忙しい主婦・主夫でも無理なくできる仕事や少額でできる投資まとめ

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お子さんが家庭にいるため、なかなか外で稼ぐことができないという方や、パートに出られるほどまとまった時間が取れないという方も多いのではないでしょうか?ただ、忙しい毎日の中でも、家計を支えるために何か稼ぐ手段はないか、資産形成できる方法はないかと模索している方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、主婦(主夫)の方が家計のためにできる家の中でできる仕事や、無理なく始められる投資手法にはどんなものがあるかを取り上げてみました。

目次

  1. 主婦(主夫)が内職で稼げる金額はどの程度?
    1-1.軽作業の場合
    1-2.WEBライターの場合
  2. 手間が少なく少額から始められるソーシャルレンディング投資
    2-1.投資の手間が少なく、少額から始められる
    2-2.再投資も簡単にできる
    2-3.長期運用案件にはメリットとリスクがある
    2-4.毎月2万円ずつ投資した場合の収入シミュレーション
  3. ソーシャルレンディング以外の無理なく始められる投資
    3-1.確定拠出年金(iDeCo)
    3-2.ロボアドバイザー
    3-3.配当や株主優待目的の株式投資
  4. まとめ

1.主婦(主夫)が内職で稼げる金額はどの程度?

自宅で稼ぐとなると、内職などの軽作業を思い浮かべる方が多いでしょう。今は内職を専門に取り扱う求人サイトもあり、仕事を探すこと自体はそれほど難しくありません。

1-1.軽作業の場合

軽作業というと荷物の梱包、シール貼りや造花を作るといったものが挙げられます。こういったものは、決まった時給で給料が出るのではありません。作業物が自宅に送られてきて、それを完成した状態に仕上げ、返送した数量で成果報酬が発生します。空き時間を使って集中して作業を行えば、時給500円や600円を稼ぐこともできます。

毎日4時間程度これらの作業を行って2,000円、月20日の作業で4万円程度は稼ぐことができるでしょう。ただし、やはり小さなお子さんがいると、家の中では作業に集中できないこともあります。また、荷物の発送業務なども発生しますので、実際に月に平均して稼げる金額は3万円前後といったところでしょう。

1-2.WEBライターの場合

インターネット上には、仕事をしたい人と仕事をしてほしい事業者を結びつける、クラウドソーシングというフリーランサー向けのサービスがあります。そういったサイトではWebライターなど、特殊なスキルがなくても稼げる仕事の募集がよく出ています。また、体験談を投稿したり、アンケートに回答したりと、簡単な文章作成で報酬が稼げる場合もあります。

これらの作業でどれくらい稼げるかを見ていくと、例えばWebライターの場合、平均的な相場は文字単価で0.5円から1円程度となっています。初心者のうちは報酬は安い傾向にありますが、熟練していくことで文字単価1円以上、1.5円や2円といった仕事で稼げる可能性が上がっていきます。

ただし、安定して仕事があるとは限りませんし、実力次第でどうしても収入が変わってきます。文章を書くのが得意な人であれば、例えば一ヶ月の給料並の金額を稼ぐこともできますが、文章を書くことがどうしても苦手という人は、短い文章を書くのにも時間がかかってしまうこともあるでしょう。

原稿用紙で10枚ほど、つまり4,000文字くらい書ければ、1日当たりの報酬は文字単価1円で4,000円。1ヶ月20日間の作業で8万円を稼ぐことができます。元々編集関係の仕事をしていた方、文章を書くスピードが早い方などであれば、10万円ほど稼ぐことも可能です。

2.手間が少なく少額から始められるソーシャルレンディング投資

文章を書いてお金を稼ぐためにはある程度のスキルが必要ですが、全くスキルがない方は5万円を稼ぐのも苦労が伴います。また、扶養の範囲内で働きたいという方も多いでしょう。

主婦(主夫)の方が扶養内で無理なく稼げる金額は、毎月8万円から10万円程度と考えられます。その稼いだお金を直接、家計の足しにするのも一つの選択肢ですが、老後などに必要な資産を増やすために、投資で資産形成をしていくことも選択肢の一つです。

以下では、数ある投資手法の中でも手間が少なく取り組める、ソーシャルレンディングという投資をご紹介したいと思います。

2-1.投資の手間が少なく、少額から始められる

ソーシャルレンディングは、投資後に運用の手間がかからないのがメリットと言えます。投資の手順としては、まずソーシャルレンディングサービスの口座を開設し、その口座に投資用の資金を振り込む必要があります。資金を振り込んだ後は自分が投資したい案件をチェックし、投資先を決めたらその案件に決まった金額を投資していきます。

また、少額から始められるという点もソーシャルレンディングの特徴です。2019年1月から募集を開始したFundsは、上場企業などが組成するファンドに1円から投資ができるということで、業界内でも注目されています。

ソーシャルレンディング投資では、ほとんどのサービスであらかじめ得られる収入と運用期間が決まっており、投資家に提示されています。運用期間6ヶ月の案件でしたら6ヶ月間、投資金額と金利に応じた分配金が自動的に自分の口座に振り込まれます。

たとえば、10万円を金利5%の案件に投資したとしましょう。この場合、1年間で発生する収入は5,000円です。5,000円を12で割った416円から、源泉所得税を引かれた金額が毎月口座に振り込まれます。また、運用終了後には投資した元本も合わせて償還されます。

2-2.再投資も簡単にできる

一度投資した後に再投資が簡単にできるのもソーシャルレンディングのメリットです。分配金と運用が終了した元本は、ソーシャルレンディングサービス内の口座に入金されます。還ってきた元本と分配金を使い、新しい案件に投資してみましょう。

分配金は、多くのサービスで毎月支払われる形となるので、ファンドに投資を行っている最中でも、溜まった分配金を運用していくことで投資における複利の効果が期待できます。結果として、提示された金利以上に効率良く金利収入を得ることも可能になります。

ただし、再投資するということは、常にお金をリスクにさらすということに繋がりますので、効率良くお金を増やせる可能性もある一方、ファンドが破綻して今まで増やしてきたお金ごと無くなってしまう可能性もあることは押さえておきましょう。

2-3.長期運用案件にはメリットとリスクがある

ソーシャルレンディングはあらかじめ、案件別に運用期間が決まっています。短いものは運用期間1ヶ月、長期案件では3年以上のものもあります。

手間をかけずに効率よく稼いでいくためには、長期運用案件の方が適しています。再投資をわざわざする必要がありませんし、投資回数を減らせば、入金手数料などの出費も減らせます。また、案件の運用終了から再投資までのタイムロスも発生しません。ファンドが問題無く運用されている間は、ほぼ毎月何もせずにお金が入ってきます。

しかし、長期運用案件では、運用中に投資したお金を長い間引き出すことができなくなるというデメリットもあります。例えば、出産や自宅の購入で多額の現金が必要になった時でも自由に使うことはできません。さらに、経済指標の変動リスクといった、外的な影響を受ける可能性も高くなります。

安全性を重視するのであれば、まずは短期案件の投資を積み重ねていくのが良いでしょう。

2-4.毎月2万円ずつ投資した場合の収入シミュレーション

以下では、内職などで稼いだ2万円をソーシャルレンディングに毎月投資した場合のシミュレーションを見てみましょう。手取り金利は5.5%で、24万円を毎年運用したとします。投資で得られた分配金は全て再投資に回しています。

また、今回は話を簡単にするため、期間中投資している案件に問題が起きず、投資額を全額回収できたケースで試算を行っています。

投資金額 分配金 累計金額
1 240,000 13,200 253,200
2 493,200 27,126 520,326
3 760,326 41,818 802,144
4 1,042,144 57,318 1,099,462
5 1,339,462 73,670 1,413,132
6 1,653,132 90,922 1,744,055
7 1,984,055 109,123 2,093,178
8 2,333,178 128,325 2,461,502
9 2,701,502 148,583 2,850,085
10 3,090,085 169,955 3,260,040
11 3,500,040 192,502 3,692,542
12 3,932,542 216,290 4,148,832
13 4,388,832 241,386 4,630,217
14 4,870,217 267,862 5,138,079
15 5,378,079 295,794 5,673,874
16 5,913,874 325,263 6,239,137
17 6,479,137 356,353 6,835,489
18 7,075,489 389,152 7,464,641
19 7,704,641 423,755 8,128,396
20 8,368,396 460,262 8,828,658

毎年24万円ずつを20年間投資した場合、累計の投資元本は480万円です。一方、複利で20年間問題無く運用できた場合、最終的な元本+利息の金額は882万円となります。また、上記試算では20年後の年間のソーシャルレンディング所得は46万円となっているため、この場合は1ヶ月に4万円近いお金を投資で稼ぐことができていると考えられます。

ただし、上記の試算は、投資期間中に一度もこの試算は問題が起きないことを前提にした単純なものとなっていますので、実際は投資中のファンドが破綻したり、ソーシャルレンディング会社自体が破綻したりすることで元本が毀損するリスクもあります。

それを踏まえ上記の試算以外にも、投資した金額の数%が貸し倒れになる(もしくは投資したファンドの30本に1本は回収できない)といったリスクを想定した場合のシミュレーションなどもしておくことや、貸し倒れや元本割れが起こることを前提として分散投資をしておくことが大切です。

3.ソーシャルレンディング以外の無理なく始められる投資

ソーシャルレンディングだけではなく、他にも主婦(主夫)の方が無理なく投資できる対象には様々なものがあります。

3-1.確定拠出年金(iDeCo)

確定拠出年金(iDeCo)に投資する大きなメリットは節税です。iDeCoへの積立額については所得税の控除が受けられるので、投資で資産を増やせる可能性だけではないメリットがあります。そのため、一定以上の収入があり所得税を支払う必要のある主婦(主夫)の方に向いている投資手法と言えます。

iDeCoに投資した金額は所得から控除できるため、所得税や住民税を削減できます。また、運用後の運用益を見込むことも可能です。60歳になるまで引き出すことはできませんが、毎月2万円程度を積立運用すれば、30年後には元本が720万円にも達しています。

購入しているファンドの状況や経済状況などにより元本割れするリスクもありますが、貯蓄に加え節税効果も得られるので、夫婦そろってiDeCoに投資を検討してみても良いのではないでしょうか。

3-2.ロボアドバイザー

手間をかけた投資はしたくないという方は、ロボアドバイザーを利用するのも一つの手です。

ロボアドバイザーは、プロの投資家に代わって人工知能が資産運用のアドバイスをしたり(投資アドバイス型)、実際の運用をしてくれる(投資一任型)というオンラインサービスです。

WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)といった投資一任型のサービスでは、投資家(ユーザー)はいくつかの質問に答えるだけで、ロボアドバイザー側でポートフォリオの作成・提案から、投資信託などの売買まで行ってくれるため、売買する時間が取れない方や投資を勉強する時間がないという方には心強い存在です。

ロボアドバイザーもiDeCoと同じく経済状況などで損益状況は都度変動しますが、積立で少しずつ資産を増やしていき、老後の蓄えにすることも可能です。

3-3.配当や株主優待目的の株式投資

株式投資といえば、相場の変動を利用し、短期での売買によって利益を得る投資手法が人気です。しかし、常に相場をチェックする時間が取れない主婦(主夫)の方では、そのような手法で利益を出すのは難しいでしょう。

しかし、株式には所有しているだけで配当金や株主優待といった特典が貰えるものもあります。例えば、2018年12月に上場したソフトバンクは、2019年2月19日時点の終値において、配当利回り予想は2.76%(半期分)となっています。

また、鉄道会社の株を買えば、鉄道に使えるチケットが貰えますし、飲食業の会社の株式を持っていれば、お食事券などが貰えることも多くあります。家族で外食する時にも使えるため、家計の節約に役立ちます。

このような配当や株主優待を提供する会社の株式を購入するのも一つの手です。色々な企業をチェックし、これは面白そうだな、と検討するのも一つの楽しみになるでしょう。

ただし、配当や株主優待の権利が確定する日の翌日は基本的に株価が下がります。また業績やニュース、市場や経済の動向で株価は常に変動するため、配当や株主優待目的で株式を持ち続けるのであれば、一時の値動きに惑わされないことも大切です。

まとめ

今ではインターネットでの仕事探しが簡単になったことで、主婦(主夫)の方でも空き時間に作業し、趣味に充てるお金や家族の生活費を稼ぐことは以前より簡単になっています。お子さんが幼稚園に通いだしたタイミングなどで、少しでもまとまった作業時間が取れるようになれば、こういった仕事にチャレンジして収入増に取り組んでみると良いでしょう。

また、ソーシャルレンディングなど運用に手間のかからない投資手法も増えてきました。育児や仕事で手が回らなくても、こうした投資を行うことで家計を支えることができる可能性があります。ただし、投資にはリスクが付きものですので、投資する際にはいくらまでなら投資できるか、損しても構わないかなどを踏まえて検討しましょう。

内職から投資まで、収入を増やすための様々な選択肢を検討しながら、ご自分に最も合った収入・資産の増やし方を検討してみて下さい。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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