株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「〈NEDOやAMEDが採択〉副作用の少ない局所投薬デバイスでがん治療を変革。成長著しいインド市場を攻める『アットドウス』」が6月25日午後7時半から募集を開始する。CFを行うのは、モバイル型投薬・点滴デバイスを開発するアットドウス株式会社(神奈川県横浜市)。次世代型投薬デバイスとして事業の成長を目指す。目標募集額1千万円、上限応募額9992万円。募集期間は7月8日まで。
アットドウス社は、電気浸透流ポンプという技術を用いて、粘性の高い薬液でも超微量で正確に一定の速度で局所に投薬できるデバイス「atDose Core(アットドウス・コア)」を開発・製造している。薬剤を超微量に正確に、局所に強い力、または持続的に一定の速度で投与することも可能。これらの機能により、細い針でも粘性の高い薬剤でも正確に吸引・吐出でき、また、脳や心臓、がんの患部などへのピンポイント投薬も可能となるほか、人間の手では難しい微細なコントロールを継続的に行えるとしている。
特に、がん治療では、同デバイスを使って抗がん剤をがんの患部に局所投与すれば、副作用を大幅に軽減できると期待される。今後は、特許取得済みのシステムと連携させ、患者の身体状況のモニタリングや投薬タイミングの制御を行えるようにすることを計画しており、また、センサーとの組み合わせでIoT化することにより、次世代型投薬デバイスとしてデザインしていく計画。まず、眼科領域やインド市場で早期に実績を積み、がん市場だけでなく、さまざまな分野への展開を図るインドをターゲットとする理由として、同社は「成長市場であると同時にインフラが未整備で、医療の面で多くの社会課題を抱えている。一方で、資源を有効に活用し、低価格かつシンプルで、先進国にも通用するイノベーティブな製品・サービスを生み出しやすい、新しい技術を導入しやすい環境であるとも考えられる」と説明。新興国や途上国を震源地にイノベーションを起こし、優れた製品やサービスが先進国へ逆輸入される「リバースイノベーション」を目指す。
2024年に日印で量産に向けた開発に着手、2026年よりIPO準備開始、2029年に累計共同研究数15件を計画する。
投資金額は1口8万円(2株)、1人6口まで。特定投資家口座からは、これに加え96万円(24株)〜960万円(240株)の6コースで申込みできる。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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