株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「<登録アーティストは450組超え>ギフティングから物販まで、アーティスト活動に必要なものを全て揃えた次世代の音楽プラットフォーム『HANDRED MUSIC』」が公開された。音楽市場はCD販売の低迷に加えコロナ禍のイベント中止で収益が低下しているが、株式発行者の株式会社HANDREDは、運営するプラットフォーム「HANDRED MUSIC」で新たな収益源の獲得を目指す。目標募集額500万円、上限応募額1220万円、投資金額と株数は10万円 (5株)、30万円 (15株)、50万円 (25株)。成約するとエンジェル税制の優遇措置Aの適用が確認されており、投資額から2000円を引いた金額をその年の総所得金額から控除できる。
HANDRED社は、アーティストやアイドルとそのファンを繋ぐ音楽特化モール型ECプラットフォーム「HANDRED MUSIC」を運営しており、アーティストやアイドルに対して様々な収益機会の提供と、ファンがより密接に、直接応援できる仕組みを構築している。アーティストやアイドルは、ファン向けのtoC事業として、ファンからのエール(ギフティング)、グッズやコンテンツの販売で収益を得ることができる。同社は流通額に対して手数料を得ることでマネタイズを行う。コアなファンが3500円の商品に対してエールを上乗せ、商品を10万円で購入する例もあるという。
![アーティストやアイドルとそのファンを繋ぐ音楽特化モール型ECプラットフォーム「HANDRED MUSIC」](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2021/09/fundinno-277-01.jpg)
一方、toB事業として、映像や楽曲の制作、グッズ製造、様々なプロモーションなどをアーティストやアイドルに対して行う。主にはアーティストがプラットフォーム内で得た収益をもとに同社が制作などの依頼を受けるほか、企業からの依頼なども受けており、受託費用でマネタイズしている。2020年10月にスタート、約1年間で登録したアーティスト、アイドルは450組を超えた。
![音楽業界の問題とHANDRED MUSICによる解決](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2021/09/fundinno-277-02.jpg)
音楽配信市場は大きく成長しており、2020年度の市場規模は782億円(日本レコード協会調べ)。同社は原盤権への投資や応援需要も伸びていくと予測し、新規事業に「原盤権の民衆化構想」を掲げる。原盤権の売買に対して手数料を取ることで収益化を図るものだ。今後は大手音楽出版会社との協業でレーベル事業に参入、ヒットアーティストの輩出、ゲーム要素を含んだ課金機能の追加、自社オウンドメディア保有などで新たな収益機会と認知拡大を目指す。
![ゲーム要素を含んだ課金機能の追加、自社オウンドメディア保有など新たな収益機会](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2021/09/fundinno-277-03.jpg)
2025年にバイアウトを予定、売上高は約8.3億円を想定。同年までに登録アーティスト数2万組を計画している。「様々な収益機会を提供することで、アーティストの活動をよりサスティナブルなものにしたい」と語る。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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