観光地の体験型ECとDX化で地方創生を。客室デジタルサービスの開発ベンチャーがFUNDINNOで2回目の資金調達へ

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<売上前年比約156%伸長>観光系IT企業の元CMOが創業。体験型Eコマースとアナログ業務のDXサービスで旅行・宿泊に新しい体験価値を提供「cocodake」

宿泊客向けの体験型Eコマースと宿泊施設向けのDX化サービスを展開する、あめつちデザイン株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、6月8日から22日まで募集による投資申込みの受付を実施する。ファンディーノでは昨年5月に続く2回目の資金調達で、前回は2080万円を集め成約した。今回は目標募集額806万7600円、上限応募額2001万9600円。案件名は「<売上前年比約156%伸長>観光系IT企業の元CMOが創業。体験型Eコマースとアナログ業務のDXサービスで旅行・宿泊に新しい体験価値を提供『cocodake』」。

同社は、宿泊施設の館内や客室で地元の逸品を体験、スマホで購入できる「体験Eコマース」と宿泊施設のアナログ業務をデジタル化する「DXプラットフォーム」をセットにした客室デジタルサービス「cocodake(ココダケ)」を提供している。2018年に初期型ココダケをローンチ、実際に宿泊施設に導入しながらPMF検証を進め、課題やニーズを洗い出し、改善点を反映したリニューアル版を今年4月にリリースした。

リニューアル版では画面デザインをスタイリッシュで上質な雰囲気に変更、管理画面および宿泊客側画面のUIも簡単で直感的に変更している。多言語化(英語を含む3ケ国語を予定)や、自社WEBサイトと連動した日時指定でのニュース配信機能、ルームサービス・備品のリクエスト機能なども実装し、宿泊施設・宿泊客双方の利便性向上に取り組んだ。また、これまでは宿泊客がココダケを利用する場合、事前にユーザーアカウントの発行が必要だったが、機能を切り分けることで、宿泊客はアカウント登録不要で利用できるようになっている。

高級旅館やリゾートホテルを中心に12施設・346室で導入され、86社の生産・製造業者が参画(23年4月末時点)。今期(2023年6月期)の売上高は前期比約156%伸長の見込み。今年5月には株式会社BENLYと業務提携を発表。国内外の物流、マーケティング、ECサイト制作を手掛ける同社との協業で、地域の逸品を、訪日観光客の海外の自宅まで届けるサービスを提供する。

また、IT導入補助金の支援事業者に採択されており、補助金制度を利用したシステム導入を推進していく計画もある。宿泊施設をショールーム化し、「体験→その場で購入」の導線を主軸としながら、地域の生産・製造業者とその製品の認知を拡大、宿泊客のリピート購入や広告、検索流入ユーザーの購入にも繋げていく考え。28年にはココダケ導入客室数約28,000室を目指す。

株主優待として、500株未満の株主には「cocodake」ECサイトでの購入代金3%OFF、500株以上を持つ株主には、「cocodake」ECサイトでの購入代金3%OFFに加えて、同社サービス導入宿泊施設での宿泊料金を10%割引する。

投資は1口9万9600円(83株)、1人5口まで。特定投資家は99万6千円(830株)、199万2千円 (1660株)、298万8千円 (2490株)、398万4千円 (3320株)の4コースで申込み可能。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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