Funds(ファンズ)の分配利回りや実績は?募集ファンドから検証

Fundsは貸付先が上場企業中心という、他のソーシャルレンディングサービスにはない特徴を持っています。2019年1月のサービス開始以降、数多くの投資家から支持を受けており、2021年に入ってからは毎月10億円前後の募集を行うなど、好調な募集実績を維持しています。

本記事ではFundsで投資をする際に知っておきたい、分配利回りや運用実績についてご紹介していきます。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. Funds(ファンズ)のこれまでのファンド募集実績
    1-1.Funds(ファンズ)の募集金額
    1-2.Funds(ファンズ)の分配利回り
    1-3.募集を実施した会社
  2. Funds(ファンズ)の募集動向
    2-1.募集金額は増加傾向
    2-2.分配利回り4%超えのファンドが登場
    2-3.保証付きファンドが登場
    2-4.キャンペーンも積極的に実施
  3. Funds(ファンズ)で投資を行う際の注意点
  4. まとめ

1.Funds(ファンズ)のこれまでのファンド募集実績

Funds(ファンズ)は、第二種金融商品取引業者であるファンズ株式会社が、オンライン上で投資家から資金を集め、各分野のプロであるファンド組成企業が企業にお金を貸すという仕組みになっています。予定利回りは1.5%~6%、投資額は1円から、投資期間は4ヶ月~1年程度で投資できるなど、少額・短期で投資を始めてみたい初心者の方や、分配金を効率よく再投資したい方などにも適したサービスの一つです。

Fundsがこれまで募集したソーシャルレンディング案件の募集実績を見ていきましょう。

1-1.Funds(ファンズ)の募集金額

Fundsの募集実績は2021年11月1日時点、以下のようになっています。

  • 公開案件:139
  • 累計募集金額:135億1,410万円
  • 運用終了案件数:44

1-2.Funds(ファンズ)の分配利回り

Fundsの案件の分配利回りは、主に低い案件で1%台前半、高い案件では4.0%前後となっています。

他のソーシャルレンディングサイトでは分配利回り1%内の案件はあまり見られず、Fundsの分配利回りはやや低い数字に感じる方もいるでしょう。

しかし、ソーシャルレンディング投資において、高分配利回りであるほど融資先企業の返済負担が大きくなり、貸し倒れリスクが上がるという特徴があります。ソーシャルレンディング投資を始める際は、分配利回りだけでなく、このようなリスクも踏まえた投資判断が重要となってきます。

なお、Fundsでも2021年に入ってから分配利回り3%以上の案件も増えるなど、徐々に分配利回りの数字は上昇傾向にあります。一つの案件に資産を集中させず分散投資を行い、分配利回りとリスクのバランスをとったポートフォリオを組んでみると良いでしょう。

1-3.募集を実施した会社

Fundsの特徴の一つに、融資先の企業が上場企業中心であるという点が挙げられます。これまでに募集を行った案件を見ると、主に以下のような東証1部、東証2部、東証マザーズ、東証ジャスダックに上場している企業への融資案件が見られます。

  • 株式会社フェイスネットワーク
  • 株式会社ムゲンエステート
  • 株式会社サンウッド
  • 株式会社ADワークスグループ
  • サントリーコミュニケーションズ株式会社
  • 株式会社メルカリ
  • アイフル株式会社
  • 株式会社サンセイランディック
  • 株式会社タカラレーベン

2.Funds(ファンズ)の募集動向

2021年10月時点でどの程度の規模の募集を行っているか、Fundsの募集動向をみて行きましょう。

2-1.募集金額は増加傾向

Fundsの毎月の募集金額は増加傾向にあります。以下は、2020年の7月から9月、2021年の7月から9月の募集金額を比較した表となります。

7月 5,000万 9億円
8月 2億円 4億5,000万円
9月 1億5,000万円 12億5,000万円

2020年の募集金額の規模はそれほど大きいものではなく、毎月5,000万円から2億円程度の募集でした。それだけに、Fundsが募集を行っても投資家は抽選に当たらず、投資機会を得られないというケースもありました。

一方、2021年は、毎月の募集金額が4億円を超える月が多く、投資家は投資機会を得やすくなっていることが伺えます。

2-2.分配利回り4%超えのファンドが登場

Fundsは、他のソーシャルレンディングと比べると分配利回りが低いという声が聞かれることもありましたが、2021年8月にはFundsでは初の分配利回り4%超えの案件が登場しています。その他の案件も、分配利回り2%台後半から3%台というものが増えており、Fundsの全体的な分配利回りの水準も高くなっています。

2-3.保証付きファンドが登場

Fundsで販売される貸付ファンドは主にリコースローンを出資対象としています。リコースローンとは、融資先が無限の返済責任を負うという貸付条件のことです。

加えて、2021年10月には、Funds では初の保証付きの案件を募集しています。ユニゾン・マネジメント・パートナーズ株式会社を借り手とする新案件であり、連帯保証人は関連会社のユニゾン・キャピタル株式会社となっています。

このファンドでは連帯保証人を設定しており、貸付先から資金返済が行われなかった場合には、募集資金を投資家に返済します。このような案件組成の経緯から、Fundsではリコースローンのファンドに加えて、保全体制を高めていく方針をとっていることが伺えます。

2-4.キャンペーンも積極的に実施

Fundsでは投資家にキャッシュバックするキャンペーンを積極的に実施しています。特に2021年に入ってからキャッシュバックキャンペーンは増えており、投資金額に応じてAmazonギフト券や楽天ポイントをプレゼントするといったキャンペーンを行っています。

3.Funds(ファンズ)でソーシャルレンディング投資を行う際の注意点

ソーシャルレンディングは貸し付けを行い、その際の金利収入を投資家に分配する投資手法です。そのため、融資先からの回収ができなかった案件や返済の遅延が発生すると、投資家には損失が生まれる可能性があります。

Fundsの運用実績を見ると、2019年1月のサイト運営開始から2年半以上を経過していますが返済遅延、貸し倒れともに1件も発生していません。Fundsで融資を行う際には、貸付先の財務状況や融資を受けて展開する事業について厳正な審査を行っているため、ファンドの組成能力は高いと言えるでしょう。

しかし、過去の実績は将来のリターンを保証するものではありません。貸付を行うソーシャルレンディング投資は、Fundsの運営自体に問題がなくとも融資先企業の運営状況によっても左右されるため、日本経済の悪化や特定事業における先行きが不安定になったタイミングで、大規模な貸し倒れが起きる可能性はゼロではありません。

Fundsの分配利回りは低く設定されており、融資先企業の金利負担はある程度限定的であると言えますが、今後に貸し倒れや返済遅延などの事態が起きる可能性があります。このような事態に備え、分散投資を行ったり、運用期間の短い案件を選ぶなどリスクヘッジも心がけておくと良いでしょう。

まとめ

Fundsは2020年10月以降、積極的な案件の提供及び、投資家への分配利回りアップキャンペーンを実施しています。投資家は運用金額を増やしたり、また高い分配利回りの案件に投資することができるようになってきています。

募集規模が1億円を超えるものも多く、貸し倒れや返済遅延などの問題が発生したことが無いという点は、Fundsのファンド組成能力の高さを確認できる実績と言えるでしょう。

しかし、ソーシャルレンディング投資において、元本は保証されていません。融資先企業の経営悪化や突発的な日本経済の落ち込みなどで返済遅延や貸し倒れが起きる可能性がある点に留意し、慎重に投資判断を行うようにしましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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