SBI証券、先物取引の評判は?メリット・デメリットも主要ネット証券と比較

手数料最安水準のSBI証券では、レバレッジを効かせて大きなリターンを狙える先物取引も取り扱っています。先物取引は「売り」から入ることで相場の下落局面でも利益を狙えるほか、銘柄選びもしやすく、夜間取引も可能なので日中忙しい方でもリアルタイムに取引できるのが特徴です。

この記事では、SBI証券の先物取引の特徴、メリット・デメリット、評判、始め方について詳しく解説していきます。先物取引に関心のある方、SBI証券の先物取引の評判について気になる方は、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※先物取引は、ハイリスク取引となり大きな損失が出ることもあります。仕組みなどを十分に理解してから、ご利用をご判断ください。

目次

  1. SBI証券の先物取引の特徴
  2. SBI証券の先物取引のメリット
    2-1.主要株価指数に投資できる
    2-2.手数料も業界最低水準
    2-3.取引ツールが無料で利用できる
    2-4.「HYPER先物」コースのレバレッジが通常の2倍
  3. SBI証券の先物取引のデメリット
    3-1.ラージの必要証拠金は高め
    3-2.損失も大きくなる
    3-3.追証が発生する
    3-4.取引期限がある
  4. SBI証券の先物取引の評判
  5. SBI証券の先物取引を始める手順
    5-1.口座開設
    5-2.口座への入金
    5-3.取引開始
  6. まとめ

1 SBI証券の先物取引の特徴

SBI証券が取り扱っている先物取引とは、株価指数や金・原油などの商品を将来の決められた日に現時点での価格で売買することを約束する取引です。

先物取引では、「買い付け(または売り付け)を約束した時点の先物価格」と「決済時点での先物価格」の差額のみの受け渡しを行うため、差金決済取引とも呼ばれます。また、先物取引を行うには一定の証拠金を証券会社に預け入れる必要があり、実際の取引価格より少ない資金で取引できるのも特徴です。

例えば、日経平均株価を対象とする銘柄「ミニ日経225先物」の場合、必要証拠金は15万9,000円です。現時点の日経平均株価が2万9,000円の場合、2万9,000円×100(取引単位)=290万円の取引を行えるので、この時のレバレッジは18.2倍となります。

現物の株取引では、290万円の株式を取得するのに同額の資金を用意する必要がある一方、先物取引では、15万9,000円の用意で済みます。株式の信用取引でもレバレッジは約3倍となるので、先物取引は少ない金額でより大きな取引を行えるのが特徴です。

また、先物取引では「売り」から取引を行うことも可能です。相場が下落すると予想すれば、「売り」から入り、その後に買い戻すことで利益を狙うことができます。これも現物の株取引には無い特徴となります。

2 SBI証券の先物取引のメリット

SBI証券で先物取引をするメリットは以下の通りです。

2-1 主要株価指数に投資できる

SBI証券の先物取引で取り扱う銘柄は、指数先物です。指数先物には、国内の株式指数やREIT指数、海外の株式指数などが含まれており、投資できる指数先物の選択肢は15銘柄と豊富です。

国内の株式指数は、「日経225」「TOPIX」「東証マザーズ指数」などが対象です。国内のREIT指数は、「東証REIT指数」になります。一方、海外の株式指数には、「NYダウ」「FTSE中国50」「台湾加権指数」など、アメリカ、中国、台湾の株式指数を対象としています。

また、SBI証券の先物取引には、通常の銘柄だけではなく、ミニの銘柄もあります。ミニの銘柄で取引する場合、取引単位や必要となる証拠金額が通常の銘柄の10分の1になるため、より少ない資金で始めることができます。

2-2 手数料が業界最低水準

SBI証券の先物取引は、手数料も業界最低水準です。以下は、主要ネット証券4社の日経225先物の手数料をまとめた表です。

項目 日経225 ミニ日経225
SBI証券 275円 38.5円
楽天証券 275円 38.5円
GMOクリック証券 220円 37円
マネックス証券 275円 38.5円

(すべて税込表記)

先物取引の主要ネット証券を比較してみると、日経225およびミニ日経225の双方の取引手数料において、GMOクリック証券がほかよりも低くなっています。SBI証券の先物取引の手数料は、GMOクリック証券と比較すると高くなりますが、楽天証券やマネックス証券と同じく業界最低水準です。

2-3 取引ツールが無料で利用できる

SBI証券の先物取引口座を開設すると、「HYPER SBI」を無料で利用できるようになります。HYPER SBIとは、取引の際に必要となる情報の収集から注文の発注までまとめて行えるリアルタイムの取引ツールです。

他の主要ネット証券の先物取引においても無料で利用できる取引ツールを提供していますが、HYPER SBIは、ドラッグ&ドロップ操作で注文の発注や取消ができるのが特徴で、先物取引経験が浅い方でもスムーズに取引を行えます。また、最良気配を確認しながら最短ワンクリックで注文できるため、スピード発注をするにも適しています。

さらに、株価や出来高などのランキングもリアルタイムに更新されるため、常に最新の情報を得ながら取引することが可能です。銘柄の表示形式も全部で5種類あり、一度に20銘柄の相場状況を確認できるのも、この取引ツールの特徴です。

このほか、最大1万件までお気に入り銘柄として登録できるため、気になる銘柄の検索もスピーディーに行えます。

2-4 「HYPER先物」コースのレバレッジが通常の2倍

SBI証券の先物取引では、取引コースを「HYPER先物」にすると、よりアクティブな取引を行えます。HYPER先物とは、建玉の保有期限を新規建てしたセッションのみにすることで、証拠金額を通常の半分の額を準備すれば取引を始められる仕組みです。先物取引をする際に効かせられるレバレッジも通常の2倍となるため、そのぶん、リターンも高くなります。

また、建玉の上限も通常の先物取引より拡大されます。SBI証券で先物取引を行う場合、建玉の上限は200~400枚です。これに対して、HYPER先物の場合、建玉の上限は500枚になります。

なお、HYPER先物の対象となるのは、「日経225先物」「ミニ日経225先物」「TOPIX先物」「ミニTOPIX先物」の4つです。

このほか、SBI証券の先物取引には便利なスマホアプリもあります。「執行数量条件」「決済順序」「ワンタップ注文の可否」などの事前設定を行った上で、簡単にスピード注文ができるため、外出中でも注文や決済を行えます。

各先物銘柄の最新の主要指標やそれに関連するニュース・市況、立会気配値、チャートなども確認可能で、自動ログイン機能が搭載されており、ログイン時にユーザーネイムやパスワードを入力する必要もありません。

スマホアプリも、HYPER SBIと同様に利便性が高いため、先物取引をスムーズに行うことができます。

3 SBI証券の先物取引のデメリット

SBI証券の先物取引にはリスクもあります。口座を開設する際には、以下の注意点を考慮することが大切です。

3-1 ラージの必要証拠金は高め

先物取引では、証拠金として一定額を口座に預けることで取引を始めることができますが、ラージ(通常の銘柄)の必要証拠金額は高めです。

例えば、日経225先物の1枚あたりに必要となる最低証拠金額は159万円、TOPIX先物の場合は94万5,000円となります(2021年4月8日時点)。

一方、ミニの1枚あたりの証拠金は10分の1で済みます。また、先物取引と取引方法が似ているFX(外国為替取引)の場合も、証券会社によっては数千円単位の証拠金を用意すれば始められるケースもあります。その点を比較すると、先物取引の通常銘柄を取引する際に必要となる元手資金は高めです。

3-2 損失も大きくなる

先物取引は、売買対象銘柄の将来の決まった日に現時点での価額で取引し、その差額を狙うものです。一定の証拠金を口座に預け入れることで、レバレッジを効かせた取引が可能ですが、生じる損失も通常取引より大きくなります。

レバレッジの単位や相場状況によっては、損失の拡大によって証拠金が不足し、保有中の銘柄の建玉を維持できなくなるケースもあります。

3-3 追証が発生する

先物取引では、建玉を維持するための証拠金を預け入れた証拠金が下回った時、追加資金を口座に預け入れて対応しなければなりません。これを追証と言います。追証が発生した日の翌日の15時30分までに追加で証拠金を口座に預け入れできない場合、保有銘柄がすべて強制決済されて、新規取引が停止されます。

3-4 取引期限がある

現物株式は、発行している会社が倒産しない限り基本的に無期限で保有できますが、SBI証券で取り扱う先物の銘柄には限月が定められています。限月とは、先物の銘柄を取引できる期間のことです。

SBI証券では、銘柄ごとに限月を選択して注文する必要があるため、取引できる期限が決まっています。先物の銘柄を注文後、期限までに反対売買をしない場合、自動的に決済される仕組みになっています。

4 SBI証券の先物取引の評判

SBI証券で実際に先物取引を行っているユーザーから、以下のような意見や感想が寄せられています。

  • 「高性能なツールやスマホアプリが利用できて取引の利便性が高い」
  • 「先物取引で大きな利益を狙いたい人にも使える」
  • 「必要な元手資金が高めなので気軽に始めるのが難しい」
  • 「リスクが高く長期投資には向かない」

※いずれも個人の感想です。サービスに関してご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。

SBI証券の先物取引はおおむね高評価です。特に高性能なツールやスマホアプリを利用でき、取引の利便性が高いという意見が多く目立ちます。アクティブな取引もできる環境にあることから、ハイリターン狙いの先物投資家からも支持されています。

一方、ラージの場合に必要証拠金が高くなる点や、取引期限が決まっているため、相場状況によらず期限がくれば自動決済される点がデメリットになるとの意見もあります。

5 SBI証券の先物取引を始める手順

SBI証券の先物取引は以下の手順で始めることができます。

5-1 口座開設

SBI証券で先物取引を始めるには、証券総合口座に加えて先物取引口座を開設する必要があります。先物取引口座の開設手順は、専用ページからメールアドレスの登録や個人情報の入力を行い、規約をしっかりと確認します。口座申込が完了すると同時に先物取引口座が開設されます。

なお、先物取引を始めるには、職業や投資経験に関する質問に答え、さらに十分な金融資産を保有していることが求められます。また、証券業界や金融業界などで勤務している方は、先物取引ができないなどの注意点もあります。

5-2 口座への入金

先物取引を始めるには、一定額の証拠金を口座に預け入れます。SBI証券で先物取引を始める場合、事前に口座へ入金しておく必要があります。SBI証券の先物取引口座への入金は、銀行口座から証券総合口座へ入金した後、先物取引口座へ振替する形で行います。

5-3 取引開始

先物取引口座への入金が完了すれば、取引を始められます。SBI証券のメインサイトにログイン後、先物取引サイトへ移ります。その後、取引したい先物銘柄をプライスボードに登録した上で、売買の注文を行います。

6 まとめ

SBI証券では高性能なツールやスマホアプリで先物取引できるため、投資経験が豊富な方だけではなく、若い方でも扱いやすいのが特徴です。また、手数料は業界最低水準で、よりアクティブな取引ができるため、幅広い投資家のニーズに応えることができます。

一方、先物取引には、証拠金を上回る損失が発生する可能性があり、取引期限が設けられているため長期運用に向いていないなどの注意点もあります。

先物取引を始める際は、各銘柄の特徴やリスク、ユーザーからの意見や感想を参考にしながら、口座の開設を検討することが大切です。

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