LINE証券、信用取引の評判は?手数料や始め方、メリット・デメリット

LINE証券では、多様な商品を扱いたいユーザーの要望に応える形で、2020年5月より信用取引を取り扱っています。信用取引は資金効率の高い取引手法ですが、取引手数料や取扱商品などのサービス内容は各証券会社によって異なるため、その特徴をしっかりと把握することが大切です。

この記事では、LINE証券で信用取引を利用するメリット・デメリット、手数料、評判を詳しく解説しています。LINE証券の信用取引に興味がある方は、参考にしてみてください。

※本記事は2021年7月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. LINE証券の特徴
    1-1.最低100円から投資できる
    1-2.買付手数料がゼロ円
    1-3.タイムセールで株を安く買える
  2. LINE証券で信用取引を行うメリット
    2-1.売買手数料が無料
    2-2.ポジションの管理を行いやすい
    2-3.LINEポイントを委託保証金として利用できる
  3. LINE証券で信用取引を行うデメリット
    3-1.信用取引は制度信用取引のみ
    3-2.最低委託保証金率が他社に比べて高い
  4. LINE証券の信用取引の評判
  5. LINE証券で信用取引を始める方法
    5-1.証券総合口座の開設手続き
    5-2.信用取引口座の開設を申請
    5-3.信用取引口座の開設審査
    5-4.信用取引の開始
  6. まとめ

1 LINE証券の特徴

LINE証券には、大きく分けて以下の3つの特徴があります。

1-1 最低100円から投資できる

LINE証券では、最低1株から株式を購入できる「いちかぶ(単元未満株)」を提供しています。本来、証券取引所に上場している株式を購入するためには、最低単元である100株以上の株数でないと投資することはできません。そのため、株式投資を始めるためにはある程度のまとまった資金を用意する必要があります。

しかし、LINE証券では、ユーザーとの相対取引という形を採用することで、単元株数が100株未満であったとしても、株式を購入することができます。単元未満の株数で購入できるようになると、必要な投資資金は大幅に下がります。株式の場合は最低数百円から、投資信託の場合は最低100円から投資を始めることが可能です。

また、保有している株数が最低単元に満たない株数であったとしても、「いちかぶ(単元未満株)」の場合、単元株数と同じように配当金が支払われます。そのため、少額の投資資金から通常の株主と同じように上場企業から利益の還元を受けられます。

1-2 買付手数料がゼロ円

LINE証券の取引にかかる手数料は、他社と比較して安いのも特徴です。投資信託の購入手数料はすべて無料であるほか、株式の現物取引にかかる買付手数料も無料となっており、コストを抑えた現物取引が可能です。

また、株式の売却にかかる手数料についても他社と比較して安くなっています。

現物株取引にかかる手数料(税込)

取引額 買い 売り
10万円 0円 176円
20万円 198円
50万円 484円
100万円 869円
150万円 1,056円
3,000万円 1,661円
3,000万円超 1,771円

※2021年7月7日時点。

また、現物株取引にかかる1約定ごとの売買手数料のトータル金額は、以下の通り、大手ネット証券と比較して低い水準です。

各ネット証券の現物株手数料(税込)

1注文の約定代金 LINE証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
10万円 88円 99円 99円 198円
20万円 99円 115円 115円 250円
50万円 242円 275円 275円 1,100円(成行)
1,650円(指値)
100万円 434円 535円 535円 約定代金の0.11%(成行)
約定代金の0.165%(指値)
150万円 528円 640円 640円
3,000万円 830円 1,013円 1,013円
3,000万円超 885円 1,070円 1,070円

※2021年7月7日時点。LINE証券は買い付け手数料が無料であることから、売却にかかる手数料を半分に割って算出しています。

1-3 タイムセールで株を安く買える

LINE証券では、ゲリラ開催という形で株式のタイムセールを実施しています。タイムセールは、毎回17時〜19時までの時間帯に行われ、参加条件を満たすことで市場価格から割り引いた値段で株式を買うことができます。

1回のタイムセールで出される銘柄数は全部で5つあり、3%、5%、7%のいずれかの割引率で株式を購入することが可能です。割引率の高い銘柄ほどすぐに売れ切れる傾向があるため、タイムセール当日は、開催時間に合わせて準備をしておく必要があります。

2 LINE証券で信用取引を行うメリット

LINE証券で信用取引を行うメリットを確認していきましょう。

2-1 売買手数料が無料

LINE証券の信用取引にかかる手数料は、約定代金にかかわらず無料です。信用新規注文および信用返済注文のいずれもゼロ円で、発生するコストは金利と貸株料のみとなっています。金利とは信用取引の買い方にかかるものであり、LINE証券では年利2.80%です。また、貸株料は信用取引の売り方にかかるものであり、年利1.15%となっています。

信用取引にかかる売買手数料(税込)

1注文の約定代金 LINE証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
~10万円 0円 99円 99円 99円
~20万円 148円 148円 148円
~50万円 198円 198円 198円
50万円超 385円 385円 385円~1,100円

※2021年7月7日時点。

LINE証券では、大口優遇のような約定代金の金額に応じた条件を設けることなく、信用取引の売買手数料を無料にしています。このようなネット証券は珍しく、初心者・ベテランに関係なく、資金を効率的に運用することができます。

2-2 ポジションの管理を行いやすい

LINE証券は、メッセージアプリからスタートしたこともあり、取引画面もシンプルで使いやすいデザインとなっています。保有しているポジションや保証金率を一目で確認することができ、資金管理も行いやすいのが特徴です。

また、信用取引の注文については、数回タップするだけで注文方法を選択できるため、初心者の方でも直感的に操作することが可能です。

2-3 LINEポイントを委託保証金として利用できる

LINE証券では、LINEポイントを口座に入金することで、LINE PAYの残高に充当することができます。LINEポイントは1ポイント1円から交換することができ、入金日の翌々営業日から信用取引の委託保証金として反映します。

買い物などで貯まったLINEポイントを信用取引の原資にできるので、ポイントを余らせることなく、有効活用することができます。

3 LINE証券で信用取引を行うデメリット

LINE証券で信用取引を行う際は、以下のポイントに注意することも大切です。

3-1 信用取引は制度信用取引のみ

LINE証券が取り扱っている信用取引の種類は、制度信用取引のみとなっています。制度信用取引とは、証券取引所が定めたルールに基づいて、返済の期限や品貸料(=逆日歩)が決められる信用取引です。ポジションの返済期限は最長でも6ヶ月以内となっています。

また、取引できる銘柄は、証券取引所が定めた基準を満たした銘柄に限定されており、すべての銘柄を取引することはできません。さらに、信用取引の売り方には、逆日歩と呼ばれるコストがかかる場合があります。

そのため、株主優待のつなぎ売りのような、下落リスクを回避するときに不利に働くこともあります。一般信用取引のような返済期限に制限がなく、逆日歩がかからない信用取引は取り扱っていないため、注意が必要です。

3-2 最低委託保証金率が他社と比べて高い

最低委託保証金率とは、追証が発生するラインのことです。追証とは、信用取引の建玉の代金に対して、最低委託保証金率を下回る場合、建玉を維持するためのお金を入金することです。LINE証券の最低委託保証金率は30%と定められており、他社のネット証券と比べてやや高い水準となっています。

項目 LINE証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
委託保証金 30万円 30万円 30万円 30万円
委託保証金率 33% 33% 30% 30%
最低委託保証金率 30% 20% 20% 25%

※2021年7月7日時点。

また、委託保証金率は33%に設定されていることから、信用取引を始めるためには現金と代用有価証券を合わせて33万円以上用意する必要があります。他社の信用取引と比べて、早めに追証が発生する可能性があること、また信用取引を開始するのに必要な金額が若干高いことに注意が必要です。

4 LINE証券の信用取引の評判

LINE証券の信用取引について、利用者からは次のような意見や感想が寄せられています。

  • 信用取引手数料が無料
  • ポジションが管理しやすい
  • LINEポイントから運用できる
  • 売りから始められる
  • 一般信用取引を扱っていない

※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。

LINE証券の信用取引では、特に信用取引にかかる手数料が無料であることが高く評価されています。また、画面のデザインがシンプルで見やすいため、ポジションの管理がしやすいと好評です。

一方、LINE証券では一般信用取引を扱っていません。そのため、証券会社によっても異なりますが、取扱銘柄が制限されていたり、返済期限も最長6ヶ月と短く設定されていたりします。

5 LINE証券で信用取引を始める方法

LINE証券で信用取引を開始する手順は以下の通りです。

5-1 証券総合口座の開設

はじめにLINE証券で証券総合口座を開設します。LINE証券では、スマートフォンから口座開設の手続きを行うことができます。LINEアプリから「証券」のアイコンをタップし、口座開設のページを開きます。

次に、ページ下部の「はじめる」からお客様情報の入力画面に移ります。氏名や住所などの個人情報を入力し、携帯電話番号の認証を行います。

本人確認書類の提出では、「マイナンバーカード」か「マイナンバー通知カードと運転免許証」、あるいは「マイナンバー入りの住民票の写しと健康保険証」のいずれかを用意します。

かんたん本人確認を選択した場合、スマートフォンから顔写真とマイナンバーカードまたは運転免許証を撮影するだけで口座開設が完了します。

一方、簡易書類受け取りを選択した場合、後日、LINE証券から登録確認用のハガキが届きます。ハガキに印刷されたQRコードを読み取ることで、口座開設が完了します。

5-2 信用取引口座の開設を申請

証券口座の開設が完了したら、次に信用取引の口座開設を行います。ログイン後のメニューから、信用口座の開設をタップします。LINE証券では、信用取引口座の開設にあたり、追加で書面の提出を求められることはありません。そのため、口座開設の申請後、審査がすぐにスタートします。

5-3 信用取引口座の開設審査

信用取引口座の開設を申請すると、審査が始まります。信用取引を開設するためには、LINE証券が定めた基準(年齢70歳以下であること、1ヶ月以内に口座開設の申込みを行っていないこと等)をクリアする必要があります。審査の内容によっては、電話で確認を取ることがあります。審査の結果は、LINE証券からのLINEメッセージで伝えられます。

5-4 信用取引の開始

審査に通過した後は、現金または代用有価証券で33万円以上を用意することで信用取引を始めることができます。

まとめ

LINE証券の信用取引は、取引にかかる手数料が安く、初心者やベテランを問わず取引がしやすいデザインとなっています。また、LINEポイントを委託保証金に充当できることから、資金を用意するハードルが低く、信用取引を始めやすくなっているのが特徴です。

LINE証券の信用取引に関心のある方は、LINE証券のメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、利用者の評判等も参考にしながら口座開設を検討してみてください。

The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チームは、株式投資に関する知識が豊富なメンバーが株式投資の基礎知識から投資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」