2022年3月時点、クラウドバンクは国内ソーシャルレンディングで累計募集実績がトップクラスのソーシャルレンディングサービスです。
クラウドバンクは案件の供給数も非常に豊富で、多様な投資先に資金を分散することができます。そのうちの一つがゴールド投資です。
そこで、本記事ではクラウドバンクのゴールド投資の中でも、スポット投資と積立投資の二つを比較して解説します。ゴールド投資を検討している方はご参考ください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- クラウドバンクのゴールド投資とは
1-1.価値の下がりにくい金を対象とした投資
1-2.インカムゲインではなくキャピタルゲイン目的の投資
1-3.投資のコストが低い
1-4.資産保全対策を行っている - クラウドバンクのゴールド投資をスポット、積立で比較
2-1.スポット投資のメリット・デメリット
2-2.積立投資のメリット・デメリット - まとめ
1.クラウドバンクのゴールド投資とは
融資型クラウドファンディングサービス「クラウドバンク」は、2021年6月23日(水)から、金取引サービスの提供を開始しました。
クラウドバンクのゴールド投資では、最低取引単位が1,000円、購入手数料が購入代金の1.65%(税込)、金の保管料金や年会費などは無料に設定されています。投資家の負担を軽減し、より多くの人が金による資産運用を検討できるサービス設計となっています。
金取引サービスの概要
サービス名 | クラウドバンクの金取引サービス |
URL | https://crowdbank.jp/gold |
運営会社 | 日本クラウド証券株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区六本木七丁目15番7号 新六本木ビル 6F |
設立 | 1993年(旧 ディー・ブレイン証券) |
代表取締役 | 神 恭平 |
金融商品取引業登録 | 第一種・第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第115号 |
資本金 | 1億円(平成31年3月31日現在) |
金取引における最低取引単位 | 1,000円以上、1,000円単位 ※全量売却の場合、最低取引単位の設定なし |
購入手数料 | 購入代金×1.65%(税込) |
売却手数料 | 無料 |
保管料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
保管方法 | 特定保管 ※万が一同社が倒産した場合でも、購入した金はすべて返還 |
取引商品 | 純度99.99%の金地金 ※大阪取引所が認定した国内ブランド |
クラウドバンクのゴールド投資の概要や特徴を紹介します。
1-1.価値の下がりにくい金を対象とした投資
ゴールド投資とは、希少価値の高い貴金属である金を購入する投資です。金はその埋蔵量が限られており、今後も流通量が変化しない投資対象として、世界各国で株価の暴落やテロ、戦争時などの有事にも強い資産として評価されています。金の取引相場は様々な要因で上下しますが、長期的な視野では上昇傾向にあります。
換金性も高いため、金を購入して値上がりしたら売却益を得るという投資もポピュラーな投資手法の一つとなっています。
クラウドバンクでは、同社サイト内で金を購入できるようなシステムを投資家に提供しており、新規に証券会社の口座などを開く必要もなく金投資を始めることが可能です。
1-2.インカムゲインではなくキャピタルゲイン目的の投資
金投資は、相場を見て売買を繰り返して売却益を狙う、いわゆるキャピタルゲイン目的の投資です。そのため、金を保有していれば定期的に分配や配当があるわけではありません。
キャピタルゲインを得るには、安い時に買い、高い時に売るという、タイミングの見極めが重要となってきます。クラウドバンクのサイト内でも金の相場推移が公開されており、ここ10年、20年という長期的なスパンで見るとその価格は上昇傾向にあります。
1-3.投資のコストが低い
クラウドバンクのゴールド投資の特徴は、証券会社を通じての金投資よりも運用コストが安いことが挙げられます。購入手数料は金の購入価格に対して1.65%(税込み)です。
この購入手数料は、楽天証券やSBI証券と行ったなどの大手ネット証券会社と同水準です。クラウドバンクのゴールド投資は証券会社にも引けを取らない低コストでの取引が可能であり、保管料や年会費も無料となっています。
1-4.資産保全対策を行っている
金という資産は物理的に存在している実物資産ですが、それだけに盗難に遭ったり偽物被害にあったりするリスクがあります。
そこでクラウドバンクでは、そのようなリスクに対応するために年4階保管委託先の監査法人で在庫状況をチェックしています。取り扱う金は大阪取引所が認定した純度99.99パーセントの金です。
また投資家の金と投資サービス会社の金を区別して保管する「特定保管」という管理を行っています。そのためサービス会社が倒産しても、投資家には自身の保有する金がきちんと返還されます。
2.クラウドバンクのゴールド投資をスポット、積立で比較
金投資にはスポット投資、積立投資という二つの方法があります。スポット投資と積立投資それぞれの特徴やメリットをお伝えしていきます。
2-1.スポット投資のメリット・デメリット
スポット投資とは、投資家が自分で好きなタイミングで金を購入する投資方法です。金相場に合わせて自由なタイミングで金を購入することができ、売ることもできます。クラウドバンクでは1,000円からスポット購入が可能です。
スポット投資のメリットは、相場を見ながら自分が最も安いと思うタイミングで金を購入できる点です。運用できる資金に限りのある場合は、できるだけ安いタイミングで金を購入したいと考える方もいます。金が安くなった時に資金を多く使えば、保有する金の平均価格を一気に下げられます。
一方、スポット投資は積立投資よりも1回あたりの投資リスクが高くなる点がデメリットです。また、短期的に運用する場合には、世界経済の動向から予想を立てて取得と売却のタイミングを推し量る必要もあります。
なお、クラウドバンクの金投資では先物取引がなく、レバレッジ効果を利用することができません。積極的にリスクを取って大きな利益を狙うには適しておらず、資産分散の選択肢として取り入れる使い方が良いと言えるでしょう。
2-2.積立投資のメリット・デメリット
クラウドバンクでは毎月3,000円から積立購入が可能となっています。
積立投資とは、毎月一定のタイミングで相場に関係なく決めた資金内で金を購入する投資方法です。毎月どれくらいの金額を使って金を購入するかを決めておくだけで、金額の範囲内で自動的に金を購入できます。
例えば、毎月6万円投資する場合、金1グラムが7,500円のときには8グラム、金1グラムが1万円のときには6グラムを購入します。このように、金額が固定されていることで数量に差が生まれ、徐々に金1グラムあたりの取得価格を平均化させることが出来ます。これをドルコスト平均法と言い、長期的な資産運用を行う際に用いられるポピュラーな投資方法です。
積立投資のメリットは、運用の手間をかけずに金を購入できる点です。一時的な相場に関係なく金投資の可能な金額内で継続的に金を購入していくので、半自動的に金で資産形成できます。
長期的な視野で見れば、購入するタイミングをずらすことは金購入価格の平準につながり、金の相場変動でも大きな損失を防ぎやすくなります。
しかし、低リスクの運用が期待できる一方で、短期的に大きな利益を狙うことが出来ない点は積立投資のデメリットとなります。また、株式の配当や不動産の家賃収入のようにインカムゲインもないため、長期的に保有しても値動きがなければ利益を得られない可能性もあります。
まとめ
クラウドバンクのゴールド投資の中の、積立投資とスポット投資の比較をしてみました。それぞれの投資スタイルにメリットがありますが、基本的にはスポット投資は投資に相場の検証や調査に時間をかけることができる人向け、積立投資は長期的な資産形成を行いたい方向けだと言えます。
クラウドバンクのゴールド投資は、様々な資産運用を同時に行いながらリスクヘッジしていきたい方に適した投資方法です。実物資産への投資割合を増やしたい、ゴールド投資を少額から始めたい方は検討されてみると良いでしょう。
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