株式会社富樫縫製(福島県二本松市)はミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」で、「サポートスーツファンド」の募集を11月30日に開始した。農業、漁業、介護従事者の作業負担軽減や姿勢矯正が出来るサポートスーツの量産化のため、1口2万円(税・手数料抜き)で募集する。募集総額500万円、募集期間は2019年6月30日まで。
同社は1970年創業、大手繊維会社などの縫製依頼を受けて、スポーツウェア全般や介護ベッドなどを手掛け、「鉄以外はなんでも縫える」をモットーとする技術力を誇る。縫製業界の縮小傾向や下請けからの脱却という課題を感じていたことから、自社技術によるサポートスーツを2017年から開発。代表の富樫氏が雪かきの際、雪が重くて持ち上げられず、自身の力の衰えを感じたことをきっかけに、自社が持つ縫製技術を活かした開発に乗り出した。
作業負担軽減のための保護具はさまざまなタイプが開発されているが、同社は既存製品の難点として、①締め付けの調整が容易でなく、作業時にしか着られず手間がかかる、②作業負担を大幅に軽減させようとすると一部を機械化する必要があり、重量が大幅に増え、価格も上がる点を指摘する。
①を独自の縫製技術で解消、作業服の装着感覚に近い、軽量(450グラム)で着脱が容易なサポートスーツに仕上げた。②は、大手繊維会社からの多くの受託実績によって実現した炭素繊維の安定的な仕入れによりクリア。反発力が強く、重量が鉄の4分の1、強度が10倍の炭素繊維を使用し、一般的なゴム製のサポートスーツと比べ、軽さと姿勢維持力を向上させた。
ファンドの分配については、事業の累計売上金額に応じた変動制の仕組みを採用しており、事業計画上は2年後の償還率が108.1%(源泉徴収後)となっている。また、その他の投資家特典として、1口につき、同社サイトにてサポートスーツ購入の際、5000円も割引が受けられる。
【参考記事】セキュリテ「富樫縫製 サポートスーツファンド」
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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