する。プロジェクト「日本人女性の9人に1人が乳がんに悩む時代。女性社長率いる乳がん経験者たちが作る、『オーダーメイド人工乳房』が術前の日常を取り戻す!」は新株予約権で目標募集額1008万円、上限応募額4005万円、申し込みは1口9万円、上限は1人5口。
同社によると、乳がん罹患者は、再発を防ぐため乳房切除を余儀なくされるケースが少なくなく、場合によっては健常側の乳房の切除も受け入れなければならないこともある。乳房切除は切除後の処置の判断や、その後のQOLにまで影響する。同社はオーダーメイド装着式人工乳房製作をはじめとしたブレストケアを手掛ける。乳房切除後、形成外科による乳房再建手術を希望しない、または選択できない人を対象とする。
装着式人工乳房、乳房パッド、ニップルを、「ブレスト・アーティスト」と呼ばれる職人の技術によりリアルに再現し、「術痕を隠して温泉入浴ができる程のクオリティ」(同社)を提供する。体重増加など身体の変化に合わせた調整も可能。
同社製品の特徴は「徹底的に女性目線を貫き、左右対称などの再現性を実現」していること。人工乳房の価格帯は、「エアータイプ」が28万円から、「ジェルタイプ」が45万円から、接着剤を塗る部位を限りなく透明にする「透明タイプ」が78万円からとなっている。今後は、既製品型の乳房パッドを新製品として開発販売していく。また、オーダーメイドのノウハウを活かすことで、ユーザー自身がサイズや形状を調整できる可変型の製品の開発、低価格でのオンライン販売も実現させたい考え。
また、中長期的に中国への販路拡大を視野に入れている。上海、北京、広州の三大都市にサンプルを配布し、市場の反応を分析して今後の販売拡大へと繋げていく計画だ。バイアウトは2027年、売上高約5.5億円を想定する。
「経済的な理由や乳がんの治療などにより乳房再建ができない人は多い。切除後に左右の体幹バランスが乱れ、歯のかみ合わせや背骨の歪みといった後遺症もある。当社の製品を世の中に広め、多くの罹患者の方の福音としたい」とプロジェクトに思いをかけている。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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