楽天証券株式会社はスマートフォン向けトレーディングアプリ「iSPEED」に、12月18日から「アルゴ注文」機能を追加した。プロの投資家なども利用する高度な自動売買を実現可能にする。アルゴ注文の一部の機能は、主要ネット証券が提供するスマートフォン向け国内株式トレーディングアプリで初めて。
アルゴ注文は、事前に登録した条件に合致したときに、自動で注文が発注される機能で、マーケットを確認する手間や時間を節約できるだけでなく、取引の機会損失を回避できる。今回、アルゴ注文として、利益を伸ばしながら損失を管理するための「トレイリング注文」のほか、複数の連続した注文条件も登録できる機能を追加。注文のうち、取引量が少ない銘柄や、大口の発注に便利な「アイスバーグ注文」や「スナイパー注文」などの機能が利用できる。
トレイリング注文は、保有銘柄を決済するための逆指値注文が、株価が有利な方向に動いた場合、注文価格が自動的に修正される機能。損失を最小限に抑えつつ、利益の拡大が狙える。リザーブ注文は30営業日先までの日時や株価を指定して発注予約できる機能。あらかじめ注文を出すタイミングを予約できるため、決算発表や経済指標などイベントの発表にあわせて取引する場合などに便利だ。
アイスバーグ注文は1つの注文を少しずつ小分けにして発注する機能。氷山(アイスバーグ)のように、全体の注文を見せずに大口の注文を発注できる。スナイパー注文は、指定した価格の気配が表示されたときに瞬時に発注し、約定しなかった分は自動的に取り消し、再度気配が表示されるまで発注を待機する。自分の注文を他の投資家に見せずに取引することが可能なため、取引があまり活発でない銘柄を取引する場合に特に有効とされる。
さらに、銘柄や売買の種類に関係なく自由に組み合わせて、最大10個の注文を連続して登録できる「リンク注文」を実装。約定すると自動で次の注文が発注されるので、マーケットを見ていなくても取引機会を逃さない。「IFD(イフダン)注文」は、新規注文と利益確定もしくは損切りの決済注文を出せる。「IFO(イフダンオーシーオー)注文」は、新規注文と同時に損切りと利益確定の2つの注文を出せる。新規注文が成立した後、利益確定と損切、両方の注文を自動で発注できる。
なお、iSPEEDは国内株式と米国株式両方の取引を1つのアプリ・画面内で行えるが、アルゴ注文機能は、国内株式取引時のみに利用可能。
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