SBI証券、アプリの評判は?使い方や他社アプリとの比較も

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SBI証券は、2022年3月期時点で取引シェアと口座開設数がトップクラスの証券会社です。業界最安級の取引手数料や豊富な取扱銘柄数、充実したサービスなどが支持されている一方、スマホ投資を好むユーザーにとっては、株アプリの評判について知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、SBI証券の株アプリについて詳しく解説していきます。株アプリの特徴や評判、他社との違いについて関心のある方は、参考にしてみてください。

※本記事は2022年4月25日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SBI証券のアプリとは
    1-1.注文方法が豊富
    1-2.スクリーニング機能が充実している
    1-3.分析機能や情報収集機能も搭載されている
    1-4.直感的な操作が可能
  2. SBI証券のアプリを他社と徹底比較
    2-1.SBI証券「SBI証券 株アプリ」
    2-2.楽天証券「iSPEED」
    2-3.DMM.com証券「DMM株」
    2-4.松井証券「株touch」
    2-5.野村證券「野村株アプリ」
    2-6.マネックス証券「マネックストレーダー」
  3. SBI証券のアプリの評判
  4. まとめ

1 SBI証券のアプリとは

SBI証券は、スマホで株の売買ができる「SBI証券 株アプリ」を提供しています。株アプリはiPhoneやandroidなどの主要OSに対応しており、スマホがあれば外出先や時間を問わず株取引が可能です。また、国内株では単元未満株取引もできるので、通常の株式投資よりも少額で始められます。

SBI証券の株アプリの主な特徴や使い方を確認していきましょう。

1-1 注文方法が豊富

SBI証券の株アプリは注文方法が豊富です。他社のアプリでは、指値、成行、逆指値などの基本的な注文方法のみの場合もありますが、SBI証券のアプリでは、指値と逆指値を同時に行える「OCO注文」、買いと売りを同時に行える「IFD注文」、IFD注文とOCO注文を組み合わせた「IFDOCO注文」などの特殊注文を活用することができます。

特殊注文は注文画面の「注文種別」から選択可能です。特殊注文を活用すると相場状況や取引環境に応じた取引が可能になるため、立ち回り方の選択肢が広がります。

1-2 スクリーニング機能が充実している

株アプリのスクリーニング機能は「銘柄検索」画面から活用できます。スクリーニング方法には、基本的な「銘柄名」「銘柄コード」のみならず、「チャート形状」「業績」「テーマ」「キーワード」「株主優待」があるため、銘柄選びで役立ちます。

また、「値上がり幅」値下がり幅」「出来高」等のランキング機能も搭載されているので、市況を瞬時に確認することができます。

1-3 分析機能や情報収集機能も搭載されている

SBI証券の株アプリは、優れた分析機能と情報収集機能が搭載されているので、外出先でもチャート分析やリアルタイム情報の収集が可能です。チャート分析において重要なテクニカル指標は、16種類用意されており、トレードスタイルに合わせてカスタマイズできます。

情報収集機能では、大手メディアのニュースや四季報を観覧できるほか、個別銘柄の業績や財務情報などをグラフで見ることも可能です。また、「プッシュ通知機能」により、決算発表などの重要なイベントをリアルタイムでアラート通知してくれます。

チャート分析は、チャート画面から「テクニカル」をタップし、「メインチャート」「サブチャート1」からテクニカル指標を設定できます。プッシュ通知機能については、個別銘柄画面の右上にある「プッシュ通知機能追加」から利用可能です。

1-4 直感的な操作が可能

SBI証券の株アプリは直感的な操作も可能です。例えば、画面を切り替えたい時は、スワイプで切り替えることができるほか、チャートにテクニカル指標を追加する際にはワンタップで表示可能です。

また、株アプリにはワンタップで注文できる「スピード注文」が搭載されているので、取引をスピーディーに行えます。スピード注文の手順は、個別銘柄画面で「取引」をタップし、「スピード注文」ボタンから設定できます。

2 SBI証券のアプリを他社と徹底比較

証券会社によってアプリの機能や強みは異なります。以下では、SBI証券のアプリと他社のアプリを徹底比較していきます。

2-1 SBI証券「SBI証券 株アプリ」

アプリ名 SBI証券 株アプリ
注文可能な金融商品 国内株式
注文方法 成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFDOCO
テクニカル指標の数 16種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 ニュース(ロイター、モーニングスター、MINKABU PRESS)、四季報、銘柄詳細、業績情報、プッシュ通知機能等
銘柄のお気に入り登録 10,000銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード、チャート形状、業績、テーマ、キーワード、株主優待
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

上記の通り、SBI証券のアプリ「SBI証券 株アプリ」では、豊富なテクニカル指標や特殊注文、多様なスクリーニング方法が活用できるほか、情報収集機能にも充実しています。さらに、注目銘柄をストックできる銘柄のお気に入り登録は業界最多水準の10,000銘柄まで登録可能です。

なお、米国株を取引するには、株アプリとは別の「SBI証券米国株アプリ」をインストールする必要があります。

2-2 楽天証券「iSPEED」

アプリ名 iSPEED
注文可能な金融商品 国内株式、米国株式
注文方法 成行、指値、逆指値、OCO
テクニカル指標の数 15種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 ニュース(ロイター、モーニングスター、フィスコ)、四季報、銘柄詳細、業績情報、業績予想、競合比較等
銘柄のお気に入り登録 1,000銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード、チャート形状、業績、テーマ、テーマ
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

楽天証券の株アプリ「iSPEED」は、使いやすさ、オリジナル性、管理のしやすさ等で高い評価を受けているほか、「My page」機能を利用すれば管理画面も自由にカスタマイズできるので便利です。

さらに、iSPEED は、国内株同様に米国株を同じアプリで管理できるので、米国株取引を行いたい方にも適しています。情報収集機能では、大手メディアのニュースのほか、銘柄ページから、関連ニュースや企業情報、業績予想、競合比較を確認することができます。

2-3 DMM.com証券「DMM株」

アプリ名 DMM株
注文可能な金融商品 国内株式、米国株式
注文方法 成行、指値、逆指値、OCO
テクニカル指標の数 13種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 ニュース(株探ニュース、モーニングスター、MINKABU PRESS)、四季報、銘柄詳細、業績情報、株価分析、株主優待等
銘柄のお気に入り登録 2,000銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード、投資金額、テーマ、キーワード、株主優待、決算検索当
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

DMM.com証券は、デジタルコンテンツや動画配信事業を手掛ける「DMMグループ」傘下の証券会社です。DMM.com証券が提供する株アプリ「DMM株」は、「かんたんモード」と「ノーマルモード」があり、かんたんモードでは、難しい専門用語や複雑な操作がないため、投資初心者の方向けです。

ノーマルモードでは、チャート画面からワンタップ発注が可能で、有名メディアやアプリに備わっている情報収集機能を活用することができます。また、海外指数や為替レートも確認可能なので、金融市場全体の市況を瞬時にチェックすることができます。

2-4 松井証券「株touch」

アプリ名 株touch
注文可能な金融商品 国内株式、先物、オプション
注文方法 成行、指値、逆指値、追随指値、返済予約
テクニカル指標の数 11種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 ニュース、サマリー、市況、個別銘柄情報、株価分析、決算情報、株主優待等
銘柄のお気に入り登録 400銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

松井証券は100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社で、日本で最初にオンライン証券サービスを導入したことでも有名です。松井証券は、株アプリ「株touch」を提供しており、「スピード注文」が搭載されているので、最短ワンタップの発注が可能です。

また、利益や損失をコントロールする上で役立つ「追随指値」「返済予約」などの特殊注文を活用できるほか、テクニカル分析や投資情報も充実しています。このほか、アプリを起動しなくても約定を通知する「プッシュ通知機能」も搭載されているので、アプリを開いて確認する手間が省ける点も特徴です。

2-5 野村證券「野村株アプリ」

アプリ名 野村株アプリ
注文可能な金融商品 国内株式
注文方法 成行、指値、逆指値
テクニカル指標の数 7種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 リアルタイム株価情報、マーケット情報、四季報、プッシュ通知機能等
銘柄のお気に入り登録 600銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード、業種、キーワード
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

野村證券は、預かり資産高で国内最大規模の店頭証券会社です。野村證券に口座を持ち、オンラインサービスを契約していれば、野村證券の株アプリ「野村株アプリ」で取引を行えます。野村株アプリは、国内株に特化しており、気になる銘柄は最大600銘柄まで一元管理が可能です。

画面操作もシンプルで、銘柄詳細画面からワンタップで注文画面に移行できるほか、チャート画面から注文画面への移行もスムーズです。また、「プッシュ通知機能」も搭載されているので、株価をチェックする時間がない方でも目標株価に到達したことをアラート通知してくれます。

さらに、情報機能面もリアルタイムの株価情報やマーケット情報を確認できるなど充実しています。

2-6 マネックス証券「マネックストレーダー」

アプリ名 マネックストレーダー
注文可能な金融商品 国内株式
注文方法 成行、指値、逆指値、OCO
テクニカル指標の数 9種類
チャートの横画面表示 対応
情報収集機能 ニュース、株価詳細、四季報、株主優待、株価市況アラーム等
銘柄のお気に入り登録 900銘柄
スクリーニング方法 銘柄名、銘柄コード、キーワード
NISA口座対応 あり
アラート機能 あり

マネックス証券の株アプリ「マネックストレーダー」では、注目する銘柄の板情報やチャート、ニュースなどの情報を一画面に集約して表示することができ、その管理画面からも注文を行えます。注文方法では、「スピード注文」「2WAY注文」が搭載されているので、スピーディーな発注が可能です。

また、「株価市況アラーム」では、テクニカル指標におけるゴールデンクロスや当日高値(または当日安値)、大口約定など設定した条件に合致した銘柄がリアルタイムで表示されます。

なお、マネックストレーダーでは米国株取引に対応していないので、「トレードステーション米国株 スマートフォン」を別途インストールする必要があります。

3 SBI証券のアプリの評判

SBI証券の株アプリを活用するユーザーからは、以下のような意見や感想が寄せられています。

  • パソコン取引ツールに劣らない利便性
  • プッシュ通知により約定や重要情報を瞬時に把握できる
  • 注文方法が豊富なので便利
  • 多様なスクリーニング機能により銘柄選びが楽
  • 米国株は別アプリなのがやや不便

※いずれも個人の感想です。サービスに関してご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。

SBI証券の株アプリは、豊富な注文方法やスクリーニング機能などパソコンツールに見劣りしない情報量と利便性が備わっているため、中・上級者を中心に高い評価を受けています。

一方、米国株取引は別アプリを使用することになるため、日米株を一括管理できない点でやや不便との声もあります。

まとめ

SBI証券の株アプリは、操作性や利便性が充実しているため、パソコンの取引ツールに近い取引環境でトレードしたい方にも適しています。また、アプリならではのプッシュ通知機能は、約定や重要情報を瞬時に知らせてくれるので、アプリを開く手間が省けるなど忙しい方でも確認しやすい工夫が施されています。

なお、株アプリには様々な種類があり、特徴や強みはそれぞれ異なります。SBI証券の株アプリに関心がある方は、特徴や他社との違いをしっかりと把握した上で検討してみてください。

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