セカンダリー市場への投資、「リターン」より「情報収集」が主目的。未上場株に関する投資家意識調査

東証の市場区分再編から1ヶ月が経過した。株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」などを運営する株式会社ファンディーノが5月12日発表した「投資家の未上場株式への投資に対する意識調査」では、およそ6割の投資家が市場再編で、今後投資へ意識が高まると考えていた。8割超が未上場企業への株式投資を認知しており、7割が「ハイリスク・ハイリターン」な印象を抱いていることも明らかになった。

一方で、未上場企業への株式投資における流動性の課題が解決されれば、8割以上が投資したいと関心を示した。株式を購入する場合、企業を見るポイントは「今後の成長ストーリー」、次いで「事業領域」という順。

発行ずみの株式や債券を投資家間で売買するセカンダリー市場については、約半数が、海外でセカンダリー市場への投資が進んでいることを知っており、半数以上がセカンダリー市場への投資に意欲を示した。投資したい理由として、「将来性のあるビジネスを早めに知りたい」が7割でトップ、次いで「大きなリターンを期待できる」という回答が上位に挙がった。

調査はIPO投資の経験がある投資家109名を対象に今年4月20日〜21日、インターネットで実施。東証再編で今後投資へ意識が高まると思うかという質問には「非常にそう思う」31.2%、「ややそう思う」26.6%で、期待感がうかがえる。

未上場企業への株式投資の認知度は、知っている人が81.7%。続いて未上場企業への株式投資への印象(複数回答)」は、(n=89)と質問したところ、「ハイリスク・ハイリターン」が70.8%、「未上場株に関する情報が少なく難しい」が56.2%、「流動性がない」が48.3%。好印象とはいえないが、「流動性の課題が解決されるなら投資をしてみたいと思うか」という質問には、「非常にそう思う」が43.8%、「ややそう思う」が38.2%という回答だった。

未上場企業の株式を購入する場合、企業を見るポイント(複数回答)」を訊くと、「今後の成長ストーリー」57.8%、「事業領域」46.8%、「ビジネスの実現方法」45%。「直近の収益」(42.2%)、「経営者の思い」(39.4%)も見られている。ほかに「同業他社、先行他社との差別化や優位点」「取引先」などもあった。

セカンダリー市場については、約半数が、海外で投資が進んでいることを認知しており、国内でも関心が高まっていることがわかった。「日本においてセカンダリー市場に対する投資を今後増やしていきたいと思うか」という質問には「非常にそう思う」が23.8%、「ややそう思う」が32.1%。投資したい理由、「将来性のあるビジネスを早めに知りたいから」が70.5%で最多、「大きなリターンを期待できる」が67.2%、「投資先企業の成長を楽しめるから」が52.5%となった。自由回答では「流動性が増し、リスクが減ってきているから」「分散投資の一つになる」など28の回答を得た。

調査について、同社は「ハイリスク・ハイリターンなイメージが強く、流動性を解決するセカンダリーマーケットの認知がないことから、関心は高いものの手を出しづらい実態が明らかになった。一方で、ベンチャー企業への投資は将来性のあるビジネスを早めに知ることができ、リターンの大きさも魅力で、投資する意欲は高い」として、日本でも投資未上場企業への投資のシステムが求められているとまとめている。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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