1円から貸付投資できる「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は8月17日、株式会社極楽湯ホールディングスの子会社、合同会社極楽湯レンダーと業務提携契約を8月12日付で締結したことを明らかにした。今後はファンズ上で温浴事業を含む娯楽施設関連のファンド提供を見据え準備を進めていく。
極楽湯HDはグループ会社を通じて「極楽湯」や「RAKU SPA」の直営事業・フランチャイズビジネスを展開する東証JASDAQ上場企業。極楽湯などの温浴施設ブランドを国内に45店舗展開しており、店舗数は国内一位。2020年5月に「お⾵呂のないRAKU SPA」をコンセプトに、コワーキングスペースやコミックスペース等の娯楽施設に特化した新業態「RAKU CAFE」を展開するなど、新業態で顧客を開拓する。
厚生労働省の調査によると、過去3年以内に銭湯・公衆浴場を利用しなかった人のうち約3割は「利用するきっかけがない」ことを理由に挙げている。極楽湯HDはこの“きっかけ”を創出するため、これまでにさまざまな商品・キャラクターとのコラボキャンペーンを展開してきた。今回の提携では、優待券付ファンドを提供することで、各種コラボ施策と同様に、極楽湯、RAKU SPA、RAKU CAFEなどの温浴施設及び娯楽施設を利用するきっかけとファン作りを図る。募集日時や金額をはじめとするファンドの詳細な情報は順次公開予定。
ファンズは、個人が1円から上場企業グループへの貸付投資ができるオンラインプラットフォーム。これまで上場企業を中心とした13社が組成する約30のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件(20年8月14日現在)。低金利が続く状況下を考慮し、ラインナップされているファンドは1~3%台が中心。また、ファンド募集時に予定利回り・運用期間が決められた金融商品のため、直接相場の影響を受けず、安定的に資産形成をしていきたい層に寄り添った、ミドルリスク・ミドルリターンの商品設計を特徴とする。ファンズに参加して資金調達を行う企業は原則として上場企業に限定。上場企業であっても同社の定めた財務状況や事業計画等についての審査を通過しない限り、資金調達を行うことはできない。
昨年から「Funds優待」を投資家に付与し、割引サービスや投資家限定の試食イベントに招待するなどの試みを行ってきた。こうした投資家との関係構築の取り組みを「FinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)」と呼び、今後は「個人投資家と企業が相互理解を深めていく新しい繋がりの場を世の中に創り出し、新しい価値を生み出していく」方針を打ち出している。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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