株式投資型クラウドファンディング(CF)「FUNDINNO(ファンディーノ)」を運営する株式会社日本クラウドキャピタルは5月12日、エレクトロニクス総合商社の加賀電子株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施したと発表した。出資金額は非公表。
加賀電子は「すべてはお客様のために」の経営理念のもと、電子デバイスの企画・設計、部品調達、生産、販売など多様な局面で顧客にとって最適な解決策を提供している。2018年3月期から、創立50周年を記念して設立した「50億円ファンド」を通じ、ユニークな技術・ 製品やビジネスモデルを構想・展開するベンチャー企業への少額出資を通じて新たなイノベーション創出を支援し、同社グループの持続的成長を支える新規事業創出につなげる仕込みを行っている。
日本クラウドキャピタルについて「日本で初めてネットにおけるベンチャー企業の株式売買を可能にした株式投資型CF事業者。個人投資家からベンチャー企業への直接投資を可能にしたサービス『ファンディーノ』は、既に6万人を超える投資家ユーザーを獲得し、累積取り扱い件数155社、成約額約51億円、国内シェア90%(2021年4月時点)の実績があり、ベンチャー企業への投資機会を拡大させている。ベンチャー企業の挑戦機会を拡大させることで日本経済の活性化につながる、すばらしいサービス」などと評価。また、同社が提供するクラウド型経営管理ツール「FUNDOOR(ファンドア)」を「これまで課題だった投資家とベンチャー企業との円滑なコミュニケーションの機会を増やし、かつベンチャー企業の株主管理、株主総会、財務管理にかかる業務の負担軽減を実現する」と注目している。
日本クラウドキャピタルは、「ベンチャー企業の成長を支援し、日本経済を発展させる。」というミッションを掲げ、単なるCFに留まらないサービスを展開中。加賀電子について「創業50年を経過した今でも、新しいビジネスの開発へのベンチャー精神をもった企業。業界を中心とした課題解決力をもって共にベンチャー企業への支援にあたっていく」と意欲を示す。
ファンディーノは、日本初の株式投資型CFクラウドファンディングサービスのプラットフォーム。1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資することができる。ベンチャー企業は各地から集まり、その中から厳しい審査を通過した企業のみが投資家の募集を行うことができる。ファンディーノでは普通株式や新株予約権への投資となり、投資家は投資先企業からのIR情報を定期的に確認できる。投資に対してエンジェル税制を活用できる場合や、株主優待を設定している企業もあり、新しい投資体験が可能です。なお、ファンディーノで投資を行う場合は、投資家にも投資適格性などの審査が必要だ。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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